郵便局の配達を騙る詐欺メールは、疲れているときとか、ボンヤリしているときとか、酔ってるときだと、添付ファイルを開けそうになるので、注意が必要である。そのほか、添付ファイルについてのルール化など。
郵便配達を騙った電子メールが届き、添付ファイルを開けると、ウイルス感染でID・パスワードが抜き取られるという案件です。
正直、ここまで装われると、疲れているときとか、ボンヤリしているときとか、酔ってるときに、被害に遭う強い予感があります。
拡散のため、明記しておきます。
以下、当方に届いた、とあるネット銀行からの注意喚起メールです。
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郵便配達を装った以下のような不審なメールに添付されているファイルを
開封したことが原因で、パソコンがウイルス感染したとの事例が
発生しておりますので、あわせて十分ご注意ください。
【郵便配達を装った不審なメール(イメージ)】
件 名:番号XXXXXXXXXXの下で小包の配達
内 容:
拝啓
配達員が注文番号XXXXXXXXXXの商品を配達するため電話で連絡を差し上げたのですが、つながりませんでした。
従ってご注文の品はターミナルに返送されました。
ご注文登録時に入力していただいた電話番号に
誤りがあったことが分かりました。
このメールに添付されている委託運送状を印刷して、
最寄りのJAPAN POST取り扱い郵便局までお問い合わせください。 敬具
JAPAN POSTジャパンの宛先:
〒781-#RANDONMUM(4)#
東京都港区芝浦4-13-23
MS芝浦ビル13F
Post Japan Co., Ltd.
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…引用終わり。
ってな感じで、引っかかり率は、かなり高いと思います。
わたしも、こういったタイプの詐欺メールを知らなかったら、添付ファイルを開けそうです。
だって、「怪しさ」がないんですもの。
配偶者やお子さんには、再度、「添付ファイル」は、「絶対に開かない」ことを徹底させるのみならず…、
新たに、「どのような文言があろうと、添付ファイルを開けない」と、「開けるときは、誰かと同伴で」を、ルールに追加しておきましょう。
添付ファイルを開ける際は、まず、当該電子メールの差出人のアドレスを検索することは、最低限やっておきます。
おそらく、フリーメールのドメインか、わけのわからないドメインの公算が高いです。
ちなみに、信用度の高いドメインは、「.co.jp」や「.jp」です。
これらのドメインは、正式な担当者を登録しないと使えないので、詐欺に使われ難い傾向があります。
反対に言うと、「.com」や「.net」などは、虚偽の情報でも使えるので、信用度は落ちます。
で、調べられるところは、数分で終わるのですから、検索します。
怪しいところに気付くはずです。
先の詐欺メールでは、「注文番号XXXXXXXXXX」とありますが、これは普通、配送業者なら、送り状番号とか伝票番号を、知らせてくるはずなのです。
それが、「注文番号」となっているので、こら、怪しいなと気付きます。
追加ルールです。
『少しでも怪しいと感じたなら、添付ファイルはクリックしない』です。
詐欺かどうか、だましかどうかは、論理的な、頭を使ってわかる作業というよりかは、皮膚感覚の「感じ」で判断するのが賢明です。
詐欺かどうかは、ん?とか、むむ?で判断していいと、教えておきましょう。
隣で寝ている人の顔を思い浮かべれば、感覚の大事さが、お分かりいただけるかと存じます。
ウイルス感染で金銭被害が出ることを踏まえれば、少々、荷物がアレしようと、困ることはほとんどないです。
昨今のウイルス感染と詐欺の被害の大半は、『添付ファイル』がらみであることを、再度、改めておくべきかと存じます。
なお、郵便局を騙るのなら、ヤマトや佐川、その他の宅配業者を偽装してもおかしくないので、再度、怪しい宅配メールには、注意しましょう。
2016年3月4日 12:44 PM
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