独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

お悩み枕詞:その6

「これだけ」でございます。
お悩みの原因の多くは、突然の雑用や予期しないアクシデントに由来するものでございます。
「アレもしよう、コレもしよう」と立てた計画が、おじゃんになってしまったからでございます。
こーして、あーしてと思っていたのに邪魔が入ると、前もって準備していたやる気や意欲といったエネルギーが、行き場を失ってしまいます。
発散先を失ったエネルギーは、どこぞで燃焼を図らんとするものでございまして、たいがいは「なんだよ、ちぇっ」といったクサクサ感でバーニングされるのでございます。
いやーな気分になるのは、このようなメカニズムがあるからと考える次第でございます。
しかし、憶えておいて損がない事実として、「本当に重要なことと、自分が重要と考えたことにはズレがある」ということでございます。
計画どおりにお勉強ができなかったからといって、ダメチンではございません。
意外に、忙しいときやトラブルがあったときのほうが、実になるお勉強になるものでございます。
土日や時間があるときは、アレもコレものお勉強計画をこなすことができましょう。
一方、アクシデントや急用によって時間がなくなったときは、そうは問屋が卸しません。
何を勉強するかを、パッと決めなければなりません。
「何をかせん!!」と絞ったあとに残ったものが、本当に必要欠くべからざるお勉強なのでございます。
逆に、絞り込めないときなどは、どれをいつやろうがオッケーなものでございまして、それほど重要なものではないのでございます。
重要ではないもので、くよくよする必要はないのでございます。
胃袋の容量に限界がございますように、同様に、脳ミソにも限界がございます。
お仕事や家庭のアレコレで、脳ミソのメモリが占められているのも、当然至極の普通の現象でございます。
土壇場での「これだけやろう」という絞込みが、血となり肉となるお勉強への機縁となるのでございます。

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お悩み枕詞:その5

悩むな、といわれても、アレコレ思い煩うのが、人の世の常でございます。
お悩みについて、知っておくとオトクことがございます。
お悩みは、なくすことはできませんが、減らすことはできることでございます。
先ほどのいさましい言に、一向に効き目がないのは、なくせといわれているからでございます。
お悩みには、減らすことに重点を置いて対処をすべきでございまして、完全に無くそうとするものなら世を儚み、袖を涙で濡らしつつ、世を捨て荒野に庵を結ぶしかないのでございます。
今日のススメは、お悩みのエネルギー値を減らす言葉についてでございます。
はっちゃけていうと、「余分に支払うな」ということでございます。
わたくしたちは、ほおっておいてもお腹が減る生き物でございます。
光合成で生きているワラジムシではございません。
わたくしたちは、カロリーを消費せざるをえない生物でございます。
つまり、食費がかかっているのでございます。
食費に限らず、水道光熱費はかかります。
その他、家賃・通信、チョコレートと、欠くことのできないお金を費やしているのでございます。
わたくしたちには、原価があるのでございます。
わたくしたちを維持するためのお金が、毎日、財布や貯金箱、通帳からすこしずつ溶け出しているのでございます。
わたくしたちは、まず、現状を知らねばなりません。
お悩みの対処は、まず、何に悩んでいるかを把握することから始まります。
把握するスタート地点は、わたくしたちの生活費からでございます。
生きるには原価があり、そのうえで、お悩み費用を計上すべきか否かと考え至れば、どれだけ自分が余計なことで悩んでいるかが明確になること、畢竟でございます。
余計なことで悩むとは、自分にかかっている原価を、それに振り分けているのが実際の姿でございます。
同じ生活原価を振り分けるなら、もっと生産的で、美しく、楽しきことに費やすほうが、優れた選択肢といえましょう。

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お悩み枕詞:その4

今日のススメも、お悩みにつける枕詞でございます。
お悩みの対処に当たっては、深刻なのか、取るに足らない性質なのかの区別をつけることが大切でございます。
深刻な悩みというのは、優先順位がハッキリしている分、割ける時間・労力が大きくなります。
深刻な悩みは解決すれば、いい方向に変わっていくものでございます。
たいして、どうでもいいのだけど気になる、取るに足らないお悩みがございます。
どうでもいい悩みでアレコレ気を揉むのは、実は消耗戦を行っているのでございます。
問題の先送りというお言葉がございますように、深刻な悩みというのは、これまで存在し意識的のほったらかしにしてきた事柄でございます。
先送りがよろしくないのは、解決を先に延ばせば伸ばすほど、問題の根が深く生い茂るからでございます。
結果、深刻な悩みまでに発展すのでございます。
たいして、取るに足らない悩みとは、おおかた新規に発生したものなのでございます。
『いま私の抱えている〇〇〇〇の悩みとは、今まで生きてきて問題ではなかったのだから、これからも問題になる可能性は低く、したがって重要性のない悩みである』
もはや枕詞といえませんが、すっきりお悩みを区別できるので、わたくしは重宝しております。
要するに、これまでに悩んだか否かで判断すれば、悩むに値するか否かが、わかるというのでございます。
新しく見える問題であるため、解決方法がハッキリつかめておりません。
ですから、単純な問題ですら難しく感じ、悩んでしまうのでございます。
「新しい問題とは、いままでに問題にすらならなかった」といえるのでございます。
これまで生きてきて、問題ではなかったことは、これからもそうそう大きな問題にはならないものでございます。
目新しい問題が発生しても、一時的なものであったり、スグに解決したりするか、それどころか、「問題・障害」ですらなかったことが往々にあるのでございます。

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