本問は、マンション管理適正化法の管理事務の報告についての問題です。どの選択肢も定番で、基礎・基本問題です。難しくはありません。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
誤った記述です。
選択肢のいうような、交付だけでは不十分です。
管理事務の報告は、管理事務報告書を作成した上で、管理業務主任者をして、管理者等に、説明させなくてはなりません。
管理業務主任者による説明が省かれているので、誤りと言った次第です。
よって、選択肢の「1」は、「誤」と相なります。
誤った記述です。
問題文の言うように、管理組合に管理者等が“置かれていないとき”は、管理事務報告書を作成し、前もって説明会の日時・場所を掲示し、説明会を開催し、区分所有者等に対して、管理業務主任者をして、管理事務に関する報告を行ないます。
そして、当該説明会ですが、説明会の開催日の1週間前までに、説明会の開催の日時及び場所について、マンションの見やすい場所に掲示しなくてはなりません。
管理事務報告書を自分とこの事務所において、閲覧させるだけでは、その義務を果たしたとは言えません。
よって、選択肢の「2」は、「誤」と相なります。
なお、管理組合に管理者等が“置かれているとき”は、彼なり彼女に、管理事務報告書を交付し、管理業務主任者をして、説明させることになります。説明会等は無用で、区分所有者等への交付も無用となります。
誤った記述です。
たとえ、「月の会計の収入及び支出の状況に関する書面を作成し、Bの管理者に交付していた」としても、管理事務の報告における当該年度の「会計の収入及び支出の状況」を省略できるような特例はありません。
よって、選択肢の「3」は、「誤」と相なります。
なお、この種の問題は、(テキストに、こんなん、あったか~?)で考えてみてください。
こんな規定がないからこそ、テキストには載っていないのです。
また、この選択肢は、例年、そっくり出ているので、丸ごと憶えておきましょう。
正しい記述です。
管理業務主任者は、管理事務の報告の際は、求めがなくても、主任者証を提示する必要があります。
よって、選択肢の「4」は、「正」と相なります。
なお、主任者証の提示をするのは…、
関係者から請求があったとき。
重要事項を説明するとき。(求めがなくても提示する。)
管理事務の報告をするとき。(求めがなくても提示する。)
…となっています。
定番論点なので、正確に憶えておきます。
「1」は「誤」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「正」です。
本問は、「最も適切なものはどれか?」ですので…、
正解:4
…と相なります。
1問:民法‐行為能力・・・「ふつう」。
2問:民法‐代理・・・「ふつう」。
3問:民法‐時効・・・「ふつう」。
4問:民法‐共有・・・「ふつう」。
5問:民法‐請負・・・「ふつう」。
6問:民法‐相続・・・「ふつう」。
7問:標管委託契約書‐総合・・・「ふつう」。
8問:標管委託契約書‐総合・・・「ふつう」。
9問:標管委託契約書‐各論・・・「ふつう」。
10問:管理費滞納・・・「ふつう」。
11問:管理費滞納・・・「ふつう」。
12問:標準管理規約‐費用負担・・・「ふつう」。
13問:標準管理規約‐会計・・・「ふつう」。
14問:会計・仕訳・・・「ふつう」。
15問:会計・仕訳・・・「ふつう」。
16問:税務・・・「ふつう」。
17問:建築基準法‐建蔽率等・・・「ふつう」。
18問:建築基準法‐廊下階段・・・「ふつう」。
19問:エレベーター・・・「ふつう」。
20問:防水・・・「やや難」。
21問:水質基準・・・「難」。
22問:消防用設備・・・「ふつう」。
23問:耐震診断・・・「ふつう」。
24問:住宅性能表示制度・・・「ふつう」。
25問:安全点検・・・「ふつう」。
26問:消防法・・・「ふつう」。
27問:排水設備・・・「ふつう」。
28問:サッシ・・・「ふつう」。
29問:標準管理規約‐専用使用部分・・・「ふつう」。
30問:標準管理規約‐役員・・・「ふつう」。
31問:標準管理規約‐書類閲覧・・・「難」。
32問:標準管理規約‐専有部分・・・「ふつう」。
33問:区分所有法‐規約・・・「ふつう」。
34問:区分所有法‐専有部分等・・・「ふつう」。
35問:区分所有法‐立入・・・「ふつう」。
36問:区分所有法‐管理組合・・・「ふつう」。
37問:区分所有法‐保存行為・・・「ふつう」。
38問:区分所有法‐占有者・・・「ふつう」。
39問:区分所有法‐判例・・・「ふつう」。
40問:借家・・・「ふつう」。
41問:瑕疵担保責任・・・「ふつう」。
42問:消費者契約法・・・「ふつう」。
43問:不動産登記法・・・「ふつう」。
44問:各種法令・・・「ふつう」。
45問:宅建業法・・・「ふつう」。
46問:適正化法‐指針・・・「ふつう」。
47問:適正化法‐管理業・・・「ふつう」。
48問:適正化法‐事務報告・・・「ふつう」。
49問:適正化法‐分別管理・・・「難」。
50問:適正化法‐重要事項説明・・・「ふつう」。
使用教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストには、「管理業務主任者 基本テキスト」を…、
過去問には、「管理業務主任者 項目別過去7年問題集」を使えば、支障ありません。
予想問題集・模試問題集も、必要な状況です。「教材レビュー:管理業務主任者 予想問題集」を、参考にしてください。
民法が苦手で苦手で仕方のない人は、読書で凌ぎます。
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苦手な人の多い「会計・仕訳問題」ですが、テキストの数ページで理解は不可能です。
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管理業務主任者に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「管理業務主任者:ブログ記事」をばご参考ください。
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