独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

ひとつのことをやってみる

どんな資格試験もそれなりの、クセや傾向がございます。
お勉強の初期は、そのクセを見抜く課程でございます。
お勉強をしていくと、なんともわからないものに遭遇するものでございます。
それを恐れてはならないのでございます。
というのも、それが試験のクセを見極めるキーであることが多いからでございます。
「なんともわからないもの」に遭遇すれば、試験の計画や日程を度外視して、ジックリ取り組まねばなりません。
何度でもやってみる。
間違えようが、忘れようが、できた!と思ってもできていなかったよの壁を乗り越えて、何度でもやらねばなりません。
焦るのはわかります。
しかし、その「なんともわからないもの」をひとたび突破できれば、峠を越えたものでございまして、あとは下り坂。
お勉強の坂も越えて一息つけるものなのでございます。
ひとたび、キーを入手すると、遅れた分はスグに取り戻せます。
最終的に本試験には間に合いますので、他を犠牲にして、何度でも繰り返しても割が合うのでございます。
試験突破のキーとなるものを、「まーこんなもんでえーーか」とほったらかしにしておいたり、手を抜いておくと、あとあとになって「??」となって、取り戻すために時間を費やすものなのでございます。
以下は、2ちゃんのプロレス板より拾った職人論でございます。
上達の過程を、非常に明確に簡潔に述べた名文でございます。
非常に味わい深い文章ですので、一読をオススメするものでございます。
10年前(96年12月)の冬木語録−−−−−−−−−
ひとつのことがちゃんとわかると、あとのことは全部分かってくる。
プロレスもそう。
どんな技でもいいからひとつ完璧に覚えると、どんな技でも出来るようになっちゃう。
そういうものなんだよ。ひとつ考え方かえればいいの。
それができるまでに時間がかかるけど。
たまにそれを頭でわかんないのに、体でわかってしまう奴がでてくる。天才というんだよね。
ジャンボ鶴田だよ。三沢とか武藤とかああいうタイプ。 あいつら絶対、頭じゃわかんないんだよ。でも体が分かっちゃってる。
最終的には分かるんだよ。
1回でできるか、10回かかるか、100回かかるかってだけのこと。
俺は100回の方。
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冬木弘道というプロレスラーは、名職人でございました。彼の言を再び触れるにあたって、その思いを深めたわたくしでございます。

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微妙ならやってみる

「意味を求めてはいけません。」
こんな風にいわれると、なんだかカルトな宗教集団のようでございます。
しかし、愚者は雷同し、賢者はコレを選ぶという警句もございますので、もうちっとこのコトバから栄養を吸収しようというのが、今日のススメでございます。
簡単に結論から申しますと、「最初から意味を求めるな」ということでございます。
「意味」を求めるのはよいのでございます。
「やる意味」がないものほど、人を損なうものはございません。
「やる意味」があるからこそ、やる気の源泉たり得るのでございます。
しかし、問題は、やる前から意味を見出そうとすることでございます。
完全にわかってから、やろうとする人が多いのでございます。
大切なのは、わかる・わからんの比率が、2:8くらいになったらやってみるということでございます。
全体の2割がわかれば、とっととやったほうが、結局は早いのでございます。
何もしないのに、8割9割の理解までいこうとするから、全く物事が先に進まないのでございます。
一番大切なのは、やっていくうちにわかりだすことなのでございます。
やっていくうちに、コレまで受けた助言やアドバイスが、鮮やかに把握できてシックリしたり、腑に落ちるものなのでございます。
やってみることで、助言やアドバイスの受け皿が生まれるのでございます。
始める前から意味を求めては、どんなにすばらしい指導者から、全ての作業の意味や連関を授けられても使い果たすことはできないでしょう。
受けるところがないからでございます。
お手持ちの国語辞典や辞書を見れば、いたるところに「意味」がおちているものでございます。
意味は腐るほど、落ちているわけでございます。
辞典を全部読み、そらんじれば、意味を見出したことになるでしょうか?
要は、自分にとって知りたいことが、一番重要な意味たり得るのです。
曖昧で意味がボンヤリしていても、やっていくうちに自分の知りたいことがわかってくるのでございます。
知りたいこともハッキリしていないのに、最初から多くの意味を求めるのは、ムダで時間と労力とかカロリーのムダでございます。
「最初から意味ばかりを求めず、やってみなさいよ」という教訓が、スペースシャトルの飛ぶ時代になっても残っているのは、それなりの合目的性があるからでございます。
経験則的に、多くの人によって淘汰され峻別された警句、それが「やってみなければ、わからない」なのでございます。

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激薬:カクシン

先日のススメは、わたくしの好きなコトバ「カイゼン」をテーマにしたものでした。
本日のススメは、わたくしがカイゼンに劣らぬほど、好きなコトバを紹介したく存じます。
そのコトバは、「カクシン」でございます。
カクシン。漢字でいえば「革新」でございます。
英語でいえば、「イノベーション」でございます。
カクシンという言葉は、憶えておくと生活のいろいろな面で資する概念でございます。
大きな壁を感じたとき、必要なモノは「カイゼン」ではなく、「カクシン」なのでございます。
先だって申し上げた「カイゼン」は、日々行うものでございます。
日常薬、サプリメントレベルのお薬、と申せましょう。
コレに対してカクシンは、劇薬でございまして、時々服用するがようござろうと、赤ひげ先生もおっしゃるようなきつい薬でございます。
カクシン、英語でいうイノベーションは、現状の作業から遠く離れた地点から考え始めるものだからでございます。
カクシンには、現状の作業をいったん否定しなければならない、思考が要求されるのでございます。
カクシンの発想とは、こうでございます。
いま、作るのに6ヶ月かかるものを、1ヶ月に短縮する。
いま、1日20P読むのを、200Pにする。
いま、通勤が1時間30分かかるが、これを20分以内にする。
などなどでございます。
カイゼンの発想は、ちょっとだけ良くするもので、現状はあくまで肯定された上で培われるものございます。
対して、カクシンは、実際の作業を否定しない限り、行うことができないものを設定するものでございます。
カクシンは、現状では一見して不可能な課題を設定するものでございます。
鉄から金を生む錬金術が、化学の成長をもたらしたように、「バカチン」な課題やテーマを設定することは、実力を倍加できる機縁を与えるものでございます。
カイゼンは、小手先の修正が効かないどん詰まりになると、ますます泥沼にはまり込むものでございます。
仕事多忙に、家庭はギスギス、嫁は不機嫌、車検は近い、保険も更新跳ね上がり、健康診断・要再検査、タバコも酒も値を上げて、音を上げるは人間関係、上司が変わって、転勤か?、部下は変わらず馬鹿ばかり、といった八方塞がりな状況に、人は陥るものでございます。
このようななかで、上手に生きるにはどうしたらいいか?
まったく現状とはかけ離れている箇所に、点を書き、視点を置いてみるがようございます。
できるだけむちゃくちゃな要求を考え出すが吉でございます。
それがカクシンを生む考え方なのでございます。
なんて忘れやすいんだろう、いまの10倍記憶を良くしたい!というのはカクシンのレベルのお話でございます。
10倍。。。では、自分は何を憶えるべきなのか?どのように憶えればいいのか?という考えに繋がるのでございます。
さすれば、こうしよう、あーしょう、ココを削ろう、これはやらん、などなどのコレまでに見えなかった凹凸が見え始めてくるのでございます。

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