独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

磁気は減らず

磁石はいつまでも金モノを引き付けるものでございます。
引き付けなくなったとき、それは磁石のちからがなくなったのではないのです。
磁気が外に及ばなくなったのです。
磁石の周りにたくさんモノが引っつき過ぎたのです。
やる気は磁気に似ています。
やる気自体はあるのです、現に存在しているのです。
しかしやる気は何かにひっついて、ひっかかっているのです。
やる気というのは意思力に限られたものではありません。
「やろう」と思う気持ちだけが、やる気ではないのです。
もっと深いところの生気、生命力といいましょうか、そういうもので半分はできています。
やる気が引っかかるのは、疲れであったり心事であったりします。
子供が大怪我したり借金に悩まされたり手形にびくびくしたり、やる気はそういうものにくっついて、そういうものでいっぱいいっぱい膠着しているのです。
やる気は存在しないのでなく、邪魔をされているのです、そして本人も、一体なにがどのように、くっ付き引っ付きへばり付いているのか、わからない上に忘れてさえもいるのです。
ですから他人の励ましが気休めにしかならないのも、そういうことなのです。
やる気は自分でしか出せないものなのです。
古人は「一事を興すは一事を除くに如かず」と申しました。
やるなら何かを捨てなさい。

(さらに…)

音に乗せられ学ぶがよい

モーツァルトを聞いた子供は、頭が良くなると申します。
わたくしは事実であろうと考える次第でございます。
またこうとも思うのです、少なくともその子はバカではあるまいと。
なぜならわたしは幼少期、モーツァルトは聞けなかったからでございます。
「聞かなかった」のではなくて、聞「け」ないという文法上の違いに着目頂きたく候。
理由はカンタンで、モーツァルトの曲は、落ち着きのある子でないと聞けないからでございます。
モーツァルトの曲は、単調といえば単調。柔らかい旋律のため、落ち着きない子は聞くことができないのでございます。
「キーーーーーーン!(ほよよ)」とか「ドカーーン!バーン!(ええぃ連邦のMSは化け物か?!)」、「(虎だ虎だお前は虎になるのだ。。。)ダァァぁ!」の如きドッタンバッタンを好む子供に、何ゆえモーさんに耳を貸せようぞ。
いわんや勉強をや、でございます。
お勉強というのは、ずーーんと形容されるような心身の落ち着きがないと、験が少ないものでございます。
要するに集中できない状態ならば、お勉強の進捗いかばかりの事やあるらんというわけでございます。
今となってようやく耳を貸せれるようになったわたくしでございます。
つくづく音楽の効用に思いを馳せるものでございます。
ハードなロックに流行曲では、気が逸らされてしまいます。
しーんとした中でのお勉強も、味気のないものでございます。
後ろに流れる音楽は選曲次第、TPOでございます。
バッハは、モーツァルト同様に、よきお勉強のBGMになると存じる次第でございます。
耳という器官はお勉強中空いているのですから、須らく音色で脳疲労を取るがよろしかろう。
脳にとっては単調なのも酷なのでございます。仕事ナシ毎日ガ日曜日髀肉之嘆、を思い出され候由。
詩歌管弦は士大夫の道、と古人は申しました。
詩も書けず歌も唄えぬ楽器ダメ、ならばせめて選曲眼くらいは磨くが花でございます。

(さらに…)

ちょいとお寒く

暖房は禁止でございます。
冬のお勉強では、暖を取る程度でよろしいのでございます。
暖かい部屋でのお勉強は、ご法度と思し召せ。
カラダ全体で一番エネルギーを消費している器官は脳みそです。
テキスト開いて問題集を解きしときは、アタマもフル回転しているものでございます。
酸素をガンガン燃やしています。
「アタマを冷やせ」とは、蓋しそのまんまの言いでございます。
また世間の言いしに、「アタマがカンカンになる」とも申します。
アタマ・脳みそという器官は、熱を帯びやすいものなのでございます。
暖かい室内でお勉強に励むと、スグに脳みそオーバーヒート、ぽぅと眠くなるものでございます。
ですから、室内の温度を低くし天然温度で冷却するのでございます。
とはいえ、寒すぎるというのもアレでございます。
手がかじんでいうこと効かなければ、問題を解くに臨んで不都合ですし、足元・ケツの底冷えは万病の元、とも申します。
カラダ削って励むより、多少は策を練るべきでございます。
お勉強の暖には、以下の道具が手軽かつ低コストか存じます。
お勉強が椅子派であれば、電気座布団。
あぐら派なら、電気アンカがよろしいでしょう。
ちょっとした暖は、電気代を節約し勉強効率も上げるものでございます。ホームセンターで2000円もあれば買えることでございましょう。
しかしそれでも寒さ冷込みに耐えられなければ、どうしたらいいでしょうか?
このときこそ古馴染みの出番でございます。

(さらに…)