独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

明日もある

お勉強は、毎日やらないと効が薄いのが玉にキズでございます。
1日でドカンとこなしても、苦労に見合うものはないのでございます。
調べごとや資料作りなどは、一気にドカンと済ましたほうがよろしいのでございますが、お勉強には当てはまらないのです。
お勉強に大切なのは、連続性でございます。
次に、いかように続けていくかが大切なのでございます。
今日のお勉強を、明日にどのように続けるか。
日々のお勉強を、次週にどのように反映させるか?
週単位のお勉強を、月々にどう影響させるか?
時間意識を持って、お勉強を進めていくことが肝要でございます。
お勉強の基本単位は1日でございます。
今日やる1日があるからこそ、明日に、あさってに繋がっていくのでございます。
わたくしは、時間がなくても、テキストや問題集を1ページだけでもすすめたり、それすらできなければ表紙を撫でたり、または、もくじをパラリと見たりするのは、お勉強には「次」があるからでございます。
1日でもなーーんもしないでおくと、そこに空白が生まれるのでございます。
今日のワタシは、昨日のワタシの連続である。
このような哲学めいたお言葉がございます。
毎日決まった時間に寝起きする人は、昨日寝た時間に寝ようとポンヨリするし、昨日起きた時間にパッチラ起きようとするのです。
毎日6時に起きる人は、休みの日でも6時に目が醒めますし、次の日が休みでも、いつも寝る時間に寝ようとするなのでございます。
なんもない空白から、何らかの行動を起すのは、それだけでしんどいのでございます。
いわんや、ややこしや〜ややこしや〜のお勉強でございます。
今日のお勉強は、昨日のそれを取っ掛かりに行動化され具現化するのでございます。
1日の空白ができると、次の日のお勉強は、その空白を埋めることに費やされるのでございます。
少しでも進めてさえおれば、このゼロの空白の抵抗が、劇的に小さくなっているのでございます。

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1番・2番

1番や2番は、ほかの誰かにお譲りなさればよいのでございます。
ノラ犬やノラネコにでも、差し上げればよいのでございます。
基本的に、資格試験は順位が問われないからでございます。
ぶっちゃけ、順位の概念は、出世競争や、恋や愛慕といった血で涙を洗う戦いにこそ、ふさわしいお言葉でございまして、資格試験ではそれほど、重視されないのでございます。
重視されない、とはこういうことでございます。
たとえば、〇〇士という試験に合格した。合格者の中での順位は、100位であった。
はい、あなたの業務手数料は−20%されます。
合格者1位の人は、+20%されました。
合格の順位で明らかな差が設けられているなら、順位に気をつければよいのでございます。
国家公務員1種のように、点数順で配属官庁が決まるならば、重視したお勉強も必要なことでしょう。
しかし、資格試験はそうではないのでございます。
ご存知の通り、合格者の数が多いところは合格ラインギリギリのところでございます。
資格試験は、合格後の志は大切でございますが、どのように合格するのかは問われないのでございます。
ですから、合格ラインから1点、2点、3点と上昇するにつれて楽点になるのでございます。
合格ラインから+10点でもできれば昇天でございまして、合格は笑点を見るが如き気楽さでございましょう。
このように考えますと、1位や2位になるのに必要な細かい知識よりかは、頻出されしことを満遍なくおさえて合格ラインをキープ、取りこぼしをなくすやり方のほうをお勧めするものなのでございます。
おっちょこちょいな人は、過去問レベルができるようになると、なぜだか難問・奇問に立ち向かってしまうものでございます。
ほとんどの難問・奇問は、1回きりのご登場でございまして、試験の本舞台からはスグにご退散、記憶の舞台からも雲散霧消するものでございます。
難問・奇問は、何ものにも資さないものでございます。

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素直さ

わからないことに遭遇したときは、素直になるのが一番です。
気負いが通用しない「わからなさ」が、お勉強にはございます。
こうなるとコレまでの知識はもとより、お勉強の進め方までが、にっちもさっちも通用しなくなるものでございます。
ですから、御方々のご性格によっては、「こんなんじゃ落ちてまう」とか「こんなんじゃダメだ」などと思い込んでしまう方もおられるかと存じます。
ぶっちゃけいうと、こんな風に「わからない→ダメ」という思い込みに入ってしまうと、常に余計な力が入り、たいがいのお勉強は、エネルギーを浪費するだけで終わるのでございます。
まさしく、エンジンの空吹かしでございまして、クルマは一歩も進んでおらず、やらないほうがまし、なのでございます。
「素直さ」とは、気負いこんでいたり、憤っていたり、むやみにへりくだっているわけではないのでございます。
「わからんのぅ」と思いながらも、
「どっかに見落としがあるんだろうけどなぁ」とか
「どっかにキーが隠されているんだけどナァ」などと、
一見、気楽な風なのが素直さでございます。
わからないからといって、困らない。
これが素直さの真髄でございます。
素直になるからこそ、率直にテキストの記述や問題集の解説を読み込むことができるのでございます。
もう一度いいますが、わからないからといって実生活で困ることは、鼻毛一本ほどもございません。
とはいえ、こんな素直さなんて無理だわ、と思いのお方もおられることでしょう。
しかし、それは間違いでございます。
先ほどもぶっちゃけましたが、気負おうが何をしようが、わからないものはわからないままなのでございます。
下手にエネルギーを散逸するよりかは、グッとお腹にセーブしておくがよいですよ、というのが掛け値なしの実感でございます。
何十回か、エネルギーの大浪費を経験すれば、素直に「小学生の気分に戻った」ほうがラクなことを経験することができるかと存じます。

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