独学では、2冊も3冊もテキストを買い込んだりしないのでございます。問題集もできるだけ吟味して、少なくするようにするものでございます。
ご理解いただきたいのは、テキストや問題集というのは、1冊でさえマスターするのは、容易ならざる時間がかかるものでございます。
結果的に数冊もの問題集をやることになりますが、1冊1冊をマスターしてからの追加投入であることをご理解いただければと存じます。
テキストなんてものは、よほどのことが無い限り、1冊で終わるものでございます。
わたくしは、基本情報技術者試験で複数冊のテキストを利用してみました。
あまりにも情報処理について疎かったので、基本テキストと応用テキストという風に、2冊準備してみたのでございます。
しかし結局は、1冊のテキストだけをよく使うことになりました。テキストというのは、複数冊用意しても使えないものだと痛感した次第でございます。
テキストはアレコレ買い込むよりも、基本的でしっかりしたものを1冊買い、足りない部分は読書で補うのがやはり1番かな、と思った次第でございます。
アレコレと買いこんでも、結局はアスピリンが如き精神安定剤にしかならないものなのでございます。
「テキストは1冊で良い」−独学の原則を、我ながら再確認した次第でございます。
さて、テキストは1冊で良い反面、問題集はその性質から、複数冊をやらねばならなくなります。
基本的に解きっぱなしで済まされる問題というのは、ぶっちゃけ、本試験しかないものでございます。
問題というのは、解いたら復習し、そして再び解き直し、なおかつ時間を置いてもう1回繰り返し、そしてさらに複数回の演習をしてこそ、ようやく自分の実力となるものでございます。
こうして何回も演習と復習を繰り返した問題から、自分の勉強の核(コア)となっていき、自信と変わっていくのでございます。
繰り返したものが、自分の勉強の原点でございます。
それがあるかないかで、本試験のいうプレッシャーの強い時間が大きく変わってまいります。
本試験で不安に陥ったり、落ち着かなくなったときに復活するのは、ひとえにこれまでつちかってきた自信の大きさでございます。
実力アップだけではない効能を有しているのが、繰り返しの演習なのです。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年10月30日 9:31 AM |
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本試験では、難しい問題を解けたからといって合格するものではございません。
難しいからといって、余分に点数をくれるものではないのです。ほとんどの問題で配点は、同じ点が設定されています。
また、高めの配点があるといっても、そうそう、3倍4倍10倍もくれるものではありません。
試験問題は1分で解ける問題と、30分かけても解けるかどうかわからない問題の配点は、そんなに変わらないのです。
もちろん試験によっては、点数の差を設けているかもしれませんが、試験のセオリーからいいますと、スグに解ける問題で点数を稼ぐのが常道でございます。
まず確認しておきたいことがあります。
資格試験で合格するには、基本的な問題集をしっかりやり、テキストを何度も熟読し、過去問をみっちり解いておくことです。
そうすれば、最低限、合格できる実力を身につけることができます。
本試験という前線で、戦えることはできる、戦線は維持できるようになるのでございます。
逆に、そこまでやっていないなら、戦うことすら難しくなるというわけでございます。
それでは、なぜわざわざハイレベル問題集といった応用演習をやる人がいるのでしょうか。
それは、様々な種類の問題に触れるためなのでございます。
問題を解く練習のため、どんどん新しい問題に触れていくのでございます。
本試験でどんなトンチンカンな出題がなされても、解答できるようにするためなのでございます。
本試験で問われることは、テキスト・過去問レベルの基本的ななことですが、出題の仕方は一筋縄ではいかないということです。
難しいことに挑戦するのは、研究の職にある方々でございまして、われわれのお仕事ではないのでございまよ。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年10月29日 10:25 AM |
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すごろくという遊びがございます。
さいころを振って自分の駒を動かしていき、ゴールまで進む昔ながらのゲームでございます。
すごろくには、振り出しに戻るという、ぶっちゃけ大どんでん返しがあるものでございます。
そのマス目に自分の駒がたどり着いたときは、災難としか言いようがありません。
しかし、愚痴っても仕様がなく、また再びさいころを振り続けるしかないものでございます。
わたくし、なぜかこの「振り出しに戻る」によくあたったものでございます。吸い込まれるように、自分の持ち駒はそのマス目に入っていったものでございます。
振り出しに戻る、のマス目は大概、ゴール直前のマスにおかれており、実にいやなものでありました。
というのも、ゲームの途中ではいい感じで進んでいても、最後のどんでん返しに大概、駒が進んでしまい、これまでやってきたことはなんだったのかと、臍をかむことが多かったのでございます。
幼少の頃は、なぜこんな効果のマスを作ったのか作者の頭をいぶかしく思ったものでございます。
しかし、振り出しに戻る、は実にまっとうなマス目なのだと思うようになったのでございます。
人生にもすごろくの「振り出しに戻る」が多いなぁ、と思うようになったのはつい昨今でございます。
うまくいっているようで、実は目の前のマス目には、「振り出しに戻る」のがいかに多いか、理解しているつもりでございます。
また、振り出しに戻ってもいいではないかと思うようになったのも最近でございます。
もう、小手先の対処じゃできなくなったときなど、ぱっと最初から、1からやり直せばいいではないか、と思えるようになったのでございます。
慣れたら、最初からやり直すのもそう悪くはない、と思うようになったのでございます。
さて、試験の結果によっては、お勉強でも「振り出しに戻ら」なくてならないときがあるものでございます。
ただ、悲嘆しなくても良いのは、お勉強だと振り出しに戻っても、これからは使うさいころが倍になったと思えば良いのでございます。
これまでのお勉強は、無駄にはなっていないのでございます。
お勉強を再開してもさっささっさと、試験勉強を進めることができましょう。
スタートに戻ったら、ワシワシ進んでいかないといけないのです。
ぐちぐち愚痴る前に、また愚痴りそうになったら、これからはさいころをふたつみっつ使って進んでいくのだと思って頂ければと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年10月26日 11:42 AM |
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