本問は『減価償却 直接記入法』の仕訳。第30回試験の第1問‐仕訳問題の3問目。減価償却の問題ですが、「直接記入法」での処理が問われています。建設業経理士2級の減価償却では、本問のような変化球の出題もあります。テキストで個々の処理を押えておきましょう。
◇問題◇
◇勘定科目群◇
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結論から言うと、「答えはこちら」です。
本問のレベルは「ふつう」です。
ところで、「借方」は「左がわ」で、お茶碗を持つ方です。
対して、「貸方」は「右がわ」で、お箸を持ったり、配偶者にスパイスを振るときの方です。
本問のポイントは、減価償却の「直接記入法」の処理です。
問題文のなお書き部分「減価償却費の記帳は直接記入法を採用している」を、読み落としてはいけません。
ここさえ気を付ければ、後は、単なる固体資産の売却処理です。
問題文には、「建設用機械(取得価額¥600,000、前期末減価償却累計額¥480,000)を当期首に売却した。」とあります。
本問は、当期首に売却されているので、期中の減価償却を計算しなくていいです。
んで、先に見たように、本問では、「直接記入法」で処理されているので、おなじみの「減価償却累計額」の勘定を使いません。
償却額は、直に、B/S価額から引かれています。
んなもんで、期首の「建設用機械」の帳簿価額は、「600000-480000」の「120000」が計上されています。
「勘定科目群」を見ると、当該建設用機械の勘定科目には、「機械装置」が使えそうです。
つまりは…、
借方:機械装置 120,000
…となっている、ってな次第です。
これを売却したわけなので、「資産」の「減少」で…、
貸方:機械装置 120,000
…と相なります。
問題文には、「売却価額¥150,000 は現金で受け取った。」とあります。
「建設用機械」の期首価額は、「¥120,000」でした。
これが、¥150,000で売れています。
「150000-120000」で、「30000」の利益が出ています。
これは、「固定資産売却益」で処理します。
仕訳は、「収益」の「増加」なので…、
貸方:固定資産売却益 30,000
…となる、ってな次第です。
受け取った現金¥150,000は、ふつうに「資産」の「増加」なので…、
借方:現金 150,000
…と相なります。
上記の仕訳をまとめると…、
借方:現金 150,000
貸方:機械装置 120,000
貸方:固定資産売却益 30,000
…と相なります。
後は、それぞれの記号を、「勘定科目群」から探して、付記するだけです。
記号を付せば、答えは…、
…です。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
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とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
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教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。
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建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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