毒物劇物取扱者(一般)関西広域連合 令和5年度(2023年度)試験 過去問+解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 毒物劇物取扱者(一般)の関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)令和5年度(2023年度)試験の過去問+解説。公式の過去問には解説がないので選択肢ごとに解説を付与します。本ページはガイダンスとインデックスのページです。

関西広域連合(一般)令和5年度(2023年度)

  1. ガイダンス
  2. 一般:過去問
  3. 過去問ひとくち解説
  4. 合格率
  5. 【重要】合格基準と足切り点
  6. 難問リスト

ガイダンス

 関西広域連合の令和5年度試験ですが、昨年度比べたら、だいぶ、難しさが緩和しています。

 文系の奇問、「基礎化学」は、だいぶ、解ける問題が増えました。

 とくに、知識問題が増えたので、だいぶ、助かったかと思います。

 文系の場合、知識問題を取らないと受からないので、ガチで、押えておきましょう。

 半面、計算問題は、文系だと厳しかったと思います。

 無理そうなら、「捨て問」一択です。

 次に、「性質、貯蔵、識別及びその他取扱方法」ですが、到底、解けない難問が出ています。

 しかし、過去問で問われたことのある物質もあり、きちんと過去問を解いて、その物質を追及していたら、取れた問題がそこそこあります

 過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、ガチで追っておきましょう。

 最後に、文系お得意の「法規」ですが、これが、意外に、小難しくなっています

 かつては、楽勝な問題ばかりでしたが、今回は、アレレとなる問題がいくつかありました。

 繰り返しますが、過去問に出たことは、甘く見てはいけないです。

 過去問に出たところは、テキストを徹底精読しておきましょう。

 んでは、令和5年度の関西広域連合の過去問です。

一般:過去問

 「一般」の「過去問」は、以下の通りです。

 過去問の解説ですが、試験年度の改定には、即しています。

 しかし、最新の改定には対応していません。

 (アレ?!)となったら、改定されたものかもしれないので、テキストや手引きの最新記述に、従ってください。

一般:法規

 1問:法第1条・2条

 2問:特定毒物

 3問:法第3条第3項

 4問:特定毒物研究者

 5問:興奮、幻覚又は麻酔の作用を有する毒物又は劇物

 6問:営業登録

 7問:販売業の店舗の設備基準

 8問:毒物劇物取扱責任者

 9問:登録の変更

 10問:販売業の変更届

 11問:毒物又は劇物の表示

 12問:研究所における劇物の取扱い

 13問:あせにくい黒色

 14問:毒物劇物営業者以外の者への販売

 15問:毒物又は劇物の廃棄の方法

 16問:運搬方法

 17問:譲受人に提供すべき情報

 18問:事故の際の措置規定

 19問:毒物劇物製造業者の登録失効

 20問:業務上取扱者の届出

一般:基礎化学

 21問:純物質

 22問:酸と塩基

 23問:ドライアイス

 24問:塩化ナトリウム水溶液

 25問:モル計算

 26問:物質の三態

 27問:コロイド

 28問:イオン結晶

 29問:電池

 30問:化学反応

 31問:酸素とその化合物

 32問:酸性

 33問:カルボン酸

 34問:タンパク質の呈色反応

 35問:法則当て

一般:性質・貯蔵・取扱

 36問:劇物当て

 37問:毒物当て

 38問:毒物及び劇物の廃棄の方法1

 39問:毒物及び劇物の廃棄の方法2

 40問:臭素の運搬事故時における応急措置

 41問:物質とその用途

 42問:硫酸第二銅

 43問:物質とその毒性

 44問:中毒への対処

 45問:貯蔵方法等

 46問:引火性を示す物質

 47問:還元性を示す物質

 48問:トルエン

 49問:揮発性を示す物質

 50問:アニリンの識別方法

過去問ひとくち解説

 「法規」は、「第1問~第20問」の計「20問」です。

 「法規」は、キチンと勉強すれば、余裕で合格点が取れます。

 「基礎化学」は、「第21問~第35問」の計「15問」です。

 「基礎化学」は、文系には厳しい問題が多く、取れる基礎・基本的なものを絶対に落とさないようにする必要があります。

 「性質・貯蔵・取扱」は、「第36問~50問」の計「15問」です。

 当該科目は、難問も多いですが、それでも、取れる問題もそこそこあります。

 キチンと勉強していれば、文系でも、ギリギリで合格点を確保できます。

 とにかく、文系にとっては、「法規」で、どれだけ点数を確保できるかで合否が決まるので、「法規」は、“満点”を目指してください。

 「基礎化学」「貯蔵等」は、ホント、足切り点+αの得点を目指してください。

