人間というのは、目標や目的がないと、どうにも動いていけないものでございます。
勉強しよう、といっても、何を勉強すればいいのかわからなければ、やる気は回転したままとなるのでございます。
あたかも、ギアがニュートラルに入ったままアクセルを踏むが如しで、少しも何にも進んでいかないのでございます。
さてそれでは、試験勉強では何を目標にしていけばよいかというわけでございます。
「合格!」といえば、目標らしく聞こえますが、さてじゃあ、何をしていけばいいのとなると実に曖昧なのでございます。
「合格!」は、看板にはなるかもしれませんが、目標にはならないものでございます。
目標とは行動に繋がっていくものなのでございます。行動に繋がらないものは、もはや目標ではないのでございます。
アホな企業ほど、わけのワカラナイ標語や、会社の目標、ミッションステイトメントを大量に生産しております。愚かとしかいいようがありません。
会社の心臓部分までコンサル任せかと、罵りたくなるものでございます。現場を知るなら、そんな真空パックの入ったような奇麗事を並べられないだろう、と。
皆様には標語だけ挙げて何もしないという、愚かな真似はした欲しくないと心から思う次第でございます。
さてでは、試験勉強で何を目標にすべきか考えたいと思います。
ま、考える必要はないです。「3回やればいい」のです。
とりあえず、3回を目標にしてください。何でも3回です。
テキストは3回読む、問題集は3回解く、過去問は3回繰り返す、プリント資料の類も3回、模試も3回、用語集、暗記カードも3回するのでございます。
間違いを犯す事を恐れずにいえば、どんな人でもテキストを3回精読し、問題集を3回繰り返し、過去問も3回以上解き、模試その他の問題集も3回解き終えた状態に到れば、合格できる最低限度の実力を備えたといえるのです。
完全な合格ラインとはいえませんが、運がよければ合格席に滑り込める状態に、自分をもっていけるということです。
この「3回」という数字は、試験によって変わってきますが、試験の実情や試験問題との相性が判明するまでは、とりあえず、「3回」を目標にしておきます。
単純だし、アレコレ考えないでいいし、3回くらいならできそうだし、また実力アップの点でも、実に相性の良い数字でございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年11月1日 10:36 AM |
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体力がなければ、疲れやすく、長時間机に向かって居れません。
風邪を引いていたら、テキストの内容はひとつもアタマに入ってきません。
頭痛、腹痛、胃痛に胸焼けなど、体調不良であればやはり、お勉強はうまく行かないものでございます。
そこで、お勉強にあたっても健康が重要になってくるのでございます。
世の中にはたくさんの健康法がございます。
では、何が健康法なのかと考えますと、健康法なのではないかと思う次第でございます。
つまり、健康法を追求するのが、健康法の最たるものではないかと考える次第でございます。
答えはひとつではないということでございます。
万人に共通する健康法などなく、自分の体質にあったものを探すのが健康法なのでございます。
たとえば、わたくしは鍼灸ハリやマッサージはきらいです。おそらく、効かないことでしょうし、効きませんでした。
石原慎太郎氏のお父さんが酒の飲み過ぎを断食で調整したとの話を目にして、ならば、と思い立ち、妹とともに断食をしてみましたが、まったく空腹に耐えかねて挫折したわたくしでございます。
食を断つのは、わたくしには合わないと結論付けたものでございます。ちなみに、妹君はダイエットマスターなので実に平気な顔をしておりました。
さて、とはいえ、カラダを動かす運動のある健康法は、わたくしの性にあっているらしく、スクワットやらストレッチ、週に1度のプール、散歩などは実に長く続いているのでございます。
最近は、単に腕を前と後ろに振る、ぶらぶら運動の存在を知り、実践しているところでございます。
実に簡単な健康法でありまして、立って両手を後ろに振り、反動で腕を前にやる、ただこれを繰り返すだけでございます。
60歳以下で200回、60歳以上で300回、70歳で400回(以下、回数上昇は比例)すればよい、とモノの本に書いてございました。わたくしは適当に回数をこなしております。
このぶらぶら運動健康法の効果は、血行がよくなり、記憶力思考力が増す、視力がよくなる、骨格の修正、猫背の矯正などの効果があるとのことでございます。
手前味噌でございますが、この運動を始めると、肩を前と後ろに振って凝りが取れるのか、肩の重みが軽くなった気がするものでございます。
わたくしは、思い込みが激しいといわれるので、単に勘違いかもしれませんが、新しい健康法を試してなんとも違う風に毎日が味わえるというのが、実に良い健康なのではないかと思う次第でございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年10月31日 9:36 AM |
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独学では、2冊も3冊もテキストを買い込んだりしないのでございます。問題集もできるだけ吟味して、少なくするようにするものでございます。
ご理解いただきたいのは、テキストや問題集というのは、1冊でさえマスターするのは、容易ならざる時間がかかるものでございます。
結果的に数冊もの問題集をやることになりますが、1冊1冊をマスターしてからの追加投入であることをご理解いただければと存じます。
テキストなんてものは、よほどのことが無い限り、1冊で終わるものでございます。
わたくしは、基本情報技術者試験で複数冊のテキストを利用してみました。
あまりにも情報処理について疎かったので、基本テキストと応用テキストという風に、2冊準備してみたのでございます。
しかし結局は、1冊のテキストだけをよく使うことになりました。テキストというのは、複数冊用意しても使えないものだと痛感した次第でございます。
テキストはアレコレ買い込むよりも、基本的でしっかりしたものを1冊買い、足りない部分は読書で補うのがやはり1番かな、と思った次第でございます。
アレコレと買いこんでも、結局はアスピリンが如き精神安定剤にしかならないものなのでございます。
「テキストは1冊で良い」−独学の原則を、我ながら再確認した次第でございます。
さて、テキストは1冊で良い反面、問題集はその性質から、複数冊をやらねばならなくなります。
基本的に解きっぱなしで済まされる問題というのは、ぶっちゃけ、本試験しかないものでございます。
問題というのは、解いたら復習し、そして再び解き直し、なおかつ時間を置いてもう1回繰り返し、そしてさらに複数回の演習をしてこそ、ようやく自分の実力となるものでございます。
こうして何回も演習と復習を繰り返した問題から、自分の勉強の核(コア)となっていき、自信と変わっていくのでございます。
繰り返したものが、自分の勉強の原点でございます。
それがあるかないかで、本試験のいうプレッシャーの強い時間が大きく変わってまいります。
本試験で不安に陥ったり、落ち着かなくなったときに復活するのは、ひとえにこれまでつちかってきた自信の大きさでございます。
実力アップだけではない効能を有しているのが、繰り返しの演習なのです。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年10月30日 9:31 AM |
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