大事なことは、もちろん試験に合格することでございます。
しかし、合格だけがよいのであるかといいますと、そうでもないよとわたくしは思うのでございます。
無理に無理を重ねたお勉強で健康を害しては元も子もありません。
性格がひん曲がるほどのお勉強であっては、合格しても損か得かわかりません。
結局のところ人生、何が資するのか、わからないというのがホンネでございます。
交通事故に遭い、入院先の看護婦さんと結婚をした友人の話を聞きますと、そんな風に思うのでございます。
せっかくの新車を酔った勢いで壁にぶつけておしゃかにし、事故でムチ打ちになって会社を首になっても、新しい人生の伴侶を得て、前の100倍イキイキしているのをみると、なんだか事故にあったのがトクではないかと思うのでございます。
まさに地獄に仏とはこのことでございます。
少しの失敗など、大きなスパンで考えれば、それほどの重大事でもないものでございます。
逆に、不合格の経験がこの先、実に良い教訓になることも多いのでございます。
結局のところ、わたくしたちは学び続けなければいけない生き物でございます。
結果でしか問われない、世知辛い世の中でございます。
人の行く道の裏に花がある、と申します。
だからこそ、結果結果と考える前に、その過程を見つめ直さねばならないのでございます。
何かひとつでも教訓を、経験を、発見を得れば良いのでございます。
たとえば、お酒を減らすなど自己のコントロールができた、無理だと思っていたテキストを最後まで読めた、家族が協力してくれた、試験勉強と仕事を維持できたなどなどでございます。
何回もいう言葉でもありますが、わたくしたちは毎日変わっているのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年10月22日 11:33 AM |
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お勉強において、復習は実に重要な位置を占めてございます。
しかし、なかには、何を復習していけばよいか、わからない人もいるかと存じます。
やったところを全部が全部、見直すのが復習ではないのでございます。
そんなことをしていれば、時間も足らなくなるし、精力も使い切るし、干からびてしまいます。
復習では、ある程度の目安があれば、はかどるものでございます。
いろいろやり方はあるかと思いますが、時間がない人用の復習を見ていきたく思います。
まずは、復習の基準をはっきりさせておきましょう。
復習すべき最も簡単な基準は、「できた」か「できなかったか」です。
「できる」については、限りなきノーマークで結構です。
それでも気になるなら、ざっと目で読む程度でようございます。
問題となるのは「できない」ほうです。
はっきりいいますと、日々のお勉強でできなかったことは、本試験になってできないものです。
ここが「できる」と違う点なのです。
「できた」ことは、たとえスッカリ忘れていても、それ以後全く手付かずでも、本試験のその瞬間になると、アタマが覚醒しているのか、意外にできちゃうものなのです。
逆に、できなかったものは、復習を繰り返してできるようになったはずなのに、本試験や模試になると元のできない状態に戻っていることが多いのでございます。実に失点に繋がるのでございます。
ですから、復習ではまず、「できない」を重視して取り掛かることになるのでございます。
復習は、最低限、できなかったところを見直してほしく思います。
解けなかった問題をもう一度解き直してみます。
わからなかった選択肢を再度、チェックを入れてみます。
同様に、テキストの記述に当たってみます。
それだけでも、記憶の残り方が違ってくるかと存じます。
できるところ、できたところは、後でいくらでも、少しの手間で完成させることができます。
いっぽう、できないところは手がかかります。ですから、復習で何度でも挑戦するというわけです。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年10月19日 9:21 AM |
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毎日毎日これだけはやっていく、というノルマ主義も悪くはないのでございます。
しかし、わたくしはあまりノルマ主義を取らないものでございます。
というのも、毎日が締め切り日になるからでございます。締め切りというのは、少ないからこそ、効き目があるのでございます。
月に一度か二度あるからこそ、「この日までに仕上げなくちゃ!!」と意識できるのでございます。
毎日あれば、「またかぁ」となるのは必定でございます。
これくらいは、この日までにはやっておくかな、という大きな締め切りのほうが、実は守りやすいのでございます。
ノルマ主義だと、生活環境が変わればあっという間に破綻するものでございます。
わたくしたちは、生活のほかに様々な「ノルマ」がありますゆえ、どうしてもお勉強の優先順位は下がってしまうものでございます。
おべんきょノルマなど、めんどくさいし、楽しくもなく、それほど重要でもないというわけで、鼻息ひとつで吹き飛んでしまうのでございます。
大きな締め切りだと、締め切り日までの変化を飲み込めるがゆえに、融通が利くのでございます。
今日できなくても明日があるさ、と思えるのでございます。
完全ノルマ主義だと、ガチガチに数字が決まってしまいますが、大きな締め切り方式だと、ノルマがきつすぎれば自分で都合が付けられるものでございます。
独学というのは、監督や講師や先生といった管理する人がいませんゆえ、自分に課すノルマの数字の正当性がわかりません。
たとえば、この章を1日10ページやっていく、というノルマを決めても、経験者ならとてもじゃないができる量ではない、難易度の高さ、学習内容の細かさから見てもせいぜい3ページである、という判断することもあるわけです。
こうなると、1日10ページやっていく、というノルマは破綻するものでございます。
独学の最初は、できる数字、できない数字かわからないものでございます。やっていくうちに、このくらいのペースかなとわかってくるものでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年10月18日 9:06 AM |
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