スポーツも勉強もできる人が、1クラスに1人は居たものでございます。
文武両道でありながら、趣味も話題も豊富な、スーパーマンが如き御人が居たものでございます。
今でもそういう人にあやかっているのですが、振り返ってみると、このような人種の人たちは、非常にバランス感覚が優れていたと思い出すのでございます。
クラス会議やなんらやの取り決めでも、極端な特定の意見に偏らず甲乙論の癖のある論者たちをうまーくまとめ上げていたと考えるのでございます。
「よくできた人」とは、クラス委員になったり、なんらかの長についていたりと、全体のバランスを取れる人がよく選出されていたナァと考え至ったのでございます。
現在でも、身の回りのよくできる人をアレコレと思い浮かべて共通項を考えてみると、バランス感覚にたどり着いたのでございます。
バランス感覚に優れた人は、そこはかとなく、余裕があるのでございます。
日々、お勉強やお仕事、日常の雑務であくせくしているときというのは、なにかに傾きすぎているのでございます。
バランス感覚とは、傾きの敏感になることでございます。
急な仕事や事件で、どたばたして、お勉強に手が付かないことなど日常茶飯事でございます。
知らず知らずに深みに入り、グラグラと前のめりになっているのでございます。
そんなケツが落ち着かないときに、お勉強をしても、ふわふわの上滑りをするがオチでございます。
自分が陥っている状態を意識できれば、「ま、こんな状態なんで、しゃーないね」と深い落ち着きに到達できるのでございます。
自分の現状と、こうありたい状態とを、まずは知ることでございます。
本腰を入れられない、と意識できれば、そんなときでもできるお勉強に気づくものでございます。
一本調子では、同じ時間を確保できないものでございますから、そのためのバランス感覚なのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2006年11月2日 10:25 AM |
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お勉強は、毎日やらないと効が薄いのが玉にキズでございます。
1日でドカンとこなしても、苦労に見合うものはないのでございます。
調べごとや資料作りなどは、一気にドカンと済ましたほうがよろしいのでございますが、お勉強には当てはまらないのです。
お勉強に大切なのは、連続性でございます。
次に、いかように続けていくかが大切なのでございます。
今日のお勉強を、明日にどのように続けるか。
日々のお勉強を、次週にどのように反映させるか?
週単位のお勉強を、月々にどう影響させるか?
時間意識を持って、お勉強を進めていくことが肝要でございます。
お勉強の基本単位は1日でございます。
今日やる1日があるからこそ、明日に、あさってに繋がっていくのでございます。
わたくしは、時間がなくても、テキストや問題集を1ページだけでもすすめたり、それすらできなければ表紙を撫でたり、または、もくじをパラリと見たりするのは、お勉強には「次」があるからでございます。
1日でもなーーんもしないでおくと、そこに空白が生まれるのでございます。
今日のワタシは、昨日のワタシの連続である。
このような哲学めいたお言葉がございます。
毎日決まった時間に寝起きする人は、昨日寝た時間に寝ようとポンヨリするし、昨日起きた時間にパッチラ起きようとするのです。
毎日6時に起きる人は、休みの日でも6時に目が醒めますし、次の日が休みでも、いつも寝る時間に寝ようとするなのでございます。
なんもない空白から、何らかの行動を起すのは、それだけでしんどいのでございます。
いわんや、ややこしや〜ややこしや〜のお勉強でございます。
今日のお勉強は、昨日のそれを取っ掛かりに行動化され具現化するのでございます。
1日の空白ができると、次の日のお勉強は、その空白を埋めることに費やされるのでございます。
少しでも進めてさえおれば、このゼロの空白の抵抗が、劇的に小さくなっているのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2006年11月1日 10:49 AM |
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1番や2番は、ほかの誰かにお譲りなさればよいのでございます。
ノラ犬やノラネコにでも、差し上げればよいのでございます。
基本的に、資格試験は順位が問われないからでございます。
ぶっちゃけ、順位の概念は、出世競争や、恋や愛慕といった血で涙を洗う戦いにこそ、ふさわしいお言葉でございまして、資格試験ではそれほど、重視されないのでございます。
重視されない、とはこういうことでございます。
たとえば、〇〇士という試験に合格した。合格者の中での順位は、100位であった。
はい、あなたの業務手数料は−20%されます。
合格者1位の人は、+20%されました。
合格の順位で明らかな差が設けられているなら、順位に気をつければよいのでございます。
国家公務員1種のように、点数順で配属官庁が決まるならば、重視したお勉強も必要なことでしょう。
しかし、資格試験はそうではないのでございます。
ご存知の通り、合格者の数が多いところは合格ラインギリギリのところでございます。
資格試験は、合格後の志は大切でございますが、どのように合格するのかは問われないのでございます。
ですから、合格ラインから1点、2点、3点と上昇するにつれて楽点になるのでございます。
合格ラインから+10点でもできれば昇天でございまして、合格は笑点を見るが如き気楽さでございましょう。
このように考えますと、1位や2位になるのに必要な細かい知識よりかは、頻出されしことを満遍なくおさえて合格ラインをキープ、取りこぼしをなくすやり方のほうをお勧めするものなのでございます。
おっちょこちょいな人は、過去問レベルができるようになると、なぜだか難問・奇問に立ち向かってしまうものでございます。
ほとんどの難問・奇問は、1回きりのご登場でございまして、試験の本舞台からはスグにご退散、記憶の舞台からも雲散霧消するものでございます。
難問・奇問は、何ものにも資さないものでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2006年10月31日 7:45 AM |
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