令和4年3月に実施された建設業経理士2級 第30回試験のインデックス。第1問から第5問まで。第1問「仕訳問題」、第2問「文章問題」、第3問「計算問題」、第4問「個別問題」、第5問「精算表」の各ページへのリンク。試験の総評や難問のリストアップ、要注意問題も併せて掲載。
前回の試験に落ちた人等は、過去問を買い直すのは、『痛い出費』です。
んなもんで、令和4年3月実施の第30回試験に、解説と解答を付与しました。過去問演習の一端に。
なお、正確さを期してはいますが、内容は保証できないので、参考程度にご利用ください。誤りがあれば、ご一報をば。
結論から言うと、当該試験は、「カンタンではない」試験でした。
まずもって、問題文をよく読まないといけない問題が増えています。
たとえば、「4問:修正後工事進行基準」や「2問:減価償却 総合償却法 加重平均法」、そして、「精算表:設問5」です。
脊髄反射で解答しないようにしてください。
問題文の「なお書き」まで、シッカリ読んでから、解答に臨んでください。
本問の特徴は、「第3問」の個別問題が、実にボリュームが大きかったことです。
解答には、実に実に、時間がかかります。
本試験にて、本問のような巨大な問題に当たったら、無理に解答しないでください。
なぜなら、時間が足りなくなる恐れがあるからです。
ぱっと問題を見て、時間がかかりそうと思ったら、「後回し」にして、以降の第4問や第5問に着手して、部分点を稼ぎましょう。
試験戦術的なことを言うと、建設業経理士2級は、問題全体で難易度のバランスを取る試験なのです。
んなもんで、第3問がとりわけハードなら、他の問題は、比較的やさしい問題・時間を取らない問題を繰り出す傾向にあります。
点の取りやすい問題で、ある程度の点数を確保した後で、第3問に臨む方が、試験戦術上有利ですし、精神的にも落ち着いて解答できます。
無理して、問題の番号通りに解く必要はないので、「後回し」戦術を積極的に取り入れてください。
上述した問題以外は、到って、通常の試験だったと思います。
仕訳問題も文章問題も、過去問をシッカリとやり込んでいたら、大丈夫なはずです。
第4問の理論問題も、計算問題も、まあ、大丈夫でしょう。
精算表の第5問も、難しい処理はなく、例年通りでした。
ボリューム大の第3問は、何回も解いて、要領をつかんでおきましょう。
「やや難」「難」の問題を、リストアップします。
4問:材料評価損・・・「やや難」
第5問‐精算表:設問3・・・「難」。
第5問‐精算表:設問10・・・「難」。
精算表には、常に、当期純利益計算の「難問」があるので、あまり気にする必要はありません。
「4問:材料評価損」は、ボックス図が頭に入ってないと、間違えやすいので、注意してください。
さて、以下「過去問+解説」です。通勤・通学中にどうぞ。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。
建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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