独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

いくつかの冷静ぶり

冷静沈着。あわてんぼうのサンタクロースに劣らないわたくしとしましては、憧れでございます。
「冷静さの度合い」は4タイプ。
あわてんぼうのわたくしが、実感として持っているものでございます。
一番ダメなのが、「あたふたしてグダグダ」でございます。
凶悪といっても過言ではございません。
キッパリお勉強は切り上げて、ハナクソかへそのゴマを取るほうがましなのでございます。
次にダメなのが、「冷静ながらグダグダ」でございます。
冷静で落ち着いてはいるのですが、牛歩戦術といいますか、冷え切った夫婦仲のように感じてしまうのはわたくしだけでしょうか?
皆目わからない科目に遭遇したときは、ダラダラ・グダグダとするのもようございましょうが、生産的とはいえないものでございます。
3番目は、「あたふたしてテキパキ」とでもいいましょうか、焦りは禁物と申しますが、良い焦りの例でございます。
アレもコレも展開中で、張りのある緊張とやる気を感じられる状態といえます。
いい汗かいているナァと実感できる、なんとも若さを感じてしまう語感でございます。
さて、最後になりますが、最上の「冷静さ」とは、「冷静にテキパキ」とモノゴトをさばいている状態でございます。
やるべきこと、やるべき意味、その効果がしっかりココロに根付いており、お勉強では完成した状態といえます。
基本的に、本試験の1ヶ月前あたりから、このような状態になることを、日々のお勉強の目標の一つに置くことをオススメするものでございます。
クールに、目の前のテキストや問題集の復習をこなせれば、合格がぐっと近づくものでございます。
「テキパキ」−「グダグダ」
「冷静」−「あたふた」
それぞれの単語を組み合わせれば、自分の状態を把握でき、そのときそのときのお勉強の効果を見通すことができるのでございます。
見通すねらいは、下手な気負いをせずに済むことでございます。

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集中前段階

「さて、お勉強しようかしらん?」と思ってはいるものの、雑然とした机や、床に落ちている髪の毛や下半身の縮れ毛が気になったり、枝毛や伸びた爪が色鮮やかに目立ってくるものでございます。
哀しいことに人間は、いったん気になると、どうしてもそれらを追及してしまう生き物なのでございます。
お勉強へのパワフルな思いも、いつの間にかどこぞ遠くにお出かけになり、1時間そこらを雑事に費やしてしまうものなのでございます。
わたくしは、このような時間を大事にするものでございます。
これらの雑事タイムは、集中の前段階と申しましょうか、お勉強の準備運動であると考えるからでございます。
思いますに、日常的に気づかなかったことに意識や目が行くというのは、「集中できる状態」にカラダのモードが変わっているからだと考える次第でございます。
細かいことに気がいくのは、集中のギアが、通常にくらぶれば一段階、チェンジされた証拠なのでございます。
問題は、お勉強の「5速」までにギアがシフトしていないことでございます。
ギアは使わないと錆びるものでございますし、「お勉強の5速」なんてなかなか入れないものでございます。
ですから、「お勉強をしようかしらん」と思いながらも、「なぜかしらん?ほかの雑事に気にナッチャウ」のも、それはそれでよいのでございます。
要は、雑事が気になりだすのは、お勉強5速までのギアチェンジの途中であり、最後の5速まで入りきっていないとお考え下されば結構けっこうコケコッコーでございます。
あとは、シフトに要する時間を短くするだけでございます。
シフトチェンジは、意識的な訓練で短くすることできるのでございまして、合否の差が付く所は、「イヤンイヤン」と思うタイムをいかに短く切り上げているかでございます。
30分から15分、10分、5分とちょっとずつタイムを縮めるがよろしゅうございます。
ま、5分まで行けば上々でございます。

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お部屋もきれいに

お部屋が片付いているだけで、なにかとお勉強に資するものでございます。
まず、集中しやすくなります。瞬間的にスッと集中状態に入れるのでございます。
雑然としていては、お勉強に身は入りません。とはいえ、毎日お掃除やお片づけなどは、できない相談でございます。
まーこのように、「片付けなくっちゃ」と思っているうちに、使いもしない・間違って買ったテキストや問題集が、部屋のあちこちに転がりだすのでございます。
お掃除・お片づけのポイントは、「捨てる」にございます。
捨てるか捨てないかは、非常に心理的に微妙な問題をはらんでございます。
みんながニガテにしているものでございます。
捨てるにあたり、ほとんどの人が、「役立つかもしんないなぁ」と常に思っているものでございます。
わたくしは、捨てたくないなぁと逡巡するゴミのことを、「グレーゴミ」と呼んでおります。
まあ、7割はゴミになるのですが、どうもココロの踏ん切りがつかない、ゴミなのか有用物なのかがハッキリしない物体を、灰色のゴミとして取り扱っているのでございます。
今回のススメは、このグレーゴミの捨て方でございます。
グレーゴミの対処は、簡単でございます。
要するに、捨てるにあたって、時間のクッションを設けるだけでございます。
まずは、ダンボールを用意します。100円ショップで売っている大きなプラスチック製の駕篭でもようございます。
出し入れの自由度が高いと結構至極でございます。
できるだけ、手ごろな大きさの物を選んでくださいませ。
そして、次に用意いたしますのは、紙切れとマジックでございます。
メモ書き程度に、捨てる予定日を記入いたします。
「〇月〇日、捨てる」と書いておくのでございます。
3ヶ月・6ヶ月がシックリくる期限の切り方でございます。
そして、肝心要なのですが、「目に付くところ」に置いておくのでございます。
クス駕篭の隣が、結構至極でございます。
このように、メモ書きであらかじめ捨てる日が定められ、目立つ箇所に置かれたダンボール箱を、「期限付きゴミ箱」と申します。
そして、いらないが必要かもしれない「グレーゴミ」を、この「期限付きゴミ箱」に徹底して放り込んでゆきます。
逡巡したら、入れるのでございます。
どうしよう、と思ったら放り込みます。気持ちと一緒に。
どんどん捨てて行きます。
もちろん、必要になったら、期限付きゴミ箱から救出いたします。
そうこうしていくうちに、捨てる日がやってまいります。
大方、期限付きゴミ箱に入っているモノは、存在を忘れきったものでございます。
こうなればコッチのものでございまして、「本当に必要なもの」でしたら、この期限の間で使われてしかるべきものでございましょう。
そのために、目に付くところにおいておくのでございます。
特定の期限の間に、使われなかったのですから、今後も使われる可能性は少ない、それどころか、まずない、と考えてよろしいでしょう。
ほんとうに、改めて思い出すと、何でこんなものが大事だったのだろうと思うものばかりでございます。
あとは、ゴミの日にそっくりそのまま持っていくだけ、透明袋に流し込むだけでございます。

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