独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

水前寺清子学習

基本的に試験のお勉強は、「三歩進んで 二歩さがる」がベストでございます。
とにかく、復習しないと記憶に残らないわけでございます。
『三百六十五歩のマーチの如く、進んでは戻り、戻っては進む。』
最終的には、確実に知識をモノにできる方法として完結するのでございます。
まー、テキストは3P進んで2P戻っていたら、全然先に進みませんので、ざっと1単元が終われば再学習くらいで結構かと思います。
この「三歩進んで 二歩さがる」学習が効果的なのは、問題演習でございます。
とくに学習初期の、右も左もわからない、初めてのお使い状態のときに、「三歩進んで 二歩さがる」は最高の威力を発揮するものでございます。
『3問進んで、2問前に戻って解き直す。』
重層的な問題演習になることでございます。
しかし、言うは難し、行うも難しでございます。
めんどくさくてやっとれん、というのが正味な話でございます。
もちろん全部の問題を、「三歩進んで 二歩さがる」でやりませう、というわけではございません。
この「三歩進んで 二歩さがる」やり方は、自分の弱点の補強にたいへん有効なのでございます。
弱点だから、できなくて・解答が遅くて当然なのでございます。じっくり取り組める心理状態なのでございます。
とにかく徹底してこなしたいときには、水前寺清子の「三百六十五歩のマーチ」を口ずさみながら、問題集と格闘するがよろしかろうと存じ上げる次第でございます。

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不完全燃焼のススメ

やる気はありすぎても、お困りなものでございます。
世の中では「やけぼっくいに火がつく」と申しますが、燃え上がってしまうと本当に、自他共に迷惑なものなのでございます。
「やけぼっくい」の被害には及びませんが、完全燃焼のお勉強も困ったコトになるのでございます。
実は、お勉強のやる気も、程々がよいのでございます。
お勉強というのは、長期戦でございます。
1日燃え切ったところで、ほかの日々をのんびり過ごしてしまうと、不合格間違いないのは自明の理でございます。
ノリに乗ったお勉強というものが、ときにはあるのでございます。
しかし、最高にノリに乗ってしまうと、明日のお勉強、あさってのお勉強に支障が出てくるのでございます。
ノリに乗るというのはめったに無いことなのに、そのめったにない状態を追い求めてしまうのでございます。
そこにあるのは、飢餓感と焦りでございます。
最高にノリに乗ってしまうと、情熱のほとんどをそこで費やしてしまうのでございます。
ノリに乗ったお勉強は、アレもできコレもでき、スラスラ解け、テキストもすっきり理解し、復習もできてしまい、計画も見直せたと獅子奮迅の行動量でございます。
しかしながら、経験上、こういうノリに乗った後、お勉強は「パタリ」と止まってしまったものでございます。
やり切ってしまうと、エネルギーが途切れてしまうことを学んだのでございます。

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お用事

急な用事は、入るものでございます。
黄金の勉強計画も、「パリにいかん?」のひと言で崩れるものでございます。
何か大きな用事やトラブル、アクシデントがひとたび発生するや、とてもじゃありませんがお勉強はお留守になるものでございます。
当然、これまでの同じようなテンポで、お勉強はできないものでございます。
余計な用事ができたのにもかかわらず、これまでと同じ質と量のお勉強がこなせるならば、おサボリしてきた証左でございますよ。
根本的な間違いというのは、お勉強というのは常に一定の分量をこなさなければならない、という妄信でございます。
「だし」1カップと聞いて、昆布・かつおだしではなく、ブイヨンを思うが如くでございます。
確かに、ブイヨンも1種のだしではございますが、そのだしで味噌汁はできないものでございます。
微妙な勘違いが、無用の焦りを生むのでございます。
わたくしが思うに、このような1種のアクシデントや用事が急に発生したときは、天が与え給う、お勉強の見直しタイム・点検期間だと考える次第でございます。
定時点検は、お勉強にも有用な概念でございます。
たとえば、これまで1時間の時間を確保できたのに、用事等で無理っぽくなったときは、10分でできること「だけ」するのでございます。
たとえば、もくじを見直す、重要語句の確認「だけ」でございます。
あーだこーだやっていると「用事」が裁けないものですから、他人様から見れば「こんなんベンキョなん?」といわれるくらい、淡白にサッササッサ、あっけなくやるものでございます。
経験上、このような超短期のお勉強のときにやったことが、意外に記憶に残り、用事終了後のお勉強に大きく資することが多いのでございます。

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