建設業経理士2級 第28回‐過去問+解説インデックス

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和3年3月に実施された建設業経理士2級 第28回試験のインデックス。第1問から第5問まで。第1問「仕訳問題」、第2問「文章問題」、第3問「計算問題」、第4問「個別問題」、第5問「精算表」の各ページへのリンク。試験の総評や難問のリストアップ、要注意問題も併せて掲載。

はじめに

 前回の試験に落ちた人等は、過去問を買い直すのは、『痛い出費』です。

 んなもんで、令和3年3月実施の第28回試験に、解説と解答を付与しました。過去問演習の一端に。

 なお、正確さを期してはいますが、内容は保証できないので、参考程度にご利用ください。誤りがあれば、ご一報をば。

傾向について

 結論からいうと、当該年度は、「言うほどに難しくない」試験でした。

 後述しますが、「問題文の日本語が少しわかり難い問題」や、「割り切れない問題」、そして、「新手の出題」がありましたが、それでも、大半の問題は、オーソドックスなものでした。

 テキストと過去問をシッカリ消化していれば、ほぼ8~9割くらいは取れたと思います。

 実力判定の良きバロメーターです。この回の試験で合格点が取れたなら、まあ、本番でも大丈夫でしょう。

日本語

 今回の試験ですが、「問題文の日本語が少しわかり難い問題」がありました。

 「第5問‐精算表:設問6」です。

 問題文が独特の表現のため、(???)となりがちです。

 落ち着いて対処してください。

割り切れない問題

 当該年度の試験で、大きな特徴があったのは、「割り切れない問題」です。

 2建経の試験問題は、割り算があっても、割り切れることが多いのです。

 しかし、「第2問‐2問目:固定資産償却」や「第3問‐1問目:人件費 予定配賦率」のように、明らかに割り切れない問題が登場しています。

 このように、「割り切れない」ケースも「ある」ことを念頭に、解いていってください。

 なお、「割り切れない」ときは、計算ミスがないか、念のために、検算してください。転ばぬ先の杖です。転んでから手を差し出す配偶者です。

新手の問題

 難問扱いをしていますが、「第1問‐5問目:工事進行基準」は、新手の問題です。

 今後も、こういう処理が求められる可能性が高いので、重々、注意をしておきましょう。

「やや難」「難」の問題

 「やや難」「難」の問題ですを、リストアップします。

 第1問‐5問目:工事進行基準・・・「やや難」。

 第5問‐精算表:設問3・・・「難」。

 第5問‐精算表:設問11・・・「難」。

 精算表の問題は、常に難しいので、あまり気にする必要はありません。

 さて、以下「過去問+解説」です。通勤・通学中にどうぞ。




第28回

 インデックス

第1問:仕訳

 1問:当座借越

 2問:売上割引

 3問:売買目的有価証券

 4問:のれん償却

 5問:工事進行基準

第2問:文章問題

 1問:本支店会計の内部利益

 2問:固定資産償却

 3問:労務費計算

 4問:銀行勘定調整表

第3問 計算問題

 1問:人件費 予定配賦率

 2問:予定配賦額

 3問:配賦差異

第4問 個別問題

 理論問題

 工事別原価計算表

第5問 総合問題

 精算表:インデックス・ポイント

 精算表:設問1

 精算表:設問2

 精算表:設問3

 精算表:設問4

 精算表:設問5

 精算表:設問6

 精算表:設問7

 精算表:設問8

 精算表:設問9

 精算表:設問10

 精算表:設問11

PDF過去問の閲覧

 結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。

 

 当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。

 公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。

 PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。

 なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。

 とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。

 受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。

独学向け教材

 教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、

 簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。

 簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、

 過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。

 建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。

 ところで、電卓です。

 100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。

 高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。

 簿記2級では必須の高品質電卓と避けるべきペラペラ計算機

 左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。

 高品質な計算機

 考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。

建設業経理士2級のこまごましたもの

 建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。

 合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。

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