独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

腕振り体操効果報告−33

本日のススメは、恒例となりました腕振り体操の雑記でございます。
お目汚しの程、ご了承くださればと存じます。
さて、お勉強に限らず、多くのことは、時間さえかけてゆっくり焦らずやっていけば、できるようになるものでございます。
落ち着いて、目の前のことだけに集中して取り組めば、大方のことはすんなりいくものでございます。
うまくいくようになってから、効率化と更なるスピードアップを図ればよいのでございます。
いざ!お勉強というときには、先を見過ぎたり、時間に急いたりなど、お勉強以外のほかごとを気にしてはいけないのでございます。
気もそぞろであれば、何をやってもうまくいかないもの。
(この時間までに済ませないと!)という発想は、事務やら雑用やらには、適った考え方なのでございます。
5分後にやろうが5時間後にやろうが結果は同じなのですから、さっさとまとめてやってしまったほうが、時間の節約・労力のセーブになるものでございます。
しかし、お勉強というのはそういった類ではなく、さっさと終えたらそれでお仕舞いというわけには行かない性質なのでございます。
ゆっくりやるべきことは、ゆっくりやる。
落ち着くべきときは、心底落ち着く。
お勉強では、こうした前準備が大切になるのでございます。
これまでを思い返していただきたく存じます。
慌ててやったお勉強に、いかほどの効果があったでしょうか。やっつけ仕事で済ませたお勉強は、どのくらい頭に残っているでしょうか。
それほど、思ったよりも効はないのでございます。
2〜3日か、1週間ほど、実地に実験をしてみてください。落ち着いてからのお勉強と、どたばたしたままのお勉強のどちらに効果があったかを。
いかに落ち着くことが大切か、作業の要になるか、ご理解いただけるかと存じます。
さて、ようやく腕振り体操でございます。
わたくしは、ゆっくり落ち着いてやらなければいけないのに、何か時間に追われているときは、敢えて時間をとって腕振りを100回ほどしております。
転ばぬ先の杖と申しますか、なんだか心が上ずっているときに腕振りを行うと、すっと作業に入れる感がいたします。
あたふたやっても、どうせあとでやり直して余計な時間を食うものである、そう思って腕を振っております。
やったつもりで終わる、そうした無駄な時間を、腕振りで取り戻していきたく存じます。

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取りかかり

さあ、はじめようと思っても、そうは行かないのが人の世の習いでございます。
お勉強においても、やろうと思っただけで、急にテキストや問題集などを読んだり解いたりできるものではありません。
わたくしたちの実力というのは、完成に向けて徐々に育っていくのでございます。
さあやるぞ!さあできないと!と考えるのは、早急過ぎる話でございます。
だんだん、できるようになっていくのが、お勉強の実力というものでございます。
ですから、お勉強序盤でやるべきことは、ひたすらな学習よりも、お勉強に取り掛かるための計画を立てることでございます。
本格的なものでなくても結構でございます。
あの日までには、こーしてあーしていこう、と考えておくのが、本学習の前作業でございます。
今週までには、1章を終わらせておこう。そのためには、1日あたり○ページ程度は進めないといけないな、などといった見当をつけてから、ばりばりとお勉強に着手するのでございます。
もちろん、学習計画を立てても、不完全なもので終わります。
時間の齟齬やカリキュラムの配分ミスもあっておかしなことはありません。
たくさんの時間を取らねば到底できない単元なのに、短めの時間しか見ておらず理解に苦しむといった、多くの問題が噴出することでしょう。
しかし、それでも、計画なしの暗夜航路で進むより、不完全な計画であっても見通しや見当をつけて進む方が効率的なのでございます。
新章に入るなど、お勉強にある程度の区切りが付いたときでも同様でございます。
まずは、ざっと何をどうこうするかを調べて、見通しを立てておくことでございます。
こうした見通しや見当をつける作業は、無駄のように、徒労のように見えますが、さにあらずでございます。
やる気というのは、恋のように華やいで見えても、あっという間に燃え尽きる、束の間の夢話なのでございます。
元気があるときは、見知らぬ道でも気にならず、どんどん歩いていけますが、疲れたときなどは、知っている道ですら億劫でございます。
やる気というのは、すぐに燃え上がって、明日か遅くてもあさってには、いまの燃えるようなやる気など灰となっているのでございます。
目先のやる気に引きずられてお勉強を進めていくと、あっという間にやる気は消え去り、途端にお勉強がやりにくく、したくなくなるのでございます。
多少でも先の見当が付いていれば、やる気が落ち込んだときでも、お勉強に着手することが可能でございます。
お勉強は、やる気やる気といいますが、すべてではないことをご理解いただければと存じます。
やる気だけでは、お勉強は続かないのでございます。

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細かく分けて

ケーキやピザは、丸ごと食べられるでしょうか。
数十センチはある、あの円周の物体を徒手空拳で、手づかみでわしわしと食べるのも、まあ、ひとつの夢ではあるかと存じます。
手の平をクリームで、バターで、油で、チーズでべとべとにするのも、結構なことではございます。
しかし、ほとんどの人は、ナイフとフォークで切り分けて、御相伴いただくかと存じます。
正直な話、やってみればわかりますが、丸ごと食べるのはきゅうりか林檎くらいが関の山でございます。
いや、「食べれられる」のは、野菜か果物まででありまして、ケーキやタルト、ピザやBIGポテチ、食パン一斤などは、取り分けないとおいしくいただけないのでございます。
欲張って丸ごと食べようとしても、15分後には、飽満感と嫌なゲップが出るばかりでございます。
基本的に、口と胃袋は限られたものなのでありますから、小分けして少しづつ食べたほうが、味わい・消化ともによろしいのでございます。
さて、お勉強も同様でありまして、勉強内容を分けて細分化することが大切でございます。
あたかも、ケーキ丸ごとに食い付くかのように、お勉強をしていないかを、御省察くださればと存じます。
難しいこと、わからないこと、理解できないところを、通常のお勉強のペースで進めていないかということでございます。
調子をゆっくり目に変えるだけで、問題の解決が見えるかもしれないのに、なぜか、愚直に「1日○ページのノルマだから」といって、悪戦苦闘をしておられる方がいるかと存じます。
うまくいっていないときは、学習量や進める速さを減らしてやっていけばよいのでございます。
たとえば、テキストの難しいところであれば、1ページ、半ページづつ読み進めます。
それでもわからなければ、もっと量を減らして、5行、10行づつ、細かいところまで意を払って読み進めます。
それでも、それもでわからなければ、10文字づつなら、読み進めることができるでしょう。
しかも、掘り込まんばかりに、時間をかけて文字を追っていけば、理解に至る可能性も高くなります。
どんな長ったらしい文章でも数文字ずつなら、読み進めることができるもの。
わたくしたちは、一時に多くはできなくても、少しを何回もすることならできるのでございます。
手に負えないことは、しっかり取り分けて、自分の力量の範囲内からの解消を目指すのが賢明かと存じます。

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