独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

令和5年度以前に第2種電気工事士の技能に落ちたが、令和6年度以降の試験に再受験を考えている方に

以下の記事は、初めて第2種電気工事士を受験する新規受験組の人には意味のない内容です。読み飛ばしてください。以下の内容は、技能の受験経験のある人向けです。

さて、第2種電気工事士の技能試験ですが、令和6年度に、候補問題に「2個(実質1個)」の変更がありました。

候補問題のNo.3とNo.13に「接地極付きコンセント(一口)にアース線を付ける」作業が新規に追加されています。

参考:令和6年度 候補問題 第3問:タイムスイッチ(TS)

参考:令和6年度 候補問題 第13問:自動点滅器(A)

当該改定ですが、結論から言うと、令和6年度に再受験を予定の方は、テキスト・工具・器具材料を買い替える必要はありません。

お手持ちの過去に使ったものを再利用すればいいです。使って減ったケーブルのみを、新規追加すればいいでしょう。

参考:技能 教材買い替え

EETで代用する

 

買い替えが無用の理由は、新しく追加された「接地極付きコンセント(一口)にアース線を付ける」作業は、旧教材セットに入っている「EET(接地端子付き接地極付きコンセント)」でも、代用できるからです

接地極付きコンセント(一口)にアース線を付ける」作業ですが、緑のIV線を、アースの方に差し込むだけのカンタンなものです。

実際問題、EETで行うアース線の作業と“同じ”です。

よって、令和6年度のNo.3とNo.13の問題を作るときは、NO.9のEETを持ってきて、「接地極付きコンセント」の代用をすればいい、ってな塩梅です。

「接地極付きのコンセント」がないからといって、気に病む必要は、全くないです。

昔のセットで全然に対応可能なので、買い替えは無用です。お金を節約してください。

万全を期したい人

ただ、万全を期したい人も、おられるかと思います。

そういう人は、通販で、一口の接地極付きコンセントを買って、それで作業すればいいでしょう。250~300円前後です。

amazon参考:接地極付きコンセント(一口)

