毒物劇物取扱者 関西広域連合 令和5年度(2023年度)過去問+解説 第32問‐酸性

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基礎化学」の「酸性」についての問題です。文系の人には、厳しい問題です。「捨て問」候補です。解けなかったら無理しなくていです。失点は、他の問題でカバーしましょう。

第32問‐酸性

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「難」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢1

 選択肢1の「NHCl(塩化アンモニウム)」ですが、強酸と弱塩基の塩です。

 塩化アンモニウムを水に溶かすと、水溶液は酸性になります。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢2

 選択肢2の「CHCOONa(酢酸ナトリウム)」ですが、弱酸と強塩基の塩です。

 酢酸ナトリウムを水に溶かすと、水溶液は塩基性になります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢3

 選択肢3の「NaHCO3(炭酸水素ナトリウム)」ですが、弱酸と強塩基の塩です。水に溶かすと、水溶液は塩基性になります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢4

 選択肢4の「KSO(硫酸カリウム)」ですが、強酸と強塩基の塩なので水溶液は中性です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢5

 選択肢5の「NaCO(炭酸ナトリウム)」ですが、弱酸と強塩基から生じた塩です。

 炭酸ナトリウムを水に溶かすと、水溶液は塩基性になります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「1」は「正」です。

 「2」は「誤」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「誤」です。

 「5」は「誤」です。

 よって…、

 正解:1

 >>> 次の問題へ。

独学向け教材

 教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。

 読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、

 んで、過去問兼問題集には…、

 北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、

 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、

 関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、

 九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、

 …使用します。

 理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。

こまごましたもの

 毒物劇物取扱者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「毒物劇物取扱者の投稿記事 」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする