二級ボイラー技士過去問＋解説：令和6年4月第24問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

　二級ボイラー技士過去問＋解説：令和6年4月の第24問目の解説。本問は、「油だきボイラーの重油」の問題です。よく出るようになった論点です。意外に盲点となるので、テキストで確認しておきましょう。

第24問‐油だきボイラーの重油

　(クリックして拡大。）

　本問のレベルは「ふつう」です。

　本問の答えは、「こちら（番号のみ）」です。

　問題一覧は、こちらです。

　全問の答えは、こちらです。

選択肢1

　選択肢１の「粘度の低い重油は、噴霧に適した粘度にするために加熱する。」ですが、誤った記述です。

　「粘度の低い重油」ですが、これは、A重油が該当します。年度が低い重油です。

　A重油ですが、加熱しません。

　加熱するのは、“粘度の高い”B重油やC重油です。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢2

　選択肢２の「Ｃ重油の加熱温度は、一般に80～105℃である。」ですが、正しい記述です。

　正しい数字です。

　数字は、常に狙われています。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、押えておきましょう。

　ちなみに、B重油の加熱温度は、「５０～６０℃」です。

　よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢3

　選択肢３の「加熱温度が高すぎると、いきづき燃焼となる。」ですが、正しい記述です。

　「いきづき燃焼」の正しい記述です。

　よく出る語句なので、テキストを精読しておきましょう。

　よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢4

　選択肢４の「加熱温度が高すぎると、バーナ管内で油が気化し、ベーパロックを起こす。」ですが、正しい記述です。

　そのとおりの記述です。

　なお、「ベーパロック」ですが、「油蒸気が混合する・油蒸気が気化する」です。

　併せて、押えておきましょう。

　よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢5

　選択肢５の「加熱温度が低すぎると、霧化不良となり、燃焼が不安定となる。」ですが、正しい記述です。

　そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

　また、「加熱温度が低すぎる」の場合、すすなどが発生します。

　よって、選択肢は、「正」となります。

答え

　設問は、「誤っているものはどれか？」です。

　「1」は「誤」です。

　「2」は「正」です。

　「3」は「正」です。

　「4」は「正」です。

　「5」は「正」です。

　正解：1

　次の問題へ。

過去問その他の問題

　本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

　通勤・通学中にどうぞ。

独学向け教材

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二級ボイラー技士のこまごましたもの

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二ボ過去問

令和6年4月

├インデックス
├問題一覧
└答え一覧

構造

├1問：ボイラーの伝熱
├2問：水管ボイラー
├3問：鋳鉄製蒸気ボイラー
├4問：ボイラーの構造及び強さ
├5問：ばね安全弁
├6問：水面測定装置
├7問：ボイラーの吹出し装置
├8問：空気予熱器
├9問：低圧ボイラーの自動制御
└10問：水位検出器

取扱

├11問：手動操作による点火
├12問：スートブロー
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├14問：緊急停止
├15問：水面測定装置
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├17問：ボイラー水の吹出し
├18問：ボイラー水の全部排出
├19問：内面腐食と抑制方法
└20問：ボイラー清缶剤

燃料・燃焼

├21問：燃料の分析及び性質
├22問：重油
├23問：固体燃料と気体燃料
├24問：油だきボイラーの重油
├25問：液体燃料の供給装置
├26問：霧化媒体
├27問：気体燃料の燃焼方式
├28問：大気汚染物質
├29問：油だきボイラーの燃焼室
└30問：ボイラーの通風

法令

├31問：伝熱面積
├32問：ボイラーと外壁との距離
├33問：ボイラー取扱作業主任者
├34問：附属品の管理
├35問：ボイラー検査証等の掲示場所
├36問：ボイラーの検査及び検査証
├37問：変更検査
├38問：鋼製ボイラーの安全弁
├39問：鋳鉄製温水ボイラーの附属品
└40問：燃料供給遮断装置・安全装置