先だっては、緊張感について申しました。
今回のススメでは、悪い緊張である、焦燥感について申し上げます。
この焦燥感、身悶えしてイライラしております。落ち着くことがございません。そのうえ気になる事が離れない、なんとも疲れる状態でございます。
この感じにとり付かれている間は、何を勉強してもひとっつも身になりませぬ。
ですから、勉強が進まないためさらにイライラ、余計のイライラまたも身悶え、という悪循環を繰り返えすわけでございます。
状況は悪化するばかりでございます。何処ぞで食い止めなければなりません。
焦燥感へのクスリというのは、やはりお勉強でございます。
やはりどうしても、お勉強が一番のクスリなのでございます。
散歩ぶらぶら、おいしいものを食べるなど、何か他の事をやったとはいえ、この緊張は和らぐものではございません。
軽くなるかもしれませんが、根本的に直すというわけには行かないのでございます。
やはり、行動の中から、治療薬や突破のヒントが生まれるものでございます。
要は、どう処方していくかであります。
お勉強処方の第一は、闇雲に進めない事でございます。バイキングのように、どれだけ食べても満足しない食べ方もございます。
一方料亭のように、少しでも満足する食べ方もございます。
アタマも胃袋も同様でございまして、むやみやたらにガツガツ食べても、満足しないもの。
大切なのは、勉強のポイントを絞るに絞る事でございます。
目の前の勉強を徹底して自分の弱いところ、間違ったところ、不安なところだけに絞ってお進めくださるようご助言する次第でございます。
それも何度も何度も、絞った勉強だけを行うのでございます。
アレもコレもという意識が、さらに焦燥感を悪化させます。
多少調子がよくなっても、甘く見ないでコレ一本に絞ったお勉強をお続けくださいまし。
確実にこなせる勉強だけをしばらく続けてみれば、幾分か改善していることでありましょう。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年7月18日 12:24 PM |
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毎日を緊張緊張で過ごしても仕方のない事でございます。
まずは、その緊張がなんに対しての緊張なのかを知る事が大切なのでございます。
もしそれが本試験への緊張であるなら、時期を考えて欲しいのでございます。
試験が直前に控えているのでありましたら、それはよい緊張でございます。
しかしまだまだ数ヶ月もあるのに、緊張しているのは悪い緊張でございます。
悪い緊張というのは、焦燥感と申します。
よい緊張は日々に張りをもたらしますが、焦燥感はイライラばかりで何もよいものをもたらしません。
なおかつ、緊張緊張の一本槍でありますと、身がもたないは明らかでございます。
人間、調子が上がったり下がったりするものでございます。
調子のよいときというのは、スラスラとテキストは読め、問題集は解け、記憶や暗記もバッチリで、非情に達成感のあるお勉強ができるのでございます。
しかし、一方の悪いときには、テキストを読むペースは落ちる、憶えなくなる忘れだす、やる気は出ない、机に向かっても気が重いのでございます。
しかし、避けざるを得ないことでございます。
高みを望もうとするなら、いったんは落ち込まねばならないのでございます。
本試験の数ヶ月前に、落ち込みやスランプがあったほうがよいものでございます。
ときに直前になって、ズドーンと奈落に落ちてしまう方もございます、完全な調整不足でございます。こうなると、本試験自体が危うくはかばかしくなくなる事でありましょう。
一病息災と申します。
少しは落ち込みのあるほうが、いわば自然でありまして、よい現象とお考え頂きたく思うのであります。
でありますから、日々のお勉強の調子を一喜一憂せず、コツコツ進めていくのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年7月17日 12:59 PM |
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暑くなってまいりました。時候は梅雨の最中、蒸し暑いッたらありゃしない。そんな今日この頃かと存じます。
さて暑さとお勉強とは、相反する天敵同士であることを知っていただきたく存じます。
時代劇等で「アタマを冷やして来い」といわれるものでございます。
言い得て妙でございまして、人間、アタマに血が登り、カッカとするとモノを考える事ができなくなるのでございます。
気温が上がり暑くなるとやはり、相対的にアタマの温度は上昇しますので、考えられなくなるのです。
アタマを酷使すると、ぼーとしてしまうのも、ごく自然のことなのございます。
お勉強とは、アタマを使うものですから、気温が上昇するとスグにオーバーヒート気味になるのでございます。
身近にあるものを見ていただきたく存じます。
パソコンなんて、暑さに弱い代表例でございます。
パソコンは、夏になり気温が上昇すると動かなくなるときがあります。動きが遅くなったり、カクカクする事もあるかと存じます。
これは、CPUの排熱がうまく行かず、内部の処理が滞っているのでございます。
CPUの冷却が進まないと熱暴走を起します。ヘタをするとサーモスタットが働いて電源が落ちます。ちなみにわたくし、パソコンの電源が落ちて、背筋がぞっとしたものでございます。暑さで寒くなったものでございます。
本格的に夏が到来しようとしております。
暑い最中になんて、お勉強できないことをご理解頂ければと存じます。アタマが動かなくなるのが、普通なのでございます。
気合云々ではないのでございます。
暑さには、避けるしかできないものでございます。
時間を変える、涼しい時間帯で日課を済ませてしまいます。
場所を変える、図書館やカフェなど涼しい場所で勉強する。
家族揃ってクーラーをかけていっしょに勉強する、我が子の昼寝のついでに勉強する。
わざと会議室を借りて勉強する、などなどの工夫が求められているのでございます。
カラダを動かすことなら、気合でもよいのです。なぜなら、アタマを使わず筋肉を使っているのですから。
しかし、お勉強はアタマの作業でございます。
ナンダか勉強が進まないナァと思ったら、暑さ対策へひとつふたつの工夫を重ねてみるようご助言する次第でございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年7月13日 9:01 PM |
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