独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

試験日までは幾星霜

毎日を緊張緊張で過ごしても仕方のない事でございます。
まずは、その緊張がなんに対しての緊張なのかを知る事が大切なのでございます。
もしそれが本試験への緊張であるなら、時期を考えて欲しいのでございます。
試験が直前に控えているのでありましたら、それはよい緊張でございます。
しかしまだまだ数ヶ月もあるのに、緊張しているのは悪い緊張でございます。
悪い緊張というのは、焦燥感と申します。
よい緊張は日々に張りをもたらしますが、焦燥感はイライラばかりで何もよいものをもたらしません。
なおかつ、緊張緊張の一本槍でありますと、身がもたないは明らかでございます。
人間、調子が上がったり下がったりするものでございます。
調子のよいときというのは、スラスラとテキストは読め、問題集は解け、記憶や暗記もバッチリで、非情に達成感のあるお勉強ができるのでございます。
しかし、一方の悪いときには、テキストを読むペースは落ちる、憶えなくなる忘れだす、やる気は出ない、机に向かっても気が重いのでございます。
しかし、避けざるを得ないことでございます。
高みを望もうとするなら、いったんは落ち込まねばならないのでございます。
本試験の数ヶ月前に、落ち込みやスランプがあったほうがよいものでございます。
ときに直前になって、ズドーンと奈落に落ちてしまう方もございます、完全な調整不足でございます。こうなると、本試験自体が危うくはかばかしくなくなる事でありましょう。
一病息災と申します。
少しは落ち込みのあるほうが、いわば自然でありまして、よい現象とお考え頂きたく思うのであります。
でありますから、日々のお勉強の調子を一喜一憂せず、コツコツ進めていくのでございます。

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暑さ大敵

暑くなってまいりました。時候は梅雨の最中、蒸し暑いッたらありゃしない。そんな今日この頃かと存じます。
さて暑さとお勉強とは、相反する天敵同士であることを知っていただきたく存じます。
時代劇等で「アタマを冷やして来い」といわれるものでございます。
言い得て妙でございまして、人間、アタマに血が登り、カッカとするとモノを考える事ができなくなるのでございます。
気温が上がり暑くなるとやはり、相対的にアタマの温度は上昇しますので、考えられなくなるのです。
アタマを酷使すると、ぼーとしてしまうのも、ごく自然のことなのございます。
お勉強とは、アタマを使うものですから、気温が上昇するとスグにオーバーヒート気味になるのでございます。
身近にあるものを見ていただきたく存じます。
パソコンなんて、暑さに弱い代表例でございます。
パソコンは、夏になり気温が上昇すると動かなくなるときがあります。動きが遅くなったり、カクカクする事もあるかと存じます。
これは、CPUの排熱がうまく行かず、内部の処理が滞っているのでございます。
CPUの冷却が進まないと熱暴走を起します。ヘタをするとサーモスタットが働いて電源が落ちます。ちなみにわたくし、パソコンの電源が落ちて、背筋がぞっとしたものでございます。暑さで寒くなったものでございます。
本格的に夏が到来しようとしております。
暑い最中になんて、お勉強できないことをご理解頂ければと存じます。アタマが動かなくなるのが、普通なのでございます。
気合云々ではないのでございます。
暑さには、避けるしかできないものでございます。
時間を変える、涼しい時間帯で日課を済ませてしまいます。
場所を変える、図書館やカフェなど涼しい場所で勉強する。
家族揃ってクーラーをかけていっしょに勉強する、我が子の昼寝のついでに勉強する。
わざと会議室を借りて勉強する、などなどの工夫が求められているのでございます。
カラダを動かすことなら、気合でもよいのです。なぜなら、アタマを使わず筋肉を使っているのですから。
しかし、お勉強はアタマの作業でございます。
ナンダか勉強が進まないナァと思ったら、暑さ対策へひとつふたつの工夫を重ねてみるようご助言する次第でございます。

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それでいいのだ

お勉強が遠のいてしまった、という人も多いだろうと存じます。
体調不良から、仕事の忙しさから、スランプから、子供の教育・PTA,ご近所問題、職場環境などなど、理由がいくつもございましょう。
それどころか二重三重に重なり合って、どれが原因やらわからない、という人も多かろうと存じます。
しかし、これまである程度でも、曲りなりにお勉強が続けてこれた人には、それでよいと思う次第でございます。
いくらかでも蓄積があれば、お勉強が遠のいても、復帰はいくらでもできるものでございます。
お勉強が遠のいても、それはそれでよいと考えるものでございます。
「整体」という言葉を創設した野口晴哉先生は、「風邪は治療行為である」と申しております。
整体の祖である先生は、風邪を病気ではなく、身体の持つ自然治癒の表れと見てとったのでございます。
風邪が治るとすっきりするのは、カラダの悪い部分が治ったからである。熱が出るのは、細胞が活発に動いている証である、などなどと先生は申します。
わたくしはこれを聞き、愕然、目からうろこが取れたり張り付いたりしたものでございます。
なにしろ、風邪なんてもんは腑抜けで気合がないからかかるもの、たとえ引いても気合で直すもの、と思っていたからでございます。
まさに敵対。
しかし、ところが180度一変し、風邪はカラダに良いモノであると。
風邪を治す薬ができたらノーベル賞ものだ、とはよく聞きますが、カラダの治療行為、いわば、かさぶたができるようなもの、に薬など効くはずはないのでございます。
先生の「風邪は治療行為」との論に接し、以後は風邪を引いたら遠慮仮借なく休むようになったわたくしでございます。
健康ドリンク栄養剤は飲まないし、無理して出かけないし仕事もしないし、遠慮なく休んでおります。だってせっかくの治療行為ですもの。
さて、お勉強が遠のいてしまっても、気に病む必要はないのでございます。
というのも、再開後には、幾分かの知識は忘れて抜けてしまっていますが、頭はスッキリまとまっていたことが多かったからでございます。
お勉強が遠のく、というのも実は、アタマの知識整理、図書館でいう蔵書点検の時期なのかもしれませぬ。
基本的には毎日コツコツではあります。しかし、何だかんだのドタバタで、お勉強が遠のいても、知識の整理期間さと思って、気落ちすることなく再開にいたって欲しく思う次第でございます。

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