本問は『労務費計算』の処理です。経過勘定項目の処理です。制度の要領を理解し、T字勘定を書けば、解答できます。
◇問題◇
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結論から言うと、「答えはこちら」です。
本問のレベルは「ふつう」です。
ところで、「借方」は「左がわ」で、スマホを持つ方です。
対して、「貸方」は「右がわ」で、スマホを操作したり、配偶者を水攻めするときの方です。
要は、経過勘定項目が理解できているかどうかが問われています。
建設業会計では、基本的に、「月」で考えます。
しかし、賃金には、おおむね「締切日」があり、本問では、「20日」となっています。
問題は、20日以降から月末までの賃金です。
その期間の賃金は、支払われていないだけであって、工事原価の計算では、その「月」の費用として計上されます。
そこで、たとえば…、
借方:人件費 ×××
貸方:未払賃金 ×××
…といった感じに、経過勘定項目の「未払賃金」を使って、「月末」に処理するわけです。
んで、当該「未払賃金」ですが、月が明けて「月初」に再振替仕訳をします。
借方: 未払賃金×××
貸方:人件費 ×××
このように、「未払賃金」という勘定科目を使うことで、その「月」に支払われる賃金のうち、前月分を控除したり、未払いの当月分を加算したりする、ってな次第です。
仮に、問題の舞台を「4月」とします。
そうすっと、前月の「3月31日」には…、
借方:賃金 863,000
貸方:未払賃金 863,000
…という仕訳が切られているわけです。
月が明けると、「再振替仕訳」をします。
よって、
借方:未払賃金 863,000
貸方:賃金 863,000
…という仕訳が切られるわけです。
当月(ここでは4月)の賃金支払いですが、問題文には、「当月の賃金支給総額は¥2,530,000であり、所得税¥230,000、社会保険料¥163,200を控除して、現金にて支給された」とあります。
一応仕訳を切ると…、
借方:賃金 2,530,000
貸方:預かり所得税 230,000
貸方:預かり社会保険料 163,200
貸方:現金 2,136,800
…となります。
前月同様に、当月でも、「月末」に、「未払賃金」の科目で、賃金締切日から月末までの「賃金」を計上します。
問題文には、「当月賃金未払高が¥723,000」とあります。
よって、仕訳は…、
借方:賃金 723,000
貸方:未払賃金 723,000
…となります。
先の仕訳を、当月(4月)の「賃金」のT字勘定に転記します。
そうすっと…、
…と、相なります。
後は貸借差額の「3253000-863000」の「2,390,000」が答えとなります。
わからないときは、「図」で考えましょう。
問題文の設定を図示していけば…、
…といった感じになります。
これに加えて、先のように、T字勘定を書けば、何とか解答できるはずです。
答えは…、
…です。
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建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
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