本問は、「一般」試験の「性質・貯蔵・取扱方法」の「アニリンの識別方法」についての問題です。テキストの載っている物質が多いので、ちゃんと勉強した人なら、解けるはずです。文系の人は、こういう問題を落とさないようにしましょう。取れます!
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「水溶液にアンモニア水を加えると、紫色の蛍石彩を放つ。」ですが、誤った記述です。
アニリンに、そういう性質はありません。
選択肢の性質は、「ベタナフトール」かと思われます。チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢2の「水溶液に硝酸銀溶液を加えると、白色沈殿を生じる。」ですが、誤った記述です。
アニリンに、そういう性質はありません。
選択肢の性質は、「塩酸」かと思われます。押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢3の「水溶液に硝酸バリウムを加えると、白色沈殿を生じる。」ですが、誤った記述です。
アニリンに、そういう性質はありません。
選択肢の性質は、「硫酸銅・硫酸第二銅」かと思われます。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢4の「水溶液にさらし粉を加えると、紫色を呈する」ですが、正しい記述です。
アニリンの性質です。
テキストに載っているはずです。復習しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢5の「希釈水溶液に塩化バリウムを加えると、白色の沈殿を生じるが、この沈殿 は塩酸や硝酸に溶けない。」ですが、誤った記述です。
アニリンに、そういう性質はありません。
選択肢の性質は、「硫酸」かと思われます。押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「1」は「誤」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「正」です。
「5」は「誤」です。
よって…、
正解:4
当該年度の過去問は、以上です。お疲れ様でした!
教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。
読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、
んで、過去問兼問題集には…、
北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、
関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、
九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、
…使用します。
理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。
毒物劇物取扱者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「毒物劇物取扱者の投稿記事 」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする