独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

おいしいクラッカー

オベンキョのときの腹加減は、意外に難しいものでございます。
ぺこぺこだと、何も読めなくなりますしアタマにも入りません。そら、ガソリンが切れているのに車を走らせるが如きだからでございます。
とはいえ、お腹がいっぱいなのもオベンキョの敵でございます。食べ過ぎは、強烈な眠気を催すからでございます。
お腹が減ったらどうするかは、重要な問題でございます。
食べるものを選ぶときは、食べた後をよくよく考えねばならないのでございます。
集中力とは、いったん切れると再チャージに時間がかかります。
よっぽどたくさんのお金がかかっていたのでしょう、サンドイッチ伯爵はパンにハムを挟ませてまでトランプに興じたのでございます。
「集中力を途切らせたくない!!」という気持ちは深くご理解いただけるかと存じます。
別れ話など深刻な話の途中で「食事でも」というのは、ある意味、考える集中力・矛先を変えるための計略なのでございます。
せっかく勢いの乗ったオベンキョでございます。このまま集中力を維持したいが、さてお腹が減った、このときどうするかでございます。
ご飯類は厳禁でございます。炭水化物系は消化に時間、どうしても眠くなってしまいます。
パン類でも結構ですが、毎日、買うとなると出費も馬鹿になりません。何より、菓子パン・惣菜パンの類は太ってしまいます。
そこで、見直して欲しいのはクラッカーでございます。
クラッカーは、数枚でも食べた気にもなります。また、カロリーも低く、トッピングで趣向は変えられるし、何より安いし、手間はかからないし、オベンキョの間食のお供には最適と考える次第でございます。
わたくしの住む地域限定かもしれませんが、当たり前田のクラッカーが展開している各種クラッカーは、大オススメするのでございます。
黒ゴマ、野菜を練りこんだクラッカー、チーズクラッカー、雑穀クラッカーなど、さまざまなクラッカーが販売されております。
4、5枚食べるとそこはかとない満腹があり、夜食やお仕事の友、お茶受け、つまみまで守備範囲となる万能選手でございます。
小皿に盛って、紅茶かお茶かあれば、それだけで十分な軽食でございます。
食べ力(ぢから)と申しまして、食べれば元気も復活します。
あまり禁欲的にならないことが、オベンキョを長く続けるコツでございます。

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そうしないと

そうしないとできないから、わたくしたちはやるのでございます。
わたくしたちは、光合成ができません。
だから、野菜を食べるのでございます。
ミドリムシのように、お日様にあたればビタミンを生成できるものではありません。
自分でビタミンを作れるなら、それこそ毎日いくらでも肉ばかりを食べるものでございます。毎日がオーストラリア牛のステーキですよ。
しかし人間には、カラダが必要とする栄養素を自作する機能がございません。
であるが故に、野菜を食べるのでございます。ビタミンを補給しようするなら、野菜を食べる以外に方法はないのでございます。
それしか方法がないから、そうしているのでございます。
お勉強も同様でございます。
そうしないと合格できないから、日々お勉強をやっているのでございます。
わたくしたちは、テキスト読みその内容を覚え、問題集や過去問を解くわけでございますが、そうしないと合格証書を得られないからでございます。試験問題が解けないからやっているのでございます。
それ以外に、難しい理由など要らないのでございます。
解けないからやっている、できないからやっている、それだけのことでございます。
「解くためには」「できるようになるには」を考えるべきでございます。
独学で進めていると、急に自分のやっていることが不安になるものでございます。
通学などでベンキョ仲間がいれば、他の人がやっているという事実で安心できるのでございますが、独学だとそうもいきません。
ベンキョへの気持ちがぐら付いたら、難しく考えてはいけません。
自家中毒という言葉がございますように、どんどん複雑に物事を見るようになるからでございます。
「これを憶えるのは、1点取れるから。だからやる」など、オベンキョへの発奮は単純な方がよいのでございます。
「どうしてこんなことをやるのか」「できないから」
単純でシンプルなほど、力強いのでございます。

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まわり道

一直線に行けたらな、と思うものでございます。
どんなにスマートで、かっこよくて、そして省力であろうかと嘆息するものでございます。
しかし、まあたいていの事は一直線ではいけないものでございます。
フィットネスマシーンは、幻想の塊でございます。1〜2週間も持てばよいほうでございます。
買ってきて梱包をあけたまま、というのはザラなのでございます。
絶対にCMのように、テレビのようには行かないのでございます。
結局、使わず場所をとられ、燃えないゴミの日をチェックする毎日になるのでございます。
嗚呼、またやってしまったと嘆息するばかりでございます。
そして、こう思うのでございます。
障害もなくいけるものなんてのは、あやしい、と。
中には「若いうちの苦労は買ってでもせよ」とか「障害があるから、壁があるから、楽しい」なんてことをしたり顔でいう御仁もおられます。
はっきりいえば、苦労も障害もないほうがいいに決まっているのでございます。
スムーズにいけたほうがよいに決まってございます。わざわざ自分から渋滞に巻き込まれる馬鹿もいますまい。
しかし、苦労やらなんやらは、必ずあるものでございます。恋には恋に苦しみが、愛には愛の悩みが、好きな仕事なら好きな分、意のままにならぬ「なんやら」があるものでございます。
それなのに、あたかも苦労や障壁がないかの如く、易々とできる素振りをするのは怪しいのでございます。
わたくしたちに必要な感性は、「怪しさ」を探知するの能力でございます。頭でなく鼻で感じるものでございます。
「今すぐできる」「5日でできる」「誰でもできる」などの文言のついたものは、怪しさがないかを極めることでございます。
ブートキャンプのおじさんは、軍人ではなかったのでございます。
結局のところ、ダイエットの王道は食生活とライフスタイルの見直し、運動しかないものでございます。
お勉強も最終的には、読み、解き、書き、憶えることに収斂するものでございます。
王道でいこうと、声を大にして己に言い聞かせているわたくしでございます。

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