独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

順番を変える

うまくいかないときや続かないときは、順番を変えてみることでございます。
世の中の物事では、順番を変えるだけで実にうまく行くことが多いのでございます。
好意をもたれたから贈り物をするのではなく、物をあげてから好意を受けたほうが、はやく進展するかと存じます。
愛されてから愛せとは、キリストさんはいってません。
まず、ご理解いただきたいことは、うまく行かないときは往々にして、順番が間違っているのでございます。逆にいえば、順調なときとは、順番が適切に並んでいるといえるのでございます。
料理のまずい人は、往々にして素材無視、調味料無視の人でございます。
火が通り難いものから炒めるのが本道なのに、なぜか柔らかいキャベツから炒め出すのでございます。アルコールを飛ばさないといけない酒を、なぜか最後に入れるのでございます。
たまねぎ・にんじん→ピーマン→キャベツ、酒→塩→しょうゆ→各種調整調味料と順番を入れ替えるだけで、単なる野菜炒めが実においしくなるものでございます。
さて、お勉強でございます。
実のところ、お勉強には決まった手順などないものでございます。
ベルトコンベアのように一直線ではないのでございます。
お勉強は流れ作業や事務手続きのように、手順化標準化したとしても、いつかはそれに飽きてくるものなのでございます。
もちろん、うまく行く手順もありますが、だんだん、飽きてきてうまく行かなくなるものでございます。
ですから、なんだか不調だな、調子がのらないなと思うようになれば、お勉強手順の見直し、並べ替えを計るとよいかと存じます。
テキストを読んで問題集をあたっていたのなら、いきなり問題集を読んでテキストを読むようにしてみます。
今日やるべき問題を、最後から解いていくのもおもしろうございます。もちろん、テキストを最後から読むのもいいアイデアかと存じます。
意外に新鮮味があって、事が進むかと存じます。
もちろん、入れ替え並び替えは、お勉強の内容だけに限られるものではありません。
ふつうは、お勉強をしてから休むものでありますが、休んでお勉強に取り掛かってもいいでしょう。意外にリラックスしてお勉強に取りかかれるので、案外、記憶に残るものでございます。
また、軽いお掃除をしてお勉強をするのもよいでしょう。
ふつうは、お勉強後に机の上や周辺を片付けるものでございますが、それを最初にやってしまうのでございます。探せばどこぞに、散らかっているところ整理したいところはあるものでございます。
お勉強の大敵は、飽きでございます。
少しづつ変化をつけていくよう、お勉強の逃げ口上としてご利用くださればと存じます。

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勇気の9割

独学というのは、自分しか頼るものがございません。
自分でやるべきカリキュラムを組み、学習計画をたて、実際に勉強をして、進捗を確かめなければばならないものでございます。
すべて、自分で決め、自分でやっていかねばなりません。
ときどき、自分が決めたことが守れませんと悩む人がございます。
わたくしはいうのでございます。
それが自然です、と。
敢然と困難や障害に立ち向かう人、怠惰、恐れ、不安に真っ向から受けてまわる人がございます。
このような人を、勇気のある人・度胸のある人と申します。
では、こうした人々は、どのようにしてその望ましい徳を持ち得たのでしょうか。
思うに、もと生来から勇気や度胸を持っている人は、1割に満たないと考える次第でございます。
そうそう、勇気のある人などいないのでございます。
では、残りの9割はどうなっているのかといいますと、それは人の目でありましょう。
母がグウグウ寝ているのに、父は暗いうちに着替え、子供にトーストを焼いてやり、ベーコンエッグを焼いたとします。
非難は母に集中するものでしょう。流石に、自分でも良心が咎めることでありましょう。
ですから、母は父より子より早く起きて精を出すのでございます。
大体において、わたしたちは人の目があるがゆえに、行動するのでございます。
そのお美しい化粧も、無人島に流れ着き周りがアホウドリかカモメだけしかいなければ、次の日には化粧ポーチを海に投げ捨て、ワカメかヒジキを追い求めるかと存じます。まさに化粧は化生の始まりでございます。
周りがパートのおば様ばかりなら、多少は鼻毛がでてもいいかな、髪を梳らなくてもいいかな、ちょっとあごひげの剃りを浅くしてもいいかな、整髪料も安めの物を、美容院から散髪屋へ、着る物もDUブランドからスーパーやしまむらで買うようになることでありましょう。やはり、人の目は大きいのでございます。
さて、「自分で決めたことができない」というのは、まさに、この人の目がないからでございます。
できなくて普通なのだと、認識くださればと存じます。
そして、認識できたなら、決めたことのハードルを下げることでございます。
人の目という、行動の起爆剤がないのです。
ぼちぼち軽いところからやっていくマイペース加減こそ、ここでは求められているのでございます。
無理を求めるから、物事が進んでいかないのでございます。
それならば、徐々に確実に進める術を追い求めるべきなのでございます。
勇気や気合は3日でなくなりますが、適当は毎日もつのでございます。

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においで目覚まし

五感のうちで、もっとも敏感なのは「鼻」「嗅覚」かと存じます。
まあ、こういうのは不適切であるかもしれませんが、「ワキガ」など、これを証拠付ける最たるものかと存じます。
ワキガゾーンに入ると、姿かたちは見えないけれども、その人の存在のあったことを如実に感得できるかと存じます。
また、香水の存在も、嗅覚の鋭さの証拠かと存じます。
香水をコロンと申しますが、本当に世の男性はいいにおいにはコロンとするものでございます。
憐れなものでございます。見た目でだまされ、話し方でだまされ、においで更に追い討ちでございます。気づいたときには「こんなはずでは!」になるのでございます。
っと、話を元に戻しましょう。
嗅覚−においというのは、実に身体に影響を与えるとご理解くださればと存じます。
これを上手に活用しようというわけでございます。
お勉強のお供といえばやはり、飲み物でございます。
飲み物といっても寒い折、流石にコーラやファンタは難しいかと存じます。
そこで、お茶やコーヒー、ココアの出番と相到ります。
さて、ここで匂いを楽しもうというわけでございます。
お湯が沸いたら、じゃーーーと滝のようにガサツに注ぐようなことはやめましょう、というわけでございます。
利休もビックリな入れ方は止めましょうというわけでございます。そんなお茶の入れ方は旦那向けだけでよろしいのではありませんか。
コーヒーなら全体に少しだけお湯をかけてふやかし、蒸すように致します。
おちゃっぱも同様でございます。すこしだけお湯をかけます。
インスタントコーヒーなどの粉末は、少しだけお湯をかけて、スプーンで練るように致しましょう。粒子が大きいので、練らないと匂いが引き立たないからでございます。
こうするだけ、実によい匂いがたつのでございます。
この立ち上る匂いを、香道さながらに鼻を近づけ、お腹一杯ならぬ、鼻腔一杯吸い込んでみることでございます。
鼻だけでなく、カラダ全体を使って芳香を楽しむことでございます。
こうするだけで、実にアタマのもやが晴れて、すっきり致します。
眠気覚ましといってがぶ飲みするよりかは、お茶のかおりで一服の方が、至極スマートかと存じます。

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