独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

身のまわり

気分が乗らないときは、まずは身のまわりからでございます。
いまお勉強している環境がどうなっているかでございます。
わたくしは、お勉強の場所を変えるよう、と度々申しております。
その理由のひとつは、自室より外の方が片付いているからなのでございます。
えてして勉強場所というのは、散らかるものなのでございます。
秀でた職人は、道具の整理整頓にうるさいと申します。
整理整理を小うるさく言うのは、作業に集中するためでもあります。
人間、どうしても周りの影響を受けているものでございます。
灰色の一色しかない部屋に閉じ込められると、精神に失調をきたすと申します。
部屋の色ですら、わたしたちは知らず知らずのうちに影響を受けているのでございます。
いわんや、まわりのぐちゃぐちゃをや、でございます。
読みかけの雑誌やフリーペーパーの類が山積みされていないでしょうか。
カードの利用証や明細、ダイレクトメールの類は散乱していないでしょうか。
単に見るか捨てるかだけの、準ゴミは集中の妨げになる代表でございます。
本人の知らないうちに溜まっていく、お邪魔虫でございます。
同じような、変わらない環境だと思っても、ざっと見回せば予想外にぐちゃぐちゃであったということは多いものでございます。
ぐちゃぐちゃは、雑音、雑韻、雑念を生みます。気にしないようにしても、人間は環境から影響を受けているものでございます。
集中とは、そういう「雑」なものから、いかに身を遠ざけるかの技でございます。
集中できないなぁというときは、さっさどこかをこぎれいに片付けることでございます。
15分もあれば、掃除のひとつは終わります。
お勉強前か、お勉強後でもよろしゅうございます。準備運動、クールダウンのお片づけでございます。
ざっと片づけすればピシッと気も引き締まるものでございます。

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ざわざわっ

ざわざわっとして落ち着かないときがございます。
愁訴、という状態でございます。なんかこう、手につかないときでございます。
オベンキョに取り掛かろうとするのですが、スグに席を立ってしまう、こういう状態でございます。
特に何かがあったというわけでもなく、不思議に気分が低空飛行しているのでございます。
何でこう、やる気がでないのだろうと、当の本人が首をひねるほどでございます。
思い当たる節もなし。
じゃあ落ち着いた状態なのかというとそうでもなく、なにかしらん心が奪われていたり、少しばかり焦っているのでございます。
こういうときは、テキストを前にしてもボンヤリしたり、問題集を解こうとしても、何ひとつ解く気にならないものでございます。
やはり、気が落ち着かないときや停滞しているときは、中身のあるお勉強はできないものでございます。
なんかこう、手につかないというときは、軽く身体を動かすことが一番でありますが、軽い運動はストレッチだけではないのでございます。
雑用も、実によい運動になるのでございます。
靴箱を片付けたり、電話の周りのアドレス等々を整理したり、溜まった郵便、新聞・雑誌ラックを処分したり、少し雑用をしてきれいになると、おこりが落ちたようにスッキリするものでございます。
普段、手をかけないところがようございます。
あれこれ考えず、使わない着ない穿かない読まない諸々ゴミを、半透明の袋にじゃんじゃん放り込むだけでございます。
普段なら手をつけないとこでも、こういう勉強回避のためなら、さっと手をつけることができるのであります。
パンパンになったゴミ袋をみれば、気分も入れ替わるかと存じます。
ゴミを捨てるのと同時に、イヤな気分も捨てるのでございます。

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スープよし

お勉強はどうしても、夜に到ることが多くなってしまいます。
問題は、空腹でございます。
若い身空ならなんて事はないのでございます、真夜中の食事など。
若き人は夜遅くまですることがあるので、夜食べてもよいように神様はお作りになったのでございます。
歳を経るたびに、夜は致さなくなりますので、食べれないようになったのでございます。
問題は、夜遅くに食べるとどうも朝、胃がもたれたり飽満感になる人でございます。
気分が良くないというのは、まあそれだけでよろしくないわけでありまして、できるだけ避けるのが養生のモトでございます。
わたくしたちの疲労のほとんどは、内臓の疲労と申します。
内臓という筋肉を休むときに休ませないからこそ、内臓に疲労がたまるものでございます。
やはり疲労がたまると、カラダ全体が重くなるものでございます。
お酒を毎日飲む方など、2〜3日飲まないだけでどれだけカラダが軽くなるか、ご理解いただけるかと存じます。
さて、真夜中の空腹をどうするかでございます。
消化によいものだけを食べるのが吉でございます。
そうなりますと、パンやクラッカーはあまりよろしくありません。
そこで粉末スープを取り出してごそごそするが吉かと存じます。
昨今では商品の小ロット化が進んでおりますゆえ、100円程度でいろいろな味を楽しめるのでございます。
カップスープからしじみスープまで、幅広く楽しめるかと存じます。
さらにスープをより楽しまんとするなら、具と香辛料に一工夫でございます。
たとえば乾燥わかめなど水に戻し、湯気立つスープの中に入れるだけで風味は全く変わってくるものでございます。
わかめ、のり、黒ゴマ、食べる煮干、とろろ、焼き麩、乾燥パセリ、クルトンなど、大きなスーパーを回ればいろいろとスープの具になるものを発見できるかと存じます。
また、つぶ黒コショウやターメリックといった香辛料も昨今では小売されております。
少し加えるだけで、通常の3倍はおいしくいただけるものでございます。オススメはポータージュにラー油であります。
単にお湯に溶かすだけなら、味気もアレもないのですが、少し手を加えるとぐっと食欲を満たす一品になるものでございます。
一口すすれば、五臓六腑にしみるかと存じます。

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