本問は、『人件費 予定配賦率』です。人件費(工事間接費)を計算して、配賦差異を求める問題です。実にオーソドックスな問題で、2建経で、ド定番の論点です。計算ミスに気をつけて、満点を目指しましょう。
◇問題◇
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結論から言うと、「答えはこちら」です。
本問のレベルは「ふつう」です。
まずは、「予定配賦率」を求めます。
気をつけるべきは、計算ミスだけです。
設問には…、
「人件費予算額‐①従業員給料手当\64,350,000、②法定福利費\7,326,000、③福利厚生費\3,524,000」とあります。
これら①から③までは、すべて「人件費」なので、ふつうに足し算をしましょう。
「64,350,000+7,326,000+3,524,000」で「75200000」となります。
次に、設問には、「当会計期間の現場管理延べ予定作業時間」が「23,000時間」とあります。
先の足し算した数字を、これで割ります。
「75200000/23,000」で「3269.565217391304」となります。
割り切れず、小数点以下が出ます。
問題文には、「計算過程において端数が生じた場合は、円未満を四捨五入すること」と、記載されていますが、念のため、検算しましょう。
再計算しても、同じ数字なので、「3,270」となり、これが、予定配賦率(答え)となります。
基本的に、建設業経理士2級の本試験では、割り切れることが多いです。
つまり、割り切れない場合、どこぞでミス(計算ミス・資料の読み取りミス)をしている可能性が高い、といった寸法です。
しかし、本問のように、割り切れず、小数点以下が出る問題もあります。
これまでは、「割り切れない=ミスの可能性大」でしたが、そうも言えなくなっています。
2建経も、やはり、「難化」しているので、柔軟に対処してください。
…と相なります.
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。
建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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