乙4法令で手を焼く施設基準の横断まとめ。独学者向け。共通する細々した規制は憶えにくいので、一覧して確認しやすくしている。このページでは、「通気管」に絞ってまとめる。通勤・通学時にざっくり読んで頭に入れておけば事は足りる。
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「通気管」の規制の本ページは、お気に入りにでも入れておいて、通勤・通学時に、目を通すとよいでしょう。
なお、他の横断まとめは「施設基準横断まとめ1‐しきいの高さ‐網入りガラス‐床3規制‐タンク規制」を参考にしてください。
「通気管」規制がある施設は…、
屋内タンク貯蔵所
地下タンク貯蔵所
給油取扱所
屋外タンク貯蔵所
簡易タンク貯蔵所
…以上の5施設となっています。
名称にタンクがある施設には、「通気管」規制がある、と憶えるとよいでしょう。
給油取扱所、つまりGSですが、今ではほとんどが「地下タンク」です。
わたしは、地上にタンクのあるGSを、見たことがありません。んなもんで、給油取扱所もタンク系と考えてよいでしょう。
んなもんで、給油取扱所には、“タンク”の文言がありませんが、「通気管」規制ってな塩梅です。
当該「通気管」には、「4・40、1・1.5」という数字の絡む規制があります。
当該「4・40、1・1.5」規制があるのは…、
屋内タンク貯蔵所
地下タンク貯蔵所
給油取扱所
…となっています。先に挙げた、上から3つの施設が該当します。
この規制を文字に起こすと…、
屋外にあっては、地上4メートル以上の高さ。
窓・出入口当の開口部から1メートル以上離す。
…です。
そして、当該規制には、もう1つあって…、
引火点が40度未満の危険物を貯蔵する通気管は、敷地境界線から1.5メートル以上離すといった寸法です。
ま、最初は、こちゃこちゃしますが、勉強が進むと、ガソリン等の「引火点が40度未満の危険物」が、どれほど危ないか把握が付くようになるので、当該規制もしっくり来るはずです。
なんてたって、「燃える蒸気」が通気管から排出されているのですから、人の行き来するところから極力、距離を取るべき、ってな次第です。
さて、先の「4・40、1・1.5」というのは、それぞれ…、
「地上4メートル以上」の「4」、
「40度未満」の「40」、
「1メートル」の「1」、
「1.5メートル」の「1.5」、
…てな寸法です。語感が良いので、わたしは、「よん・よんじゅう、いち・いちごー」の「4・40、1・1.5」で憶えました。
まあ、この語呂しかダメというわけではないので、“てきとー”に憶えてください。っと、まあこんな次第です。
屋外タンク貯蔵所にも、「通気管」の規制がありますが、先の施設とは異なって、固有の規制です。
屋外タンク貯蔵所の通気管規制でよく出るのは…、
「先端を水平より45度以上曲げ、雨水の侵入を防ぐ構造とする」
…となっています。
まあ、屋外にあるので雨対策が必要→こういう角度規制が要る、と憶えればいいでしょう。
しかし、単純な規制のように見えて、実は要注意でして、他と区別して憶える必要があります。
出題者は時折、「屋“内”タンク貯蔵所の通気管の先端は、水平より45度以上曲げ、雨水の侵入を防ぐ構造とする」などと、出してくるからです。
「45度曲げ規制」があるのは「屋“外”タンク貯蔵所」なので、「×」です。
出題者は、ドイツ軍並みのダーティートリックを仕掛けてくるので、意識して憶える必要があります。
まず、タンク系には、おおむね「通気管」規制があります。
屋内タンク貯蔵所
地下タンク貯蔵所
給油取扱所
屋外タンク貯蔵所
簡易タンク貯蔵所
反対に、“タンク”で通気管がないのは、「移動タンク貯蔵所」くらいです。
次に「4・40、1・1.5」規制があるのは、先に挙げた先頭3つ…、
屋内タンク貯蔵所
地下タンク貯蔵所
給油取扱所
…に設けられています。
「屋外貯蔵タンク」は「45度曲げ」の固有規制です。
「簡易タンク貯蔵所」の規制は、試験には出ないので無視してよいでしょう。
なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、
独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。
また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。
2017年2月22日 11:29 AM
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