独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

「理」を整える

お勉強のするための「理」はございます。
それは、お部屋や空間をお勉強をしやすいように整えることでございます。
理があるというのは、「あるべきものがあるべきかしょに」という至極シンプルなことでございます。
なにをどうせよというものではございません。
究極的にいえば、お勉強の環境とは、その人の感覚に依存するからでございます。
いくら空間コンサルタントやコーディネータが「こういう部屋がよろしいです」といっても、実際の作業者の感触ではないのでございます。
見た目は汚いけど、ココに置くのが一番、という「しっくり感」があなた様の理なのでございます。
わたくしの「理」は、よく使うモノは身近に、あまり使わないモノは遠くに、使うもののストックは多くということくらいでございます。
とはいえ、あまり使わないモノでも、作業場のスグそばに保管されております。
要するに、わたくしの感覚では「それはそこにあるのがよろしい」のでございます。
基本的に、「理」を見つけられない方は、鈍感なのでございます。
よくこんなお部屋で作業ができるね、という方々と同様に、
よくこんなお台所で作業ができるね、というご夫人方は多くいるものでございます。
このような人達は、自分の「イラ」への耐性があるのでございます。
自分の気付かない「イラ」こそ、「理」の根拠になるのでございます。

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整『理』整『頓』

整理整頓とは、「理」を整えるものでございます。
お片づけができないという人は、その御仁の「理」が見えておられないのでございます。
自分の理とはじぶんの調子のことでございます。
ピンポンパン
ちゅう ちゅう たこ かい な
と、お体という物体は、何事もテンポよく済ませたく思っているものでございます。
重要なこと。
お体は、自分の欲するところが、いまだに現実化されていなくても、「ピンポンパン」でやって行きたいという衝動は、そのまま身中に残るのでございます。
この衝動は発散しないと、ワインの澱のように蓄積されて、いつか違う形で爆発するのでございます。
調子のよい人というのは、自分はこうしたいんだ、という理を知っていることでございます。
お片づけは、いたずらに、物を捨て片付ける前に、自分の理を見つめ直す機会にした方がよろしいことと存じます。
じぶんの理にそぐわないモノ・コト・サギョウは、結局、数年後に捨てられるか見放されるか、忘れ去れるのがオチなのでございます。
いらないものかどうかより、自分の理を考えるのが、整理整頓なのでございます。

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生活民具

究極的に申しますと、お部屋は無味乾燥なものであればあるほど、お勉強の効率は上るのでございます。
自習室の味気のなさを思いおこせば、ご理解頂けるかと存じます。
お部屋は、お勉強の場だけではなく、生活の場でもございます。
ですから、完全な無味乾燥さを追求するのは、難しいのでございます。
この点が、お勉強を難しくしている遠因でございます。
人はそれぞれ違う感性を持っているのでございます。
部屋の中にマンガが転がっていても、それが自分の部屋としてのアイデンティティであり、気分がすっきりするならばそれでよいのです。
問題は、それらをお勉強とどう区切るか、なのでございます。
お勉強に邪魔なモノは、どこまでいっても邪魔なのでございます。
邪魔でないようにすることはできないので、邪魔を感じない工夫が必要なのでございます。
わたくしたちが直面する問題のほとんどは、その問題への工夫が見えぬから「問題」として把握しているものでございます。
お勉強スペースから、首を少し傾ければマンガが見えてしまう。
というのでしたら、衝立でも置けばそれで感覚は遮断するものでございます。

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