独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

2016年度・2電工技能試験・候補問題‐No.5の攻略ポイント(文系ド素人向け)‐2つに分けて考える・端子台練習

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

第2種電気工事士(2電工)の2016年度・技能試験の候補問題‐No.5の作業ポイント。No.5は、以下のように①と②に分けて考えると落ち着いて作業できる。残る「端子台の練習」を5回はしておけば、穏当に合格できる。ねじの締め忘れなどのケアレスミスが多いので、絶対に最後に締め直す。

2016年度・2電工技能試験・候補問題‐No.5のポイントは、「2つにわける」と「端子台の練習」です。

結論から言うと、2016年度の候補問題5は、固有部分である「端子台の接続」をしっかり練習しておけば、受かる問題です。

一見すると、コチャコチャしていて難しく感じるかもしれません。

しかし、画像のように、①と②と、ふたつに分けて考えると、スッキリします。

①は、オーソドックスな作業ばかりで、他の候補問題を練習する過程で、当該部分の作業はめきめき上達するので、問題ではありません。

強いて難解なポイントを挙げるなら…、

「スイッチ×2とコンセント×1」部分の結線は、2心ケーブルを2本使うという、あまりない形式なので、慣れてないと戸惑うことが考えられます。

当該箇所の配線図には、「VVF 1.6-2c × 2」と表記されているので、確認してみてください。

しかし、まあ、最初だけ「アレッ?」となるだけで、慣れたら、まず大丈夫です。

意識的にテキストを読んで、ケーブルと連用取付枠の組み方を、目に焼き付けておきましょう。

文系ド素人の人は、最悪、ケーブルの結線を丸暗記してください。

②は、①よりも更にカンタンです。

正直、間違えるようなところがない、という塩梅で、200Vの接地極付きコンセントも穿ったところはなく、端子台への接続も問題文に指定があります。

回路もシンプルなので、混乱も起きようがありません。

1つ1つを丁寧に施工すれば、文系ド素人でもクリアできるでしょう。

山場は端子台

本問で、念入りに練習しておかないといけないのは、「端子台」だけです。

本問では、おそらく、「配線用遮断機」と「漏電遮断機」が1つの端子台で代用されるはずです。

おそらく、多くのテキストやDVDでは、個々の作業が完了し、最後の段階で、①の回路と②の回路とを合体する手順になっています。

当該『合体』のときは、作業に慣れてないと、ケーブルがガチャガチャして、初めてのときのように、手間取ります。

あまりに手間取ると接続部分がずれてイライラしたり、果てには電線が抜けたりと、精神的に“ムカッ”とします。

イライラっとすると、ケアレスミスの温床となるのでイライラせずできるようになっておきましょう。

画像にあるように、5回は、使用済みケーブルで練習しておきましょう。

また、電線と端子台の接続も、慣れていないと時間を食います。

ケーブルの切り方・差込み方、ゴムを噛んではいけないなどの注意事項の遵守を頭に入れつつ、練習してください。

晩酌前の儀式として、使用済みケーブルを使って練習すればいいでしょう。

まあ、最初だけ手間取りますが、4~5回練習すれば、鉄壁です。

必ずやること、ねじの締め

最後の注意事項です。

本試験で本問に当たったら、試験の最後の最後で、具体的に言うと、「残りあと5分です」的なアナウンスがあったときに、端子台のねじを、ドライバーで必ず締め直してください。

くっと、ドライバーを挿して回すだけでいいです。

というのも、見直しのときに、ケーブルの皮膜が食い込んでいたり、または、露出が長すぎたりで、『微調整』をする可能性が大だからです。

この際、ねじを緩めて微調整するのですが、その際、100%ねじを締め忘れる!と思っていてください。

ねじの締め忘れは、重大欠陥で即落ちです。

最後に、必ず、ぎゅっぎゅと念のために、ねじを締めていきましょう。

おそらく、本問で不合格になる人の大半が、端子台のねじがらみだと思います。

微調整したところに意識が集中してしまうので、ついつい、「ねじ」を緩めたことを忘れるのです。

「ねじの閉め忘れ・ねじを緩めたまま」は、見直し時についついやってしまうミスなので、ここだけは気をつけてください。

蛇足ですが、施工省略の部分(青丸のところ)は、意識的に「手順化」=何をしておくかを、明白にしておきましょう。

技能試験では、「施工省略」の処置の際に、時折、「アレ?何するんだっけ?ケーブルはどう切ったっけ?皮膜は取るんだっけ?」などと、パニックに陥る可能性があります。

個人的には、練習中にこれでパニックになったことがあります。

無用な焦りはミスの元。

1ミスが重大欠陥の元。

「施工省略」は、「指定寸法+接続のための寸法」でケーブルを切るだけですが、他に「他の負荷へ」という形式もあるので、意識的に、やることを「手順化」しておきましょう。

最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介しています。

たとえば…、

ホーザン 合格クリップ」や、

ホーザン 合格ゲージ P-925」や、

ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。

絶対に必要かというとそうではありませんが、練習の「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。

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