独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

第37問:過電流遮断装置‐平成28年後期筆記‐第2種電気工事士の過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

難易度は「ふつう」。文系ド素人が取りたい問題。本問は配線図の読み取りと、過電流遮断装置の当否を問う知識問題である。要は決まり事を憶えるだけなので、文系ド素人でも十分に点にできる。繰り返して解いておく。平成28年の後期の筆記試験の第37問の過去問解説。文系ド素人や独学者向け。

第37問は、「配線図」が読み取りと、過電流遮断装置の当否について聞いています。

本問は、ぶっちゃけ、「知識問題」です。

最初は「???」ですが、繰り返して解けば、良質の得点源となるので、何回も解きましょう。

解説

本問は、先の画像のように、ここに設置する過電流遮断装置を聞いています。

この問題を解くには、「配線図」の読み取りが必要です。

注目しないといけないのは…、

…のところです。

この2点に着目すれば…、

「単相3線式100/200V」の「200V」回路であることがわかります。

ちなみに、「1φ3W」は、「1φ」が「1相、つまり単相」を表し、「3W」は「3線」を表しています。んなもんで、「単相3線式」という寸法です。

なお、「φ」は、「ファイ」と呼びます。

さて、当該200V回路には、『2極1素子(2P1E)の配線用遮断器を施設してはならない』と、規則で決まっているので、答えは「二」と相なります。

説明

本問は、文系ド素人には厳しいので、とにかく「憶えてしまう」事が大事です。

先のように「200V回路には、2極1素子(2P1E)の配線用遮断器はダメ。2極2素子を使う(2P2E)」と憶えるのみです。

試験で問われるのは、おおむねここくらいですから、ここだけ憶えておきます。

まあ、電気系の上級試験を受験する予定のある人は、テキストの該当部分を熟読しておきましょう。

なお、「2P1E」の「P」は、「pole:ポール(極)」の「P」で…、

「E」は、「element:エレメント(素子)」の「E」となっています。

補足

本問は、「写真鑑別」の形式で出題されることもあります。

この場合、写真には、おおむね「配線用遮断器」と「漏電遮断器」とが登場します。

「漏電遮断器」には「テスト用ボタン」があるので、即消去できます。

問題なのは、「配線用遮断器」ですが、目をさらにして写真を熟視し、先の文言「2P2E」を探して、解答することになります。

本問は、写真鑑別を絡めたバリエーションがあるので、姿形ともども、しっかり憶えておきましょう。

まとめ

本問は、一見すると難しそうですが、蓋を開ければ「知っていたら点の取れる問題」でしかありません。

過去問をきちんと消化していれば点になるので、文系ド素人は絶対に点としたいところです。

テキストの記述がよく分からなくても、「試験に出るポイント」だけは消化しておきましょう。

なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。

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