本ページでは、「廃業等の届出」をまとめている。なぜかよく出るので、必ず押さえておく。語呂合わせあり。過去問チェック用。宅建士(宅地建物取引士)の試験科目「宅建業法」の要点をまとめたノート。ヒントやリスト、語呂合わせ等の憶え方。ひっかけポイントの指摘もある。序盤の要点把握、知識の整理、再記憶、復習、本試験直前のチェックに。ぜんぶ無料。
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このページは、「廃業等の届出」をまとめたページです。
よく出るので、個人的に会心の出来の語呂合わせを使って、ガッツリと点を取りましょう。
※ 「R2 10月 第43問 選択肢3」にて、ついに、「免許失効時期」が出題されたので、加筆しました。
廃業等の届出の期限には、数字が切られています。
「その日から、30日以内」です。
「廃・業・等」が「漢字3文字」なので、「“3”0日」と憶えるといいでしょう。
また、細かいですが、当日起算です。
翌日起算ではないので、注意してください。
ところで、宅建士証の「死亡等の届出」も、同じく「その日から(死亡のときは、知った日から)30日以内」です。
「廃業等」と「死亡等」、それぞれ「漢字3文字=“3”0」で憶えてしまいましょう。
「代表役員であった者」の届出が、実によく出ています。
当該代表役員であった者が行う届出は、「合併による消滅」と「廃業」の場合に行います。
これは、語呂合わせで一発です。
その語呂は…、
「社長が焼酎で廃人」
…です。
「社長」は、そのまんま、「代表役員であったもの」を意味します。
「焼酎」は、「しょうちゅう」で、「消滅(しょうめつ)」の「しょう」となっています。
「廃人」の「廃」は、言うまでもなく、「廃業」の頭文字です。
「焼酎で廃人」は、個人的に、会心の出来の語呂だと思います。ぜひ使ってみてください。
ところで、現役社長ではないので注意してください。
「代表役員であったもの」と、過去形です。つまり、廃業した会社の元社長であり、合併して消滅した会社の元社長のことです。
特に、合併は、合併後の新会社の社長ではないので、気をつけてください。
言葉を関連付けて、残りの廃業届を、憶えましょう。
「破産」は、「破産管財人」です。
「破産」つながりで憶えます。
「破産」は「破産」、くらいに憶えましょう。
ところで、ひっかけポイントですが、「宅建士」が破産しても、届出権者は「本人」です。
業者の破産→破産管財人
宅建士の破産→本人
…なので、整理して憶えてください。
「破産」は、以上です。
さて、次の「解散」ですが、これは、「清算人」です。
「解散」を、「海産」くらいに読み替えて、「海産物を、清算」くらいに憶えるといいでしょう。
最後の「相続」は、憶えるまでもなく、「相続人」ですね。
「免許失効時期」も、問われるようになりました。
免許が失効となるのは…、
・死亡…死亡時
・合併…合併時
・破産…届出時
・解散…届出時
・廃業…届出時
…となっています。
本試験では、「法人が破産した場合、破産の決定があった時に、免許が失効する」と出題されています。
「×」で、破産の場合は、届出時に失効します。なお、いうまでもなく、届出人は、「破産管財人」です。
死亡と合併と、破産・解散・廃業とで、微妙に異なっているので、押えておきましょう。
まあ、死亡と合併は、当然と言えます。届出をしたから、死亡するわけではないからです。
先述したように、なぜか、当該廃業等の届は、本試験によく出ています。
過去問:H26 問27‐選択肢3
『法人である宅地建物取引業者が株主総会の決議により解散することとなった場合、その法人を代表する役員であった者は、その旨を当該解散の日から30日以内に免許を受けた国土交通大臣又は都道府県知事に届け出なければならない。』
「×」です。
「解散」は、「さん」つながりで、「清算人」が届出権者です。
また、代表役員は、「社長が焼酎で廃人」で、消滅・廃業のときの届出権者です。
次の問題です。
過去問:H28 問35‐選択肢3
『法人である宅地建物取引業者C(国土交通大臣免許)について破産手続開始の決定があった場合、その日から30日以内に、Cを代表する役員Dは、その旨を主たる事務所の所在地を管轄する都道府県知事を経由して国土交通大臣に届け出なければならない。』
「×」です。
「破産」は、「破産」つながりで、「破産管財人」です。
また、代表役員は、「社長が焼酎で廃人」で、廃業と消滅のときの届出権者でした。
んで、本問では、「経由申請」についても、注意が必要です。
廃業の届出は、「経由申請」で、選択肢のいうように、知事を経由して大臣に届け出ます。
次の問題です。
過去問:H29 問30‐選択肢4
『宅地建物取引業者D社(甲県知事免許)が、合併により消滅したときは、その日から30日以内に、D社を代表する役員であった者が、その旨を甲県知事に届け出なければならない。』
「○」です。
代表役員は、「社長が焼酎で廃人」ですし、届出期限は、当日起算の30日です。
また、Dは、消滅する会社の「代表役員であったもの」なので、間違いはありません。
先に述べたように、合併の場合、届出権者は旧社長であり、新社長ではないので、注意してください。
2019年10月2日 9:23 AM
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