
アタマがよくなる方法やら、アタマがよくなる食べ物がございます。
では、さて、よくなってどうしようというのかと思うのでございます。
アタマの良し悪しというのは、学問や研究の最前線であれば、必要であるかもしれません。
しかし、よくよく考えてみれば、アタマの良さが必要である局面など、そうないものでございます。
結婚、家を買う、どの上司についていくか、いつ会社を辞めるか、起業するかなどなど、数えるくらいでありましょう。
まあ、ほとんどのお方は、算数と基本的な日本語を操れるならば、大過なく過ごせるものでございます。
たとえば、神様に「試験のアタマの良さ」が欲しいかと聞かれたなら、わたくしは要らないと答えるのでございます。もっと何かほかの、人間的魅力を欲しいと答えるものでございます。
というのは、アタマの良さなんてものは、ほとんどが性格から来るものだからでございます。
アタマが良い・・・のではなくて、多くはアタマがよく見える風貌なのでございます。
アタマがよく見えてしまう性格なのでございます。態度でございます。話し方でございます。雰囲気でございます。洋服でございます。
実質、アタマがよいといわれる人には一定のパターンがあり、それを身に付ければ大概、アタマがよく見えるのでございます。
銀行員はみな、頭がよさそうに見えるものでございます。
アタマがいい、というのは基本的に様式であり形式的なものなのであります。
真にアタマがいいという人は、そうそういるものではございません。数えるくらいでございます。
「あいつは賢いなぁ」と何度唸ったのですか?というわけでございます。
いうならば、わたくしたちはアタマの良さをほかの何かで補えるものでございます。根性とか気合とか笑顔とか姿勢とか。
ないものねだりが、1番ストレスが溜まると申します。
アタマのよさなくてなくてもいいんじゃない、とほうける事ができれば、それだけ心は軽くなるものでございます。
この心の身軽さが、アタマの不足を補う何かを生み出すもとになっているのではないかと、最近つくづく思うものでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年10月23日 9:37 AM |
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大事なことは、もちろん試験に合格することでございます。
しかし、合格だけがよいのであるかといいますと、そうでもないよとわたくしは思うのでございます。
無理に無理を重ねたお勉強で健康を害しては元も子もありません。
性格がひん曲がるほどのお勉強であっては、合格しても損か得かわかりません。
結局のところ人生、何が資するのか、わからないというのがホンネでございます。
交通事故に遭い、入院先の看護婦さんと結婚をした友人の話を聞きますと、そんな風に思うのでございます。
せっかくの新車を酔った勢いで壁にぶつけておしゃかにし、事故でムチ打ちになって会社を首になっても、新しい人生の伴侶を得て、前の100倍イキイキしているのをみると、なんだか事故にあったのがトクではないかと思うのでございます。
まさに地獄に仏とはこのことでございます。
少しの失敗など、大きなスパンで考えれば、それほどの重大事でもないものでございます。
逆に、不合格の経験がこの先、実に良い教訓になることも多いのでございます。
結局のところ、わたくしたちは学び続けなければいけない生き物でございます。
結果でしか問われない、世知辛い世の中でございます。
人の行く道の裏に花がある、と申します。
だからこそ、結果結果と考える前に、その過程を見つめ直さねばならないのでございます。
何かひとつでも教訓を、経験を、発見を得れば良いのでございます。
たとえば、お酒を減らすなど自己のコントロールができた、無理だと思っていたテキストを最後まで読めた、家族が協力してくれた、試験勉強と仕事を維持できたなどなどでございます。
何回もいう言葉でもありますが、わたくしたちは毎日変わっているのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年10月22日 11:33 AM |
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お勉強において、復習は実に重要な位置を占めてございます。
しかし、なかには、何を復習していけばよいか、わからない人もいるかと存じます。
やったところを全部が全部、見直すのが復習ではないのでございます。
そんなことをしていれば、時間も足らなくなるし、精力も使い切るし、干からびてしまいます。
復習では、ある程度の目安があれば、はかどるものでございます。
いろいろやり方はあるかと思いますが、時間がない人用の復習を見ていきたく思います。
まずは、復習の基準をはっきりさせておきましょう。
復習すべき最も簡単な基準は、「できた」か「できなかったか」です。
「できる」については、限りなきノーマークで結構です。
それでも気になるなら、ざっと目で読む程度でようございます。
問題となるのは「できない」ほうです。
はっきりいいますと、日々のお勉強でできなかったことは、本試験になってできないものです。
ここが「できる」と違う点なのです。
「できた」ことは、たとえスッカリ忘れていても、それ以後全く手付かずでも、本試験のその瞬間になると、アタマが覚醒しているのか、意外にできちゃうものなのです。
逆に、できなかったものは、復習を繰り返してできるようになったはずなのに、本試験や模試になると元のできない状態に戻っていることが多いのでございます。実に失点に繋がるのでございます。
ですから、復習ではまず、「できない」を重視して取り掛かることになるのでございます。
復習は、最低限、できなかったところを見直してほしく思います。
解けなかった問題をもう一度解き直してみます。
わからなかった選択肢を再度、チェックを入れてみます。
同様に、テキストの記述に当たってみます。
それだけでも、記憶の残り方が違ってくるかと存じます。
できるところ、できたところは、後でいくらでも、少しの手間で完成させることができます。
いっぽう、できないところは手がかかります。ですから、復習で何度でも挑戦するというわけです。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年10月19日 9:21 AM |
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