独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

第27問:力率‐平成28年後期筆記‐第2種電気工事士の過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

難易度は「ふつう」。文系ド素人でも勉強して点を取りたい問題。本問は、「有効電力P」の公式を憶えていたら、点の取れる電気理論の問題である。こういうシンプルな問題を落とさないのが独学合格のコツである。平成28年の後期の筆記試験の第27問の過去問解説。文系ド素人や独学者向け。

第27問は、問題文に「力率」とあるので、文系ド素人なら、気が遠くなりそうです。

しかし、ぜんぜん、得点できる問題です。

「公式」を憶えておけば「1点」ですので、文系向けの問題といえます。

ぜひ、貴重な1点を確保しましょう。

また、本問は、常識的に考えれば答えが導けるので、あきらめないようにしましょう。

解説

本問では、「公式」を憶えていないと、手も足も出ませんが、知っていたら「即解」です。

その公式は、お馴染みの「有効電力P」の公式で…、

P=VI cosθ

…です。

この公式をひっくり返せば…、

力率(cosθ)=P/VI

…と相なります。

ここまで来たら選択肢を吟味するだけであります。

「V」は、電圧なので、「電圧計」が要ります。

「I」は、電流なので、「電流計」が要ります。

「P」は、有効“電力”なので、「電力計」が要ります。

従って、「ハ」が正解となります。

説明

本問は、「周波数計って使うか?」と、軽い疑問が湧けば、正解にたどり着けます。

正解の「ハ」以外には、「周波数計」が含まれていますが、当該機器は「周波数」を測定するものです。

常識的に、「なんで、力率を求めるのに、周波数が必要なんだろう?」と思い到れば、選択肢を判別できます。無線従事者じゃないんですから。

で、「イ」「ロ」「ニ」が消去できて、答えが「ハ」と相なる寸法です。

まとめ

本問は、ぜひとも取りたい問題です。

電気理論の問題には、本問以上に難しい問題はざらです。

本問のように、「有効電力P」の公式が頭に入っていたら解けるシンプルな出題の方が少数です。

こういう取れる問題は、落とさないようにしましょう。

なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。

みんなとシェアする