独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

読み込みの浅いところにポストイット

ポストイットの“お勉強利用”を、1つ紹介いたします。

それは、タイトルのあるように、「読み込みの浅いところにポストイットを挟んでおく」という次第です。

テキスト等の「読み込みが浅い」状態というのは、そこそこにできている状態だが、まだまだ記憶や理解が薄ぼんやりとしていたり、という「半知半解」の状態でございます。

つまり、あともう少しだけ、「読み込む」という勉強の労苦を払うならば、きちんとした理解と記憶に成就して、本試験にて点数の取れるものになる、という状態なのであります。

「あともう少しで、完成した実力となる」のですから、手を付けずにいるのは、実にもったいないところなのです。

こういうところが、実力アップの源泉です。

そこで、「読み込みが浅いな」というところを発見するたびに、ポストイットを挟んでおき、細切れ時間なり通勤時間なり手持ち無沙汰な空き時間に、読み進めていく、ってな塩梅なのであります。

『色分け』がコツです。

ポストイットには、赤、黄色、緑等々、いろんな色があります。

当該「読み込み浅い箇所」に挟むポストイットの色を、前もって決めておくのです。

わたしは、黄色の75ミリの大き目のポストイットを挟んでいます。

色・形で目立つポストイットを使うと、やりやすい(読みやすい・ポストイット事項を消化しやすい)のが実感とするところです。

100円ショップなら105円で、高級文具店でも315円もあれば、物珍しいポストイットを、発見することができるように思います。

ちょっとした予算と工夫を払えば、中身のある勉強ができますので、ぜひ、試してみてください。

真っ白の味気ないテキストよりも、数倍は合格に近づきます。

ただし、ポストイットの挟みすぎには要注意です。

10枚も20枚ものポストイットが挟まれっぱなしになっているテキストは、何よりも見苦しいし、「勉強していない証」にもなってしまうので、挟みすぎには気をつけましょう。

ポストイットを挟んだからといって、実力が付くわけではありません。

時間を見つけては、さっさと消化していきましょう。

苦労だらけの勉強をするな

勉強して何らかの利・成果を得ようとするのなら、やはり、苦労をしなくてはいけません。

何の苦労もせずに得られるもの(資格)は、あまり評価されません。

ですから、眠い目をこすってテキストを読み直したり、気力を揺り起こして過去問を解いたりするときも、当然あるでしょう。

お勉強においては、苦労は、あるのでございます。

しかし、絶対に勘違いしてはいけないことがあります。

それは、苦労をしたら受かるわけではない、ということです。

苦労に苦労を重ねて成功する、というのは、「お話」や「ドラマ」の演出でしかありません。

ただ、盛り上がるから、そうしているわけです。実際、何の伏線もなくストレートに主人公が成功したり、若い男女がゴールインしたりしたら、つまらなさ極みの作品となるのは自明です。

実際問題、わたしたちの現実では、苦労に苦労したからといって、必ず成功したりうまくいったりするわけでは、決してないのでございます。

もう一度言いますが、苦労したからといって、試験に受かるわけではないのです。

ですから、日々のお勉強に、相当苦労しているのに、結果がぱっとしないときは、考えないといけません。

どうしたら、苦労せずにできるのか?、とです。

もっと言うと、どうすれば、もっと楽にできるのか?、と考えます。

もっと正確に言うと、それに苦労する価値はあるの?と、費用対効果を考えないといけないのです。

がんばったり努力することを、貶める意図は少しもありません。

それらは、成功や合否に、欠かすことのできない要素です。

しかし、「うまくやる」「適切にやる」「要領よくやる」「要求されている事にストレートに応える」ことも、重要な要素であります。

勉強が実に苦しい、めんどくさい、うまくいかない、苦労しているという方は、ちょっと立ち止まって、やり方を変えるべきでございます。

もっと簡単に、要領よくできないかを模索するのも、大事な“お勉強”なのでございます。

さて、苦しい勉強に満足感や達成感を感じている方がおりましたら、それは、誤っていると助言したく思います。

勉強のみならず、人生がいつか破綻するよと、老婆心ながら申し上げたく存じます。

やっつけ仕事ならぬやっつけ勉強はあり

やっつけ仕事なら、やらない方が賢明です。

というのも、適当に仕事して「やった感」に浸ると、後で数倍の手間を払うことになるからです。

中途半端な仕事など、やらないほうがましでしょう。

もっと言えば、中途半端な仕事になりそうなら、着手するのに余程、気をつけたほうが良いでしょう。ダメになりそうな危険性が高いからです。

さて、仕事とは反対に、お勉強だと、「やっつけ」は、やり方の1つであったりします。

「とりあえず」やってしまう、「適当でもいいので」やってしまう、「ざっと」やってしまう、というやり方でも、よかったりするのでございます。

つまり、好結果が還ってくる=実力アップや点数の伸びに貢献する、という塩梅です。

完成度も大事ですが、それは、後々の本試験に近づくにつれて、追求したらよいことです。

それまでは、どれだけ続けるかが大事です。

毎日毎日、集中の効いた質の良いお勉強ができるわけではありません。

眠たかったり疲れていたり倦んでいるときがあって普通です。

ですから、「やっつけ勉強」で凌ぐのも、「あり」の勉強であります。

本試験でさえ、6~7割でOKなのです。

なら、日々の勉強だって6~7割でも大丈夫なわけです。

もちろんのこと、適当ばかりの勉強ではダメです。

重要なことや頻出事項は、正確かつ確実に収めなければ、試験には受かりません。

ですから、毎回ではダメだけど、ときどきなら、やっつけ仕事ならぬ「やっつけ勉強」で、日々のやるべきことを消化するのも、大いに「あり」なのです。

言うなれば、勉強とは、人生において珍しく「やっつけ」が効く作業・行為・現象であるといえましょう。

やっつけの配偶者選びは、決して、行ってはいけません。ご愁傷様です。