本問は『減価償却 総合償却法 加重平均法』の問題です。建設業経理士2級のド定番論点です。建設業経理士2級の減価生薬では、いろいろな処理が問われる傾向にあります。当該加重平均法も、しばしば出る償却方法です。公式を暗記すれば解けるので、テキストで押えておきましょう。
◇問題◇
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結論から言うと、「答えはこちら」です。
本問のレベルは「ふつう」です。
「総合償却法」の「加重平均法」を知らないと解けません。
遠い叔父のように、ふらっと出題される傾向にあります。
テキストで確認しておきましょう。
本問の処理ですが、「加重平均法」での「平均耐用年数」を求める公式は…、
「要償却額合計/定額法による年償却額合計」
…です。
要償却額を計算し、次いで、年償却額を求め、割り算をするってな次第です。
3つの固定資産の要償却額は、残存価額がゼロなので、それぞれの取得原価の合計となります。
計算は、「1,300,000+2,800,000+600,000」の「4,700,000」です。
機械装置Aですが、問題文には、「取得原価¥1,300,000、耐用年数5年、残存価額ゼロ)」で「定額法」となっています。
残存価額は、ゼロです。
当該機械装置Aの年償却額は、「(1300000-0)/5」で「260,000」となります。
機械装置Bですが、問題文には、「取得原価¥2,800,000、耐用年数7年、残存価額ゼロ)」「定額法」となっています。
残存価額は、ゼロです。
当該機械装置Bの年償却額は、「(2,800,000-0)/7」で「400,000」となります。
機械装置Cですが、問題文には、「取得原価¥600,000、耐用年数3年、残存価額ゼロ)」「定額法」となっています。
残存価額は、ゼロです。
当該機械装置Cの年償却額は、「(600,000-0)/3」で「200,000」となります。
ようやく、「年償却額」が計算できます。
上記の3つの計算で求めた数字の合計額は、「260,000+400,000+200,000」の「860,000」となります。
公式は、先に見たように、「要償却額合計/定額法による年償却額合計」です。
「要償却額」は、「4,700,000」です。
「年償却額」は、「860,000」となります。
「4,700,000/860,000」で「5.46511…」となります。
問題文には、「小数点以下は切り捨てるものとする。」とあるので、「5」年が答えとなります。
本問は、当該なお書きを読み落として、間違って「四捨五入」しても、「5」に変わりがないので、大丈夫なのです。
しかし、傾向が変わって、たとえば、「5.“5”658947…」などとなる可能性もあります。
この数字だと、小数点以下を四捨五入すると、「6」になるので、「×」となってしまいます。
こういう、「なお書き」に従っているかどうかを問う問題も、出題されそうな感じです。
問題文をよく読むクセを、今のうちから付けておきましょう。
答えは…、
…です。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。
建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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