本問は『材料評価損』の問題です。ちょっと注意しないと落としかねない問題です。パターン学習しかしていないと、思いっきり出題者の罠に引っかかります。「材料評価損」を問うているので、注意してください。今後の出題も予想されるので、「問われ方」を憶えておきましょう。テキストも読み込んでおきましょう。
◇問題◇
(クリックして拡大。)
結論から言うと、「答えはこちら」です。
本問のレベルは「やや難」です。
本問で読み落としてはいけないのは、「材料評価損」を問うている点です。
紛失等の「棚卸減耗費」の処理ではないので、注意してください。
間違えないためには、まずもって、下のようなボックス図が書くことです。
上記ボックス図の書き方は、暗記しておきましょう。
問題文の数字や指示を、先のボックス図に書き込むと、上の画像のようになります。
問題文には、「材料元帳の期末残高は数量が 1,200 kg」とあり、んで、「棚卸減耗 48 kg 」とあります。
ですから、実地棚卸高は、「1200-48」の「1,152」kgとなります。
次に、材料単価は、以前は「¥320」でしたが、今は「¥280」となっています。
よって、損は、「320-280」の「¥40」です。
これが「1,152」kgあるので、「1152*40」で「46,080」が材料評価損となります。
「棚卸減耗」分の「48」kgに、先の損の「¥40」を掛けて、「48*40」の「1920」といった解答をしないようにしましょう。
また、棚卸減耗費と混同してもダメです。「棚卸減耗 48 kg 」に以前の単価@320を掛けて、「48*320」の「15360」などと答えないようにしましょう。
答えは…、
…です。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級
」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級
」を使えばよいでしょう。
建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
★みんなとシェアする