
毎日毎日これだけはやっていく、というノルマ主義も悪くはないのでございます。
しかし、わたくしはあまりノルマ主義を取らないものでございます。
というのも、毎日が締め切り日になるからでございます。締め切りというのは、少ないからこそ、効き目があるのでございます。
月に一度か二度あるからこそ、「この日までに仕上げなくちゃ!!」と意識できるのでございます。
毎日あれば、「またかぁ」となるのは必定でございます。
これくらいは、この日までにはやっておくかな、という大きな締め切りのほうが、実は守りやすいのでございます。
ノルマ主義だと、生活環境が変わればあっという間に破綻するものでございます。
わたくしたちは、生活のほかに様々な「ノルマ」がありますゆえ、どうしてもお勉強の優先順位は下がってしまうものでございます。
おべんきょノルマなど、めんどくさいし、楽しくもなく、それほど重要でもないというわけで、鼻息ひとつで吹き飛んでしまうのでございます。
大きな締め切りだと、締め切り日までの変化を飲み込めるがゆえに、融通が利くのでございます。
今日できなくても明日があるさ、と思えるのでございます。
完全ノルマ主義だと、ガチガチに数字が決まってしまいますが、大きな締め切り方式だと、ノルマがきつすぎれば自分で都合が付けられるものでございます。
独学というのは、監督や講師や先生といった管理する人がいませんゆえ、自分に課すノルマの数字の正当性がわかりません。
たとえば、この章を1日10ページやっていく、というノルマを決めても、経験者ならとてもじゃないができる量ではない、難易度の高さ、学習内容の細かさから見てもせいぜい3ページである、という判断することもあるわけです。
こうなると、1日10ページやっていく、というノルマは破綻するものでございます。
独学の最初は、できる数字、できない数字かわからないものでございます。やっていくうちに、このくらいのペースかなとわかってくるものでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年10月18日 9:06 AM |
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顔つきというのは、変わってくるものなのでございます。
今はあのようなしたり顔をしていても、最初のころはアセアセして落ち着きのない顔をしていたものでございます。
時間の経過があのような顔に変えたのでございます。
まず理解しておいてほしいのは、語彙の問題でございます。
試験勉強初期は、試験への語彙量が絶対的に少ないために、実にお勉強に骨があれるのでございます。
試験には、試験ごと特有の言葉がございます。用語・用法、文脈など、同じ日本語のようでも少しづつ違ってくるものでございます。
基本的な言葉の問題があるため、ふつうの勉強が実にめんどくさくなるのでございます。
テキストを読もうとしても読めないし、憶えようとしても憶えられないものです。
しかし、語彙の問題は、時間が経つにつれて解決していくのでございます。
お勉強が進み、語彙量が増えてくる中盤になりますと、初期とはくらべものにならないほど、暗記・記憶作業にも改善が見られるのでございます。
やればやったぶん、記憶に残るようになってくるのです。
学習初期で試験の言葉使いに慣れていないときは、無理をして憶えよう憶えようとしなくて良いのでございます。
その代わり、はやく試験特有の言葉になれるのが先決でございます。
力押しで憶えようとしても、スグに忘れるもの。まずは、試験になれる時間というのも必要なのでございます。
試験におけるだいたいのことは、毎日お勉強をしていると解決していくものでございます。
もちろん、1週間、2週間、本腰を入れてやらないといけないものもございます。何度も何度も、2回3回4回5回と憶え直さないといけないものもございます。
とはいえ、試験の語彙が溜まったら、解決する問題も多いのは事実でございます。
焦らずたゆまずというのは、語彙の問題の解決を狙ったものなのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年10月17日 10:24 AM |
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自身の成功体験を思い出してほしく存じます。
誰しもひとつやふたつくらい、うまくいった思い出があるものです。
華々しいものでなくてもいいのです。あのときがあったから、今の自分があるといえるものを思い出して欲しいのです。
人間は前例の生き物です。公務員を馬鹿にできません。
誰しも、「あのとき、ああできたのであるか、今回も大丈夫だろう」と考えるものでございます。
以前にうまくいった経験こそ、パワフルな前進をわたしたちに与えてくれるのです。
わたくしたちは、これまで、一度もホームランを打ったことがないのなら、一発逆転のホームランを狙ったりはしないのでございます。
バントかヒットを狙えばいいのでございます。一度くらい、うまくいったバッティングがあることでしょう。
突然、自分のこれまでの経験の中でないものを、今更それを当てにしようとも、脆いものでございます。
人の話を聞かない人がございます。一理はあるのでございます。
いくらいい内容であっても所詮は他人事、自分の経験ではないのだから「当てにならない」のでございます。
それほど、自分の経験というのは、当てになるものでございます。まあ、全く通用しない状況にも陥るのですが、それでも、経験を当てにしたほうがうまく行くほうが多いのでございます。
着実堅実と考えるとは、これまでにうまくいった経験を基本に今を考えるものと申せましょう。
再度、申し上げます。
華々しくなくても良いのです。たとえば、ひとつの流し目で、相手がくらくらして引っ掛かった程度の、偶然で良いのでございます。
偶然でも何でも、うまくいったことならそれをもう一度、反芻することでございます。
「道に迷ったけどいいお店を見つけた」→「全ての状況が悪いものではない、突破する点はどこかにある、きづいていないだけで」などなど、見かけは偶然でも教訓は引き出せるものでございます。
優しいまなざしをすると、主人と子供が変わった程度の成功体験でも良いのでございます。
なにも、会社を作って大成功したり、20代課長職年収1200万をゲットしたというような話だけが、成功ではないのでございます。
人生は些事で成り立ってございます。
そこからいかに学ぶかでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年10月16日 10:23 AM |
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