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第7問:許容電流と電流減少係数:電気理論‐平成28年後期筆記‐第2種電気工事士の過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

難易度は「ふつう」。ぜんぶで8問出題される電気理論のなかでは、文系ド素人でも解ける数少ない問題である。本問は、許容電流と電流減少係数の問題である。計算するのは少しで、要は、「絶縁電線の許容電流の表」を憶えておけば解ける。平成28年の後期の筆記試験の第7問の過去問を解説。文系ド素人や独学者向け。

第7問は、「許容電流と電流減少係数」を問う問題です。

一口で言えば、「絶縁電線の許容電流の表」を憶えておけば解ける、です。

その表とは、テキストでお馴染みの…、


…です。

問題文の設定を、当該表に当てはめて、計算すれば、答えが出ます。

ホント、この表を憶えるだけです。

なお、当該「許容電流と電流減少係数」は、第2問のような「電気抵抗」の問題にも使えるので、「一石二鳥」で、憶える価値はあります。

説明

本問は「2.0mm」の電線を、「4本」収めて施設する、とあります。

先の表の直径「2.0mm」に当たると、許容電流は「35A」となっています。

当該「35A」に、問題文中にある「電流減少係数」の「0.63」を掛けると、「22.05A」となります。

んで、テキストにも書かれていますが、「許容電流を求める場合は、小数点以下第一位を、世に珍しい“7捨8入”」します。

んなもんで、最終的な数字は「22A」で、答えは「ロ」となります。

まとめ

本問のメインテーマ「許容電流と電流減少係数」でやるべきことは、2つあります。

まず、先述したように、「絶縁電線の許容電流の表」を憶えることが1つです。

再掲:絶縁電線の許容電流の表

2つ目は、具体的な「電流減少係数」を憶えることです。

本問では、ご丁寧に「電流減少係数」の「0.63」が載っていますが、過去問では、当該「電流減少係数」の数字をズバリ、問うています。

たとえば、「3本収めたときの電流減少係数は?」とか「5本入れたときの電流減少係数は?」といった塩梅です。

電流減少係数は、「3本以下・・・0.70」「4本・・・0.63」「5本または6本・・・0.56」となっています。

この数字も、ガチで暗記しておくべきです。

また、先述したように、独自の「切り上げ・切り捨て」も要注意です。ピンポイントで「“7捨8入”」を聞いてくるので、きっちり憶えておきます。

本問は、文系ド素人が取れる数少ない電気理論の問題です。きちんと憶えて、必ず解けるようになっておきます。

なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。

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