「ため息は、いのちを削る鉋(かんな)かな」とは、本当によく言ったものでございます。
韻も踏んでいて、よくよく頭に残る名言であるように思います。
さて、どうして「ため息」がよくないかと申しますと、呼吸が浅くなっているからでございます。
息をするのも忘れるとよく言います。何かを思い悩んでいるときというのは、どうしてか、呼吸が浅くなりがちなのです。
だから、「ため息」という身体行為を行うことで、身体が酸素の供給を強制的に行っているという次第です。
呼吸が浅いと、酸素が身体に十分に行き渡りません。
特に、頭にとっては、酸素の不足は致命的であります。
極端な例ですが、試しに、家の周りを10週走ってハアハアしている状態で、過去問のいくつかを解いて御覧なさいな。
いつも通りに問題が考えられないのは、明白です。
こんな風に、酸素が不足していると、物を上手に考えられなくなります。
上手に物が考えられない状態なのに、何かを思い考えても、解決策が少しも浮かばないのは、自明でございます。
ですから、ため息ばかりついて「上手に考えられない状態」に止まっていると、余計に「ため息の原因」を長引かせるだけになるのでございます。
そこで、です。
ため息をついて、思わず「はあー」と長い息を吐いてしまったと気づいたら、すかさず、続けて、お腹の底から「はぁぁぁぁあぁぁぁぁあ」と、息を吐き続けるのであります。
常日頃の、咽喉で息を吐くのでなく、おへその辺りから、肺の中に残っている空気を押し出すように、息を吐き出します。
ため息で「はあー」としても、そこから5~10秒くらいは、息を吐き出せるように思います。
息を搾り出すように出し切ってしまえば、胸いっぱいに空気を吸い込めます。
これで、1回、深く呼吸をすることができました。1回できれば、2回・3回はすぐできます。
同じような深呼吸を3回もすれば、しっかり物を考えられるくらいに、 酸素が補給されるように存じます。
ため息の原因となっている物事への解決策や代替案は、よく考えられる状態になってから、うんうんと考えてみましょう。
有体に言うと、考えられないのに考えても意味ないでしょ、って寸法でございます。
| カテゴリー: 心の解毒剤 | Tags: 酸素 | 2012年9月20日 6:28 PM |
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お勉強のお供に欠かせないのが、コーヒー紅茶、緑茶にほうじ茶といった、温かい飲み物であります。
お湯を沸かす器具には、タイガーやゾウジルシの電気ポットや、ティファールの電気ケトルがございます。
しかし、何度も何度も使っていると、容器の内側に白い汚れが付着して、だんだんとくすんで参ります。
手で触ると、ざらっとしていて、気持ちがいいものではありません。
当該白い汚れとざらざらの正体は、一種の水あかでありまして、水の中に含まれているカルシウム等のミネラル成分が凝固したものと、忖度しております。
当該水あか汚れは、スポンジで擦ってみても取れませんし、金属の表面をスチールウール・たわしで磨くのも、躊躇してしまいます。
それでは、どう掃除すればよいかと申しますと、タイトルにありますように、「クエン酸」を使うのであります。
クエン酸の使用は、到って、想像を絶するほど簡単であります。
ポットならポット、ケトルならケトルにぬるま湯を入れます。ま、水でも構いません。
そして、クエン酸を30グラムほど入れます。
クエン酸の使用からすると、結構な量にあたります。わたしは、大さじ2杯をがぽっと入れております。
ほいで、一晩放置するだけでございます。
朝起きて中のクエン酸水溶液を捨てて、食器洗いのスポンジで中を軽く拭えば、強度の低い汚れはするっと取れているように思います。
何ぶん、水あかの汚れは「頑固」でありますので、1回の「クエン酸放置掃除」では、取れないかと思いますが、1回でもやれば、かなりの容器内部のくすみを取ることができるかと思います。
わたくしは、ティファールの電気ケトルを愛用しておりますが、初めてクエン酸放置掃除をしてみたところ、ごっそりと汚れが取れて、(ああ、あれは模様じゃなかったのね)と思ったほどであります。
掃除に手間がかかるわけでもないので、ポットやケトルの内部の汚れが気になる方は、1回のみならず、2回、3回、試してみてください。
水あか汚れが、少しずつですが、取れていっているのを実感できるかと思います。
なお、一応、「口にするものの掃除」ですので、「食用グレード(食品添加物)」のクエン酸を使うことを推奨します。
「食用グレード」のクエン酸は、当該掃除のみならず、疲労回復に効くクエン酸水や、重曹と混ぜて自家製スポーツドリンクを作ることがができます。
しかし、食用グレードはそう売られておらず、あっても医局用でコストパフォーマンスに欠けるので、アマゾンなどの通販でお求めください。
わたしが使っているのは、「ニチガのクエン酸1キログラム」です。費用対効果は一番でしょう。
| カテゴリー: 日々の暮らし | Tags: クエン酸, コーヒー, ティファール | 2012年9月15日 11:32 AM |
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お勉強をしない日、または、お勉強を休む予定の日を、『休勉日』とでも言いましょうか。
お勉強をしない日、または、お勉強を休む日が決まっているのなら、即断にその旨をカレンダーに、ぶっとくマジックで大書きしておきます。
こうすると、「その日」には勉強しなくてよい、という「嬉しい心構え」ができあがります。
「休める日」が明白だと、当該休勉日までの勉強に、実に精が入るのであります。
(あの日には、やらんでいいんだから、もうちっとだけがんばろう)という考え方が、可能になるわけであります。
また、(とりあえず、あの日までに駆け足でやってしまおう)と、身体に実感を持って考えることができるのであります。
せっかく、「休める」のですから、それを日々のお勉強の発奮材料として使わない手はありません。
カレンダーに、たとえば、「やらん」とか「休む」とか「しない」という大書がされていると、『自分には休勉日があるんだ!』という喜びと解放感を、しっかりと噛み締めることができます。
お勉強が続かないという人は、毎日に上手に緩急をつけて、イベント化してみることをお勧めするものであります。
また、1つ、付け加えますと、「休む」ということは、お勉強において実に大事であります。
逆を言えば、ずうっと毎日毎日、お勉強をするというのは、効率がよくないのであります。
飽きの上に飽きが来ていますので、どうしても身が入りません。
新鮮さもないので、「あーあー」というため息から、お勉強が始まります。
精神衛生上、よくないのは自明で、ストレスが溜まりに溜まると、何かをきっかけに爆発するのであります。
ある時まではまじめに毎日やっていたのに、ある時を境目に、ぷつんと勉強から遠ざかるのは、独学では、『よくある事態』であります。
こうならないためにも、適度な「休勉日」を設けるという寸法です。
「神経」だけでなく、「精神」も磨り減るもの。
休んでばかりではいけませんが、「休む」のもお勉強の1つであることを頭の片隅にでも置いていてくださればと存じます。
| カテゴリー: 勉強ワンポイントアドバイス | Tags: 勉強 | 2012年9月13日 5:45 PM |
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