本問は、「基礎化学」の「タンパク質の呈色反応」についての問題です。完全な「理系」の問題で、文系の人は、完全“お手上げ”となる問題です。本試験では、「捨て問」となります。復習だけはしておきましょう。
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本問の難易度は、「難」です。
選択肢aの「タンパク質水溶液に濃硝酸を加えて加熱すると黄色になり、さらにアンモニア水等を加えて塩基性にすると、橙黄色になる。この反応をビウレット反応という。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「ビウレット反応」のところです。
正しくは、「キサントプロテイン反応」です。
「ビウレット反応」ですが、「タンパク質水溶液に水酸化ナトリウム水溶液と硫酸銅(Ⅱ)水溶液を加えると、紫色になる反応」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、押えておきましょう。
選択肢bの「タンパク質水溶液に水酸化ナトリウム水溶液を加えて塩基性にした後、少 量の硫酸銅(Ⅱ)水溶液を加えると赤紫色になる。この反応をキサントプロテイン反応という。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「キサントプロテイン反応」のところです。
選択肢aで見たように、設問の反応は、「ビウレット反応」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、押えておきましょう。
選択肢cの「タンパク質水溶液にニンヒドリン水溶液を加えて温めると、赤紫~青紫色 になる。」ですが、正しい記述です。
「ニンヒドリン反応」の正しい記述です。
“こういうもの”として押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「正しいものの組み合わせ」は、
正解:1
教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。
読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、
んで、過去問兼問題集には…、
北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、
関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、
九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、
…使用します。
理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。
毒物劇物取扱者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「毒物劇物取扱者の投稿記事 」で、ヒマな時間を潰してください。
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