 両科目は、勉強していても、文系にとっては、“眩暈”がするほど難しいです。

合格率

 令和5年度(2023年度)の関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)の毒物劇物取扱者試験は、全体の受験者数は「2,090人」で、合格者数が「1,082人」で、合格率は「51.8%」と、相なりました。

 ちなみに、前年度は、「1,739人」の「295人」の「17.0%」でした。

 数字的には、昨年度の『プラス34.8ポイント』と、だいぶ改善しました。

令和5年度詳細

 最も受験生の多い「一般」は、受験者数は「1,920人」で、合格者数が「1,033人」で、合格率は「53.8%」と、相なりました。

 んで、「農業用品目」は、受験者数は「155人」で、合格者数が「44人」で、合格率は「28.4」です。

 最後に、「特定品目」は、受験者数は「15人」で、合格者数が「5人」で、合格率は「33.3%」です。

 こういうとアレですが、「農業用品目」や「特定品目」を受験するより、対策の取りやすい「一般」の受験が妥当かな、と思います。

【重要】合格基準

 関西広域連合の毒物劇物取扱者試験の合格基準は、以下の通りです。

 『総出題数に対する正答率が60%以上、かつ、試験科目ごとの正答率がおのおの30%以上の正答率のときに合格とする。

 つまり、合格基準は「2つ」あって…、

 1:50問中30問以上の正解。

 2:「法規」は「6問以上の正解」。「基礎化学」と「性質・貯蔵・取扱」は「5問以上の正解(※)」。

 …の、「2つ」の条件を満たす必要がある、ってな次第です。

 過去問演習では、上記正解数を意識して、解答してください。

【絶対注意】科目別に注意!

 注意して欲しいのは、「2」の「試験科目ごとに設定された足切り点」の存在です。

 足切り点は、『科目別』に設けられており、1科目でも「3割」を取れてないと、落ちます。つまり…、

 「20問」出題の「法規」なら、「6問」を…、

 「15問」出題の「基礎化学」なら、「5問(※)」を…、

 同じく「15問」出題の「性質・貯蔵・取扱」なら、「5問(※)」を…、

 …取らないといけない勘定です。

 こんな次第で、毒物劇物試験では、「捨て科目」ができず、どの科目も、満遍なく勉強しておく必要があります。

 とりわけ、「文系」の人は、「毒物劇物取扱者の独学」でも述べていますが、苦手だろう「基礎化学」で、「5問取ること」を、“至上命題”としてください。

 「理系」の人は、ふつうに勉強していれば、「足切り点」を気にする必要は皆無です。

 (※)15問出題の3割正解は、「15*0.3」の「4.5問」ですが、これを満たそうとすれば、「5問」を正解しないといけなくなります。

難問リスト

 「難問」や「やや難」の問題をリストにしました。

 傾向把握や、チェックにどうぞ。

 なお、「基礎化学」の難易度は、「文系基準」なので、理系の人は、無視してください。

やや難

 3問:法第3条第3項

 19問:毒物劇物製造業者の登録失効

 23問:ドライアイス

 28問:イオン結晶

 31問:酸素とその化合物

 41問:物質とその用途

 49問:揮発性を示す物質

 24問:塩化ナトリウム水溶液

 25問:モル計算

 32問:酸性

 33問:カルボン酸

 34問:タンパク質の呈色反応

 38問:毒物及び劇物の廃棄の方法1

 40問:臭素の運搬事故時における応急措置

 43問:物質とその毒性

独学向け教材

 教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。

 読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、

 んで、過去問兼問題集には…、

 北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、

 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、

 関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、

 九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、

 …使用します。

 理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。

こまごましたもの

 毒物劇物取扱者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「毒物劇物取扱者の投稿記事 」で、ヒマな時間を潰してください。

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