独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

幸先悪い文具あり

お勉強のお供は、文房具でございます。
文房具をアレコレ揃えるのは、小物が好きな人にとってはたまらないかと存じます。
文具店や画材店には思いもよらない文具があって、ブラ見でも楽しいものでございます。ちなみにわたしは、赤鉛筆はダーマトグラフを使っております。なめらかに書けぶっ太いので手放せません。家に3本はストックするほど。
ま、文房具に興味のない方でも、お使いになる文具に無造作である事はお避けくださいと申し上げます。
文具は実用重視でなければなりません。ですから、不具合の文具にあたれば即断にお捨てになることをご助言いたします。
わたしが最も忌むべきは、時々書けなくなる文具でございます。
あるときは書け、あるときにはインクがでなくなるボールペンを最も憎みます。発見次第、ゴミ箱に投げ捨てるものでございます。
というのも、仏の顔も3度まで、いや単にけち臭いのですが、以前のわたくしは捨てるのがもったいなく、長く取っておいたのでございます。。
ときどき書けるから置いておこう、というわけでございます。
しかし、このような文具は必ず大切なときに使用不能に到るのでございます。
大切な用件の電話でメモ書きしなければいけないのに、不具合ペン。カチーン!!とくる瞬間でございます。
めったにないメモの機会に遭遇するのが、この不具合ペンなのでございます。
せっかくの良い縁も吹っ飛ぶほどのトサカぶりなのでございます。なぜチャンスに立ち会っているのにむかつかねばならないのか、というわけでございます。
色が薄い、にじむ、乾かない、ときどきでない、などの不具合のペンは、即断にお捨てくださいまし。
もったいないと思うと必ず再度、同じ目にあってむかつかなければならないのでございます。
キチンとした道具、使える道具だけ揃えておくべきなのでございます。
調子の波に乗り勉強が進む好調時に、この不具合文具はニョッキリ顔を出してくるのです。
または、かばんに紛れ大事な会議のときにナゼだか手にしているのでございます。
もったいないのは、ペンではないのでございます。そのむかつく時間なのでございます。
今となって、なぜ職人が道具の手入れを怠らないのか、不具合ペンを前にして思ったわたくしでございます。

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まずは区切って3ページ

お勉強とは、その名のとおり強いるものでございます。
ですから、どうしても喜んでやるとはいかないものでございます。気乗りはしないものでございます。人事異動発表の帰り道のようなものでございます。さえない成績表を貰いしあの日を思い出せばよかろうかと存じます。
お勉強に弾みがないときは、ひとつ取っ掛かりでも作ってから本腰を入れるべきなのでございます。
机の前に座るやいなやパッとテキストを開きすぐさま勉強にとりかかる、という剛の者もいることはいましよう。
しかし、わたしを含めてたいがいの人は、机の前に座っても鉛筆を削ったり日記を書いたり、耳掻きをしたり不足文房具メモを作成し、手帳にアレコレ書いてから、勉強を始めているものでございます。
勉強とは内面の作業なので、いきなり取り掛かれないものなのでございます。
スポーツの世界では、練習法はある程度確立されているものでございます。
しかし、こと勉強にいたっては、ほとんど意識されていないのでございます。
体育の授業では、柔軟体操がありました。それもそのはず、急にカラダを動かすと怪我のモト・事故のモトだからです。
お勉強も同様でございまして、準備運動をしてカラダを暖めてから、「さーて、いっちょやったるかな」となればいいのでございます。
準備運動にちょうどいい分量は、テキストなら3ページ程度、問題集なら1問あたりでございます。
進めるところをザックザックと目を通したり、復習がてらに前に戻るとよいのでございます。
いきなりわっしわし進められるのは好調なときだけでございます。ほとんどは、ぺらぺらページをめくりながら調子を整えてからのお勉強なのでございます。

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1回では

1回やっただけでできると思うな、というわけでございます。
育児指導、嫁の教育、旦那のしつけと同様なのでございます。ここで食べちゃダメでしょ。
問題演習は、繰り返しが前提となっているのでございます。
暗記中心の資格試験では、「繰り返す」しか点数をとる手段がないと思し召せ。物分りの悪い旦那には回数でございます。言ってもわからぬ奥方には見ざる言わざる聞かざるでございます。「黙り込み言わずにまかす嫁小言俺も言いたい事はあるのよ」
数冊の問題集するよりも、はっきりいって1冊だけをミッチリ何度もやりこむ方が、点数は稼げるのでございます。
もっといえば、点数の高低がなくなりコンスタントに点数が取れるのでございます。
2度3度が当たり前の世界なのでございます。
まずそこがわかっていない人が多いのでございます。
「できない」のでなく、やった量が少ないだけなのでございます。
そしてやった量はやればやるほど合理化して、かかる時間が短くなるのでございます。
そして「量を稼ぐ」には、秘密がありまして、一定の量を超えると楽になるという事実でございます。
最初はなにをいってるのやらワケワカラン、解説追うのもめんどくさいものでございます。
しかし、それは最初の2.3ヶ月だけの話でして、峠を越えると幾分楽に読める解けるようになるものでございます。
ずーーとしんどいわけではないのでございます。
解ける喜びが、わかる喜び・できる喜びが生まれるのでございます。
楽しさや張り合い、達成感その他もろもろが学習のメンドクサを昇華するのでございます。
焦るなんたらは儲けが少ないと申しますが、焦って止めることが一番損なのでございます。
しんどくなったら「いまは山道、登山中」と思うがよいのでございます。峠まで、一歩一歩進むのでございます。

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