独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

第2問:電圧の計算:電気理論‐平成28年後期筆記‐第2種電気工事士の過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

難易度は「ふつう」。ぜんぶで8問出題される電気理論のなかでは、数少ない1点取れる問題である。本問は、電気理論の計算問題で、電圧を計算する。オームの法則と少々の要領さえ知っていれば、文系ド素人でも解ける。平成28年の後期の筆記試験の第2問の過去問を解説する。文系ド素人や独学者向け。

第2問は、「電気の基本的な知識」を問う問題です。

本問を解くには、電気の常識「電気は流れやすいところに流れる」を知っていることが必要です。

本問は、解説を読めば(なーんだ)の問題なのですが、緊張する本試験で本問が出たら、かなりの受験生が混乱して、上手に解けないはずです。

こういう問題の存在を、しっかり頭に叩き込んでおきましょう。

解説

スイッチ1(S1)を閉じると、電気は、下のスイッチのところを流れます。

反対に言えば、上記画像の赤点線で囲んだ「上側の30Ωの抵抗」のところに、電気は流れません。

先に言ったように、「電気は流れやすいところに流れる」からです。

んなもんで、「上側の30Ωの抵抗」は、無視できるという塩梅です。

さて、スイッチ2(S2)ですが、問題の指示では、「スイッチ2は開く」とあります。

要は、「電路がつながってない」わけで、電気は流れません。

んなもんで、上記画像の赤点線で囲んだ30Ωのところに電気は流れず、従って、無視できるという寸法です。

説明

ここまで到達すれば、後は、足し算だけです。

上記画像のように、赤点線部分は無視で、黒点線部分に電気が流れることになります。

本問だと、抵抗が直列で接続されていることになるので、「30Ω+30Ω」で「60Ω」となり、答えは「ロ」と相なる次第です。

まとめ

本問は、基本的な電気知識を問う問題です。

まあ、直列接続の合成抵抗の出し方がわからない人はそういないでしょう。

ただ、先述したように、本問は『出題がシンプルなだけ、難しく考え過ぎて、自滅する』傾向があります。

本試験では、こういうシンプルな問題もあると、頭の片隅に置いていてください。

本問も、文系ド素人でも取れる数少ない電気理論の問題です。

何度も練習して、必ず解けるようになっておきます。

なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。

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