第30回試験の第5問『精算表』の設問7を解説するページです。当該設問は、完成工事補償引当金を処理する問題です。全く捻りのない出題で、困ることはないでしょう。怖いのは、常の「ケアレスミス」だけです。カンタンとはいえ、慎重に転記してください。
◇問題◇
◇問題全文◇
◇解答用紙◇
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結論から言うと、当該設問の「仕訳はこちら」です。
難しく考えず、ケアレスミスに注意して、処理しましょう。
問題文には、「完成工事高に対して 0.2 % の完成工事補償引当金を計上する(差額補充法)。」とあります。
念のため、設問を1~10までチェックして、「完成工事高」に変動がないか、調べましょう。
本問では、「変動なし」なので、T/Bの数字「5550000」をソックリそのまま使います。
計上率は、「0.2%」なので、「5550000*0.002」で「11100」となります。
「差額補充法」が指示されています。
T/Bには、「10500」が既に計上されています。
不足額は、「11100-10500」の「600」です。
仕訳ですが、工事関係の費用なので、「未成工事支出金」で処理します。(“こういうもの”として、憶えてしまいましょう。)
仕訳は、「費用」の認識(「資産」の増加)と、「負債」の増加なので…、
借方:未成工事支出金 600
貸方:完成工事補償引当金 600
…となります。
以上で、処理が終了です。
落ち着いて、指差し確認をしながら、「整理記入」に、転記してください。
例年、当該「完成工事補償引当金」の処理は、「増やす」のがほとんどです。
しかし、ときおり、「減らす」処理も出るので、戸惑わないようにしましょう。
当該設問の仕訳は、「こちら」です。
あと、念のために、問題全体の答えですが…、
…こうなっています。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。
建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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