個人的には要らないかなーと思いますが、参考までに。

小勢力回路の数字の憶え方-第2種電気工事士 学科対策

「小勢力回路」の数字は、「配線図」にて、突出した出題があります。

参考:サイト内検索:小勢力回路 過去問

速攻で「1点」取れるところなので、くだらない語呂合わせや憶え方を駆使して、記憶してしまってください。

電圧:60V

小勢力回路での“最大使用電圧”は、「60V」となっています。

よって、電圧は、60V以下にしなくてはいけません。

当該「60V」がよく問われます。

憶え方ですが、「ベ・ル・チ・ャ・イ・ムの6文字」です。

小勢力回路ですが、有体に言えば、皆さんおなじみの「ベル」や「チャイム」のところが該当します。

んなもんで、「ベ・ル・チ・ャ・イ・ムの6文字」で、「60V」の「6」を押さえるってな次第です。

すぐ頭に残るかと思います。

電線の直径:0.8mmと1.2mm

次に出るのは、軟銅線の直径です。

通常は、直径「0.8mm以上」の軟銅線を使用します。

しかし、架空施設の場合は、「1.2mm以上」の電線を使用します。

憶え方は、くだらない語呂の「ゼロ戦8機で、1、2を争う」です。

ゼロ戦8機」のところは、「0」と「8」で、「0.8」に該当します。

1、2を争う」のところは、そのまんまですが、「1」と「2」を表します。

ゼロ戦8機で、1、2を争う」で、数字だけは、頭に残るかと思います。後は、小数点をポツポツと入れるだけ、ってな次第です。

まとめ

本試験では、上記3つの数字うち、「60V」と「0.8mm以上」がよく問われます。

この2つだけでも、押えておきましょう。ホント、これだけ「1点」です。

こういうとアレですが、架空施設の「1.2mm以上」は、あんまり出ないです。面倒ならパスでもいいです。

電線を接続する工具のまとめ‐第2種電気工事士 学科対策

「電線を接続する工具」ですが、「写真鑑別」で問われる定番の工具です。

以前は、リングスリーブ用の工具さえ憶えていたらOKだったのですが、試験問題の「難化」を受けて、これ以外の工具も、選択肢に登場しています。

以下に試験に出る工具をまとめています。最低でも、赤・青・黄の違いは、押えておきましょう。

黄色‐リングスリーブ用圧着工具

試験に最も出るのが、「取っ手が黄色のリングスリーブ用圧着工具」です。

最頻出な理由は、技能でしこたま使うからです。

当該工具は、その名の通り、リングスリーブの接続に用います。

リングスリーブは、以下の…、

…となっています。

当該リングスリーブ用圧着工具は、ほぼ毎回、試験に出ると踏んでおいてください。

黄・・・リングスリーブ」と、ガチで押えておきましょう。

当該工具は、どのみち、技能でも使うので、実物で憶えるのが一番かと思います。

参考:技能試験の教材

赤色‐圧着端子用圧着工具

次に見ていくのは、「圧着端子用圧着工具」ですが、「写真鑑別」の選択肢の1つとして、よく出ます。

チェックポイントは、取っ手が赤色のところです。

当該圧着端子用圧着工具は、「圧着端子」の接続に使用され、その姿形は…、

…となっています。

当該圧着端子ですが、出題実績があります。

16問‐R1下期筆記」で、出題されています。

過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、圧着端子の形と、その工具の「赤・・・圧着端子用圧着工具」を、押さえておきましょう。

青色‐絶縁被膜付き圧着端子用圧着工具

次に見るのは、「絶縁被膜付き圧着端子用圧着工具」です。

これも、「写真鑑別」の選択肢の1つとして出ます。

チェックポイントは、取っ手が青色のところです。

当該工具は、「絶縁被膜付き圧着端子」に使用し、これは…、

…となっています。

試験的なことを言うと、「絶縁被膜付き圧着端子用圧着工具」は、選択肢の1つ、しかも、ハズレ選択肢の1つくらいにしか、出題されていません。

こういうのもあるくらいに、ざっくり見ておけばいいでしょう。

んで、「絶縁被膜付き圧着端子」も、試験でほとんど見ないので、その姿形をざっくり押さえて、(これも圧着端子なんだー)くらいに、押えておけばいいでしょう。

amazon参考:絶縁被膜付き圧着端子用圧着工具

amazon参考:絶縁被膜付き圧着端子

個人的には、「取っ手が青の工具は、リングスリーブの接続には使用しない」くらいに、認識しておけばいいかと思います。

赤と青の「違い」-補足

当該赤と青の圧着工具ですが、ややこしいです。こんがらがります。

整理すると…、

両方とも、圧着端子に使用。

赤の方は、裸の圧着端子。

青の方は、絶縁被膜付きの圧着端子。

…と、なっています。

何かと出るようになっているので、押えておきましょう。

手動油圧式圧着工具

次に、「手動油圧式圧着工具」ですが、「18問‐R3上期午前筆記の過去問と解説」で出題されています。

過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、押えておきましょう。

当該手動油圧式圧着工具は、「圧着端子に太い電線を圧着接続する。圧着スリーブで太い電線を圧着接続する。」ものです。

圧着端子は、先に見たものと同形です。

んで、圧着スリーブは…、

…という形です。

手動油圧式圧縮工具

当該「手動油圧式圧縮工具」ですが、あまり、試験には出ません。

選択肢の1つに出るくらいです。

先の工具との違いは、まずもって、「名前」です。

・手動油圧式圧“”工具

・手動油圧式圧“”工具

1文字しか違わないため、圧着と圧縮で、実に、混同しやすいです。整理して押えましょう。

工具の先っぽがゴッツいので、これで「圧縮」と、認識するといいでしょう。

さて、当該手動油圧式圧縮工具ですが、これは、その名の通り、「圧縮接続に用いる。圧縮端子を取り付ける」となっています。

圧縮端子ですが、いくつか種類があって…、

…となっています。

あまり試験には出ませんが、選択肢の1つに出ることは出ます。

以上、接続に用いる工具のまとめでした。

あまり出ないものは、このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、押えればいいでしょう。