独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

文鎮は勉強道具

お勉強で何気に重宝するのに、あまり知られていない文房具が、文鎮であります。

文鎮とは、カンタンに言えば「重し」でございす。

教材やノートを固定して、読みやすく・書きやすくしたり、ページが元に戻ろうとするのを防ぐという寸法です。

試験勉強序盤では、テキストや問題集は真新しいこともあり、非常に扱いにくいのでございます。

開いていても自分から閉じてしまい、要らぬストレスを感じてしまいます。

加えて、勉強始めだと、何がなんだかよくわからないので、考え込んだり、図や絵を書いてみたり等々、テキストや問題集以外の作業も増えるものでございます。

答えの根拠を求めて考え込んでいるのに、パタンとページが閉じられると、非常にうっとおしいのでございます。

また、ページが元に戻らないように、手で押えておくというのも、考える邪魔でありまして、イライラっとするのであります。

そこで、先に言いましたように、文鎮でがっつりと押えるという塩梅です。

文鎮1つで、要らぬストレスを感じずに済みます。

昨今では、文具店や雑貨店に行くと、結構おしゃれで、見栄えのいい、気持ちのいい文鎮が取り扱われております。

なかなかに、面白い文鎮を探すのも、息抜きになります。

文鎮を使っておられない方、ぜひとも、お勉強道具の1つに、文鎮を加えてみてください。

あー、やっぱり昔からあるものは便利なものだなあ、と思うことしきりであります。

ポストイットの貼り過ぎ・はさみ過ぎはダメ

ポストイットを試験勉強にお使いの方は、多々居られることでしょう。

しかし、注意すべきは、「貼り過ぎ」「はさみ過ぎ」であります。

(ここは重要!)とか(後で見直そう!)てな発端から、ポストイットをテキストや問題集に貼り付けたりはさんだりするものです。

だから、ポストイットを使ったのなら、後々で見直すなり復習するなりをしないことには、ポストイットの意味が出てこないわけであります。

当たり前ですが、ポストイットを貼ることは、『勉強した』ことになりません。

そして、ポストイットを貼ったからといって、『勉強した気』になってはいけません。

ほとんど何も終わっていない、くらいに考えていて、よいくらいです。

わたしたちは、テキストや問題集が、“未消化のポストイット”だらけになっていないか、じゅうぶんに気をつけておかねばなりません。

「未消化事項の残骸」で、教材が埋まらないようにしなければならない次第でございます。

とりあえずは、べらべら・ぺらぺらと見苦しくなるほどポストイットが貯まらないように、“貼り付ける・はさむポストイットの枚数”を制限しておきましょう。

わたしは、10枚以内にしています。

それ以上は、整理整頓の際に、メモに転記してリスト化したりしています。

つまり、10枚を超えるようになったら、これまでのポストイットのうち1枚を処分なり消化する、という塩梅です。

ポストイットがぎっしりで、「見直すべきところだらけ」な教材を見るのは、見ただけで嫌気が差すもの。

ポストイットぎっしりテキストなどは、正直、自分が何をすべきかわかってないのを、暗示しております。

ポストイットの枚数制限を、確実に履行するだけでも、進捗は大きく変わるように思います。

一通り勉強が済んだら、本屋に行って問題集漁り

テキスト、問題集、そして、過去問が済んだら、試験勉強は、1つの山場を越えています。

大方のことは済んだ、といってよろしいでしょう。

当該雑文は、「その次に」やることです。

試験範囲のそこそこの学習が済み、自分でも何だかやった感がある人は、本屋に行ってみましょう。

そして、これまで自分が解いていた問題とは、「ちょっとばかし違う」問題集を探すのです。

問題集の名称にこだわる必要はありません。

予想問題集でも構いませんし、模試問題集でも、ハイレベル問題集等々と銘打たれたもので結構でございます。

ぱらぱらっとページをめくってみて、「あれ、こういう風にも、問題が出せれるのかー」という発見が何回もあったのなら、その問題集を買ってみます。

これまでと違う問題を解くと、“その新鮮さ”から、これまでの勉強では気づかなかった盲点を発見したり、さらなる理解や記憶の維持に繋がります。

“人”によっては、その問題集で合格が決まったりもします。

わたしの拙い経験だと、社労士の合格のときに「それ」がありました、

たまたま本屋で立ち読みをして、「あら?!」という発見をした問題集から、盲点だった問題がずばりと出題されて、貴重な1点を拾う事ができました。

試験とは1点を争うもの。個人的には、その「1点」でぎりぎり合格できたんじゃないかなと思っております。

ただ、全く傾向の違う、トンチキな問題集を、解く必要はありません。

奇を狙うだけの、ピント外れの問題集は、結構あるものです。

過去問からするとこういう問題はないよなー的な問題集は、買わなくてもいいでしょう。

でも、先に言ったような、①これまでとは違う問題があって、②「あ!」と思うような問題が散見されるなら、買ってみることをお勧めします。

ま、テキストや問題集、過去問までを済ませてしまうと、フト心に空隙ができて、何だか勉強に身が入らなくなるもの。

そういうときに、ブラリと本屋を巡ってみてください。

もっと言うと、「いま使っている問題集や過去問は、もしかしたら、一般の傾向・対策から外れているかも」を、チェックする意味もあるのですよ。