福島原発周辺の地下水や海水から、やばいほうのストロンチウム90(Sr-90)が検出されました。
ハワイでSr-89が検出されてるのですから、さもありなんと思いましたが、わたしたちとして、考えなくてはならないのは、魚や貝などの海産物をどう選ぶか、です。
そこで、いろいろと調べているうちに、水産学の専門家のブログを見つけました。
参考サイト:勝川俊雄 公式サイト
専門家の立場から、かなり詳しく考察されておられます。
わたしたちの知りたいストロンチウムと海産物の関係について、「何を避け、何を食べればよいか」という点で、かなり参考になるように思います。
たとえば、淡水魚は海の魚類よりSr-90の濃度に100倍の差がある、とか、骨あり・骨なし魚のストロンチウムの濃度の比較、などです。
わかめはどうなのか、エビカニ類はどうなのか、そういう痒いところに届くデータと資料に接することができます。
よくよく読めば、海産物にかかっていた「靄」が晴れて行くように思います。
また、水産庁のWebページにも、海産物ごとのヨウ素・セシウムの汚染度合いがわかります。
水産庁:http://www.jfa.maff.go.jp/j/kakou/Q_A/index.html
先の勝川さんのサイトの受け売りですが、ストロンチウムの濃度が高いものは、同様にセシウムの濃度も高いとのこと。
ならば、セシウムの濃度に着目しておけば、ストロンチウムも同時に気をつけていることになる、となるわけです。
また、ストロンチウムは健康に大きな影響を与えるも、セシウムに対して量は少ないため、時間的には後者のセシウムの方が健康への影響が大きい、と述べられています。
もちろん、ストロンチウムを摂取しないに越したことはありません。
よく知れば、疑心暗鬼で過ごさずに済みます。少なくとも、上記2つのサイトは、マスメディアの報道に比べて有用であるかと思います。
まだまだ安心できない現状です。
今後のデータの蓄積を待たなければ、わからないことは多数ですが、あらためて「まずい」状況であり、きちんと情報を洗って自衛していかねばならないように思います。
2011年6月13日 11:21 PM
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