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(要確認)野菜の公表値は洗浄除去後の数字、そして検査項目の核種

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

あらためて、確認しておきたいことがございます。

それは、食べ物の基準値についてでございます。

政府発表やマスコミ等で報道されている数値は、すべて、その野菜を洗浄後した後の値でございます。

ソースは、厚生労働省の医薬食品局食品安全部食品安全課の平成22年3月18日の事務連絡でございます。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000015ksm.html
・・・「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」に基づく検査における留意事項について」

上記、URLから手に入るPDFには、野菜などを調べる際は、埃や土に由来する放射線量を除くため、それらを流水で洗浄除去するよう、関係各位に連絡がされております。

つまり、わたくしたちが、マスメディアで見聞きしているのは、「野菜そのもの」「野菜だけ」の汚染値である、ということでございます。

つまりのつまり、わたしたちが、スーパー等で買う福島県近県産の野菜には、埃も多少の土も付いている、洗浄されていない野菜となっている次第でございます。洗っていないのですから、計れば高い数値が出るでしょう。

ですから、よくよく洗わなければなりません。もし、小さなお子さんがいるのなら、近くでは洗わないか、福島原発が沈静化するまでは、食べさせないほうが安全でしょう。

そして、気をつけないといけないのは、ヨウ素やセシウムの2つの数字だけで、判断してはいけないことでございます。

放射性物質(核種)は、この2点だけではないことを、よくよく、よくよく、憶えておかねばなりません。

福島原発周辺の土壌から、ストロンチウムとプルトニウムが検出されております。

ということは、その他の土壌にも、あって然るべきでございます。

重いから飛んでいかない、と言われておりますが、調べない限りはわからないでしょ、それが、科学的な説明でしょ、と思います。

厚生労働省は、3月の17日に「放射能汚染された食品の取り扱いについて」、関係各位に、飲食物摂取制限の指示を与えております。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e.html

上記ページからPDFを見れば、ヨウ素やセシウム以外、ストロンチウムとプルトニウムの規制値が掲載されております。

ということは、、ヨウ素やセシウム以外の放射性物質が「ある」わけでございます。

これまで、ヨウ素やセシウムのみしか報道されていないのは、残り2つを調べていないか、調べさせていないか、公表していないか、つまり、情報を隠していることが考えられます。

調べるのに時間がかかるのであれば、ヨウ素やセシウムが基準値以下だからといっても、安全などといえないでしょう。残り2つの核種が明らかになって、行政的に「安全」といえるからでございます。

「パニックが恐ろしかった」といって、レベル7の事実を公表しなかった政府ですから、食品についても、多くの疑惑がございます。

また、子を持つ親としては、疑惑と不信を持って当然であるかと思います。

健康に被害はなくとも、ストロンチウム入り、プルトニウム付きの野菜など、食べさせないのが安全でございます。食べたい人だけ食べて欲しい。

まず、野菜を買う際は、産地を確かめ、PDFにある4つの基準値(ウランがストロンチウムか?)がはっきり明示されていない限りは、買うべきではありません。ないのなら、はっきりと「ない」「ゼロ」と表記すべきでしょう。

現実的には、福島近県産の野菜は、数値がはっきりするまで買わず、北海道、関西・四国・中国・九州産の野菜を買う、または、アメリカ産・カナダ産の冷凍ブロッコリーやミックスベジタブル、タイ産のインゲンなどを買って、凌ぐのが賢明であろうかと存じます。

製造年月日をきっちりと見て、野菜ジュースを買い込んでおくのも賢明かと思います。

安全というのならば、厚生労働省の指示する4つの核種を一刻も早く検査し、公表してからでございます。安全が判明しない以上は、買わないのが賢明です。

外国が日本産の食品を禁輸しているのも、調べて公表していない以上は、当たり前の処置でございます。

そして、気をつけるべきは、外食や加工食品でございます。

「政府発表の安全宣言」と、もしかしたら実害レベルかもしれないのに「風評」扱いをしている報道もあり、福島近県産の野菜を使うところは数多いでしょう。

心苦しく、デリケートな問題ではあります。が、消費者としては、安全が確実にわかるまでは、慎重な選択の上に慎重な選択をなすべきでしょう。

農業の方は、自身の農地が安全であることをきっちり調べるよう、県や国に求め、そして、一刻も早く、現在の大雑把過ぎる汚染土壌地とそうでないところの線引きをするよう、働きかけるべきでございます。

そうでない限り、風評と買い控えは止まることはないでしょう。しかし、それは、子を持つ親としては、正しい行為だと考えます。

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