独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

1円からは数えない

当たり前のことでございます。
財布にお金がいくらあるか調べるときには、まず1万円札から数え始めることでしょう。
皆々様方は、なじみの1万円札を数十枚ほど数えてから、ほとんど使うことのない5,000円札や滅多に触れることもない1,000円札を数えだすかと存じます。
小銭の勘定でも同様かと思います。
500円玉を数え、100円玉を数え、50円、10円と数えていって最後にようやく、5円や1円を数えだすことでしょう。
大から小へ行くのが、自然でございます。
これが逆に、1円玉から数え、5円に進み、10円、100円と数えだす人は、そう居ないかと考えます。やはり、不自然でございますから。
お勉強も同様でございます。まずは、大から小でございます。
なんにも予備知識もないのに突然、テキストの細かいところまでおさえようとするなんて無茶でございます。
先ほどでいえば、1円玉から数えだすようなものでございます。
まずは、章なら章、節なら節、項なら項での重要事項・頻出事項をおさえるのが先でございます。先程の例からいえば、1万円札・5,000円札にあたるものでございます。
お勉強というのは、繰り返しが基本でございます。
ですから、1回あたりのお勉強などは6割程度の理解、良くて8割でよいのでございます。
数回の学習によってマスターするものでございます。
最初から完熟100%を目指すとどうしても、細かい1円玉知識までおさえなくてなならなくなります。
そうすると、1円・5円の小銭と万札の両方に目がいってしまいます。
気にしないといけないのは、万札でございましょう。
どころか中には、1円や5円硬貨を大事にして、万札たちを重視しなくなる人もおられるのでございます。

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暗いとしんどい

自分にとっては常識と思っていることが、そうでないときがよくあるものでございます。
先だって、友人宅に遊びに行ったことでございます。
その友人、電気系の資格を取らないといけないらしく、数年ぶりの勉強とのことでした。
愕然としたのは、部屋に入った瞬間でございます。
部屋のつくりは、よくあるワンルームマンション。独身ゆえに、テレビ・DVDもええのをもっております。
よくあるように、テレビの前に座卓がございました。冬こたつ、夏つくえという、こたつ兼用机でございます。
そこで彼は、お勉強をしていると見受けられました。こたつ机の上は、タバコの吸殻と空き缶、そしてテキストと問題集が重ねられておりました。
それを見たわたくしは「暗いナァ」と呟いたものでございます。独身者の侘しさからではございません。
照明器具が、蛍光灯だけだったからでございます。
暗い部屋ダネ、そのひと言に尽きたのでございます。
友人にこう聞いたものでございます、「勉強、疲れるやろ」と。
もちろん返ってきた答えは、イエス。ついついテレビを見てしまうだろう、と聞くと、これまたイエス。
さもありなんとの感を持った次第でございます。
お勉強で最も酷使される器官は、目玉でございます。脳みそではございません。
目が疲れると、やる気は急激になくなるものとお考えくださればと存じます。
やる気がなくなるから、ついついテレビに手が伸びるのでございます。
部屋の蛍光灯は、明るいように見えますが、文字を追うには光度が絶対的に不足している事実にお気づきくださればと存じます。
ちなみにわたくし、お勉強の机には備え付け型の照明と持ち運び可能のスタンドのふたつを、併用してございます。
照明には、多少、気をつけてございます。
部屋の蛍光灯だけの勉強なんて、スグに疲れるものでございます。
アタマが悪くなったナァ、集中力がなくなったナァ、記憶力がなくなったナァとその友人はぼやいておりましたが、原因は光量不足による目の疲労、といったところでしょう。
最近では、スタンドもグッと安くなっております。ホームセンターの照明コーナーには、こんなものまで!という届かぬところにも光をもたらす器具が所狭しと売っております。
小さなスタンドも売っておりますゆえ、勉強環境の光の問題についてもご一考くださればと存じます。

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勉強服

夏が近づいてまいりました。
日中、カラダを縛ってきたスーツを脱ぎ捨てたときの開放感はたまらないものでございます。
少しでも細くみせようと締めたベルトを緩めたときの開放感は、ホトホト、気持ちのよいものでございます。
硬い革靴を脱ぎ捨てたときの爽快感も無上でございます。
服装と気分は、深い関係がございます。
今回のススメは、お勉強中の服装をどうすればよいか、について考えたく存じます。
大半の人は、ラフな格好で机に向かっている事と存じます。
家に帰ってまで、いまさらカラダを締め付けたくないというのは、よくわかるものでございます。
多くの人が緩めのジャージ姿でのお勉強かと存じます。
簡単に申しますと、ベルトのススメでございます。
わたくしは、あるキッカケでジャージを捨てた者でございます。パジャマ姿でのお勉強を放棄した者でございます。
というのもベルトをしめるには、意外な副効果があると聞いたからでございます。
ベルトの位置は、臍下丹田の間近とのこと。ベルトは丹田のツボを刺激し、気持ちを引き締め、集中力アップの一助に役立っているのでございます。
それだけなら、わたくしはもともとが疑い深い性質でございます。「フーン」で終わったことでしょう。
しかしベルトには、腹筋刺激作用があると聞いたのでございます。
ベルトを締める事は、腹筋への刺激になっており、これ以上おなかが出ないようにしているのです。
ナルホド!と唸ったわたくしでございます。「ベルトを締めれば、腹筋引き締め効果と勉強効果もあるのか」と。
それ以降は、家に居るとはいえ、キチンとしたズボンなりジーンズなりをはき、ベルトを締めるようになったわたくしでございます。ジャージなど、腹筋の前に投げ捨てられてのでございます。
あれほど愛用していたジャージの下もいまやたんすの中で眠っております。
基本的に服装なんてどうでもよいものではございますが、ベルト着用だと意外に腰を落ち着けて机に向かえるようになったかしらん、と思うわたくしでございます。
おなかが気になるような方は、ゆるゆるのジャージは脱いで、キチンとしたベルト付ズボンに着替えるようお勧め致します。
気持ちも引き締め、お腹を引き締め、これ以上無様なおなかにならないように、ベルトで一石二鳥を狙いたいものでございます。

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