二級ボイラー技士 過去問+解説:令和7年10月の第30問目の解説。本問は、「人工通風に用いられるファン」についての問題です。ファン(送風機、通風機)の種類が問われたのは、あんまりないです。しかし、こんな風に出題されました。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習だけはしておきましょう。選択肢で勉強しましょう。
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本問のレベルは「難」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢で勉強しましょう。選択肢を憶えましょう。
それくらいしか対策できないです。
選択肢1の「多翼形ファンは、羽根車の外周近くに、幅長で前向きの羽根を多数設けた ものである。」ですが、正しい記述です。
テキストにも載ってないかもです。
“こういうもの”として憶えるしかありません。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「多翼形ファンは、大形で重量は大きいが、効率が高い。」ですが、誤った記述です。
多翼形ファンは、風圧は低く、小容量、軽量、安価ですが、大きな動力が必要なので、効率が悪いです。
過去に出題実績があります。チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢3の「後向き形ファンは、高温、高圧及び大容量のボイラーに適する。」ですが、正しい記述です。
後向き形ファンの特徴は、「高価だが、効率が良い・動力が小さい・高温高圧高速に適当」です。 よって、大容量のボイラーに適しています。
「後向き形ファン」は、別名で「ターボ形」とも言われます。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「 ラジアル形ファンは、中央の回転軸から放射状に6~12枚の羽根を設けた ものである。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
ラジアル形ファンの特徴は、「強度が高い・磨耗腐食に強い・形状がカンタン・交換が容易・大型・重量大・設備費がかかる」です。
“こういうもの”として押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢5の「ラジアル形ファンは、形状が簡単で羽根の取替えが容易である。」ですが、正しい記述です。
これも、そのとおりの記述です。
ラジアル形ファンは、別名で「プレート形」です。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
設問は、「誤っているものはどれか?」です。
「1」は「正」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「正」です。
「4」は「正」です。
「5」は「正」です。
正解:2
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
ま、読むのがメンドウな人は…、
過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト
」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。
二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
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