独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

間違いは点の素

要するに、人は何回もやればできるものでございます。
何回もさせればできるようになるだろう、そのように試験という物は設計されているのでございます。
何回もさせるには、簡単すぎてはいけません。
簡単な事を何度もやらされるほうが、心身ともにグッタリくるものでございます。
小言や用事の言いつけが守られないのは、まさに簡単すぎるからなのでございます。
ゴミ出ししてくれ、起き掛けの飲み物を用意しといてくれ、時刻表をチェックしておいてくれ、靴を揃えて脱げといっても人がやってくれないのは、簡単すぎるからこそ。
あいつは何回いうてもやらん、と直そうとするより、結局自分でやったほうが、はやいしスッキリするものなのでございます。
他人の気働きを求むることに較べれば、自分の間違いの手直しなど、簡単すぎて屁のカッパでございます。
いってもやらないその人は、勝手に自分で地獄へ行こうとしているのですから、ほおって置けばよいのでございます。いってらっしゃい。
さてさて、お勉強での間違いでございます。
はっきりいいますと、何度もさせんがためにお勉強の内容というのは、多少、難しくしているのでございます。
簡単な事を何度もやるより、むずかしめを何度という配慮でございましょうか。
問題集や過去問は、間違えるように作られておりますので、手ひどく間違っても何度もやればよい、と思えばよいのでございます。
そして何より、回数を繰り返したほうが記憶に残る事は必定、試験には有利なのでございます。
逆に、1回目でできたからといって、それを本試験まで維持するほうがシチメンドクサイ。
間違ったからといて凹む事はございません。
もちろん、10問中9問も間違えれば、イヤな気分になるかもしれませぬ。
しかしそれは、できなくて嫌になったのではなく、やる事が多くなったのでウンザリしていることにお気づき遊ばれいかがと存じ上げ候。

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過ちて改む

大切な事は、間違ったら改めるということでございます。
言い換えるなら、間違ったらさらには間違わないようにする、ということでございます。
人は、時に口がすべるものでございます。
ゴク潰しめ!、稼ぎ悪いな、アタマ悪いな、働けよ(キチンと会社にいっているのに)、お前も年を取ったなぁ、少しは痩せろよ、・・・(無言で視線のみ)、君はバカかね、君ほどの無能は見た事がない、学校何処でたの?、やめちまえ、などなど、ポロリとホンネが出てしまうものでございます。
しかし、こういう間違いは致命的なのではないのでございます。
大切なのは、この間違った発言のあとでどう、過ちを改めるか、なのでございます。
単に悪いな、と思ったら、すまなんだ、といえばいいのでございます。
しかしそれがいえずに、間違いに間違いを重ね、過ちに過ちを塗りこむのでございます。
身の破滅というのは、いい大人になれば、だいたいの事は己が招いたものでありまして、自分の責任なのでございます。
こういうふうに、深刻にならないためにも、心底から軽やかにいきたい、と常々思うものものでございます。
さてさて、お勉強でも間違う事は、悪い事ではないのでございます。
大切なのは、何度もいいますように、どう改めていくかなのでございます。
問題演習はもとより、模試などで間違っても、ソレはソレでよいのでございます。われわれは、本試験という数時間のあいだだけ、間違わねばよいのでございます。
間違ったからといって、がっくり気を落とすのは、間違いの間違いなのでございます。
お、と思って、復習に勤しめばよいのでございます。
出来るようになればよいだけの事でございます、少なくとも、同じ間違い方をしなければよいのでございます。

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実はカンタンだったり

人は見かけによらないと申します。
まさに真実の言でございまして、遊んでなさそうに見えている人が、その道の大家であったりするものでございます。
一見して二見して、果てには三見しても、判断つきかねる姿かたちを、意図的に取っているが故に危険なのでございます。
御しやすそう、と思って一緒になるなど、互いに危険のきわみなのでございます。「変わってしまった」のではなく、見抜けなかっただけなのでございます。
見かけによらないものといえば、昨今の飲食店も、とつくづく思うものでございます。
おいしそうな内装・外見の飲食店とは、まさに「おいしそうに見える」ことに意を払っているわけでありまして、内実はどうかといわれたら、ありふれたコンビニに毛の生えた一品だったりするのでございます。
材料費等の原価は他店とほぼ同じを、同じき人件費の工程で出しているのでございましょう。故に、スグに飽きるのでございます。
飽きる事さえ予測の範囲で、経営を設計しているのかもしれませぬ。
さてさて、愚痴めいてまいりましたが、お勉強も、実は難しそうに見えるだけ、というのが多いのでございます。
男女のアレとか、飲食店のソレというのは、寄せ付けんがためのものでございますゆえ、目に優しい姿をしているのでございます。
しかし試験の問題とは、落とすためでありますゆえ、あっちに行けとノラネコを追い払うが如き忌避感を装い、意図的に難しい迷装を施しているのでございます。
実際のやっていることというのは、至極単純、という事が多々なのでございます。
要するに、コレとコレを知っておく、憶えておく。そして、掛け合わせたり組み合わせば、解答にいたるのだな、とカンタンに申せばそうなるのでございます。
次は、コレとコレの範囲を広げ、アレとアレラをもおさえてしまえば、ほぼ点は取れていくものでありましょう。
見掛け倒しで、実はカンタンであるのが多いのでございます。
難しい専門用語や語句に惑わされないで、作業の内実に迫ってみれば、幾分、お勉強も楽になるものでありましょう。